群馬県安中市 切削加工の山一製作所のブログ

群馬県安中市の精密機械加工(短納期 多品種 少ロット 難削材対応)メーカー・山一製作所の社長のブログ

山一製作所の会社概要

~創造と挑戦でお客様の満足を追求します~
有限会社 山一製作所
〒379-0123群馬県安中市上間仁田194番地
TEL:027-382-0957 FAX:027-382-7458
ssato1213@hb.tp1.jp
URL http://www.yamaichi-ss.com/

ミャンマー視察旅行(完結編)

2013-03-14 06:26:03 | 日記
みなさん、こんにちは!!
群馬県安中市、切削加工の山一製作所、佐藤茂樹です。
前回に続き 報告いたします。

ミンガラドン工業団地を視察後、(昼食をはさんで)
ミャンマー市内の北オカラッパ第3小学校を見学致しました。



▲小学校建屋前でワンショット(輝く『侍』Tシャツ!)

4、5年生の児童が科学の試験中でしたが優しそうな校長先生を初めとする教職員の方々を交えディスカッションすることができました。


▲試験中なのに気をちらせて、ゴメンナサイ!!

お話の中でミャンマーの小学校就学率は98%と言う内容にホッと致しました。
『家族の学校』と言う先生方のトレーニングを新政権下では実施し指導者育成にも力をそそいでいるようでした。
国を良くするには子どもたちへの教育は不可欠、とにかくミャンマーは教育熱心な国という印象を強く感じました。
(会社経営と全く同じですね。)

▲生徒さんがのりとティッシュと白墨の粉で作った立体地図

困っている事としては
� 学校の絶対数は足りず1教室60名の児童をみている。
� JICAとUNICEFの寄贈という椅子や机も壊れてしまっているものが多くなってきた。
� 教育設備が少ない。(廃品の中から材料を探し出して再利用など)
� トイレが少ない。
などがあげられました。

(問)先生は女性ばかりですが男性の先生はいないのですか?
(答)先生のサラリーではとても生活できない。男性は違う仕事に就いてしまいます。
だから女性が多いのです。


つづいてマーケットプレイス(スーパーマーケット)を見学しました。
ヤンゴンの駐在する一般外国人が利用するスーパーマーケットです。
道路わきに点在する露店と異なり立派な安心して買い物ができる雰囲気の店構えでした。
しかし店員の多さに驚きました。平然と通路に立ち店員同士でおしゃべり、買い物する我々が避けて通るようなイメージでした。
(社員教育、しっかりせ~!!)

一度、ホテルへ戻り休憩した後、シュエダゴンパゴダ参拝へ出かけました。


▲高さ約100mの黄金のストゥーパ

シュエダゴンパゴダはヤンゴンの中心部に存在する寺院で約2500年前に建てられたとされている。
境内は高さ約100mの黄金のストゥーパを中心に60余りの仏塔が林立する空間となっています。




2月23日(土)6:00起床、8:00出発
シュピター工業団地、住金物産の縫製工場を視察に向いました。


▲住金物産�・井上様から会社説明を受けました。

最初の企業説明の時、以下に内容に納得しました。
中国との比較
ミャンマー人は1工程1人、中国人は2~3工程を1人
生産性はミャンマーを100とすると中国は200~250
競争社会の習慣がないミャンマー人の民族性よるところが大きい。


日本人はイスラム文化圏で商売は難しい。と、すると日本人が商売できるのは
ミャンマーが西の端なのでしょうか!


▲生産管理はベテランの女性が鋭い視線


▲ラインは18才~26才位の女性で固められていました。

品質に対する理解度向上は中国の方が難しかった(手を抜く)。とのこと。
ミャンマー人は教えれば素直に業務を遂行する。(反面厳しいすぎる判断をすることも)
指導者『この位、大丈夫だよ!』
作業者『いや、NGだ!!』
のような会話らしい。(笑)


11:00新ヤンゴン中央病院を視察
ヤンゴン医科大学教授 Dr.トンウォンに病院の隅々まで案内していただきました。


【Dr.の言葉を飾らず以下に並べてみました。】
国民の平均寿命は男55才 女58~60才
保健制度はなし
無料病棟⇒薬代のみ
有料病棟⇒一泊30000チャット(約3000円)  ミャンマーでは高い!!

▲しかしテレビ、エアコン、バストイレ付です。

生命保険は日本の太陽生命のみが進出
救急車はない
病気を予防する考え方が無い⇒健康診断、予防検診もない⇒病気になっても病院へ行かない⇒手遅れ状態で病院へ
それでも政府が医療のためにお金を出す気運が始まった。
日本で病院を建てかえる時など廃棄する医療機器でも充分使えるので寄付して欲しい。

▲緊急外来の看護師さん

50年前は東南アジア周辺地域ではミャンマーが医学・医術はトップだった。
その後の社会主義が足枷となり発展が遅れてしまった。



2月24日(日)8:30
市場見学
これはミャンマーの胃袋的市場で食料品、日用雑貨など売買する人々でとても活気がありました。

▲カメラを向けると屈託の無い笑顔が返ってきました。


▲口にいれたいと思う食材が見当たらなかったのは私だけでしょうか!?(ゴメンナサイ!!)


▲料理用のバナナ



12:00 ホテルをチェックアウトし空港へ

最後になってしまいましたが今回の視察旅行でたいへんお世話になった方々ご紹介致します。

▲今回の視察旅行を企画・運営していただいた久芳社長(右)と花さん(左)


▲花さんの奥さん(MYINTZUさん)


▲流暢な日本語で説明していただいたガイドさん▲JTBのツアーコンダクター栗原さん(手前)

『百聞は一見にしかず旅行』&『欲張り旅行』を地でいった内容の充実した視察旅行だったと思います。
是非、今後の経営行動に活かして行きたいです。

みなさん、本当にお疲れ様でした。
ありがとうございました。m(_ _)m


ミャンマー視察旅行(2)

2013-03-12 07:15:11 | 日記
おはようございます!!
群馬県安中市、有限会社山一製作所の佐藤茂樹です。

それでは続きはしてミンガラドン工業団地を訪問しました。


▲ヤンゴン市街中心部から北へ約20km、ヤンゴン国際空港からは車で約15分

残念ながら日本は2003~2009年の間、直接投資が無かった為(軍事政権への経済的制裁)
ミャンマーへの日本の投資額は世界で17位と完全に出遅れ中国、米国に大きく水をあけられました。

慢性的な電力不足のため、衣料・繊維と言った軽工業企業がほとんどです。
また、今後の人手不足、賃金の加速度的上昇も懸念されるところです。

中国企業の幹部(日本人)の方の言葉で印象的だったのは
『ミャンマーは今まで通り入りにくいね!!』と、言う事にしておいてもらいたい!!
と、本音がチラリ。
中国は国土も広く人の数も多いがミャンマーは・・・・・ですよね!



▲経営方針(中国語)


▲加工製品の陳列棚(加工現場は撮影禁止)



つづいて 小学校を見学に 



これが煙霧じゃあああああ!!

2013-03-11 22:54:53 | 日記
こんばんは!!
切削加工の有限会社山一製作所 佐藤茂樹です。

昨日(2013.3.10)、出っ張りの帰路で煙霧に包まれてしまいました。
時刻は14時頃、圏央道の狭山付近です。


▲これが黄砂か~あああ!?
と、思いきや夕方のニュースで『煙霧』という言葉を知りました。


▲怖くなり時速50キロ、視界は10m位です。

最近、花粉だけでなく黄砂やPM2.5なるものまで飛まくってるようで、マスク関連株上昇中!?

皆さん、気をつけましょう!!





ミャンマー視察旅行報告(1)

2013-03-07 21:38:49 | 山一製作所会社紹介
おはようございます!
群馬県安中市、(有)山一製作所の佐藤茂樹です。

CEC経営塾海外研修は2月21日~26日の日程でミャンマー視察へいってまいりました。
China plus oneというリスク回避の考え方の中、注目を浴びているミャンマーをとにかく見たくて参加いたしました。

11:15 バンコク経由でミャンマーへ出発
東京とヤンゴンの時差は2時間30分、行きは時計を進め帰りは戻します。
気温は摂氏30度以上、乾季のためカラッとしていてとてもすごし易い気候でした。
(雨季はそうはいきませんよ!!)
現地時間17:15着(日本時間は19:45)
今夜は飲んで寝るだけみたいな(笑)


▲宿泊場所、セドナ ホテル ヤンゴン(SEDONA HOTEL YANGON)



6:00起床 朝食後ホテル内を散策



▲早朝、プールで泳いでる人も・・・水着、わすれた~!?)



8:00 まずは 日本人墓地へ
ビルマ戦の時、日本人は30万人いたそうですが戦死者10万人、戦争が終わってもジャングルの中を裸足で歩くなどして破傷風など風土病で10万人死亡、日本へ帰れたのは1/3程度。
亡くなられた20万人の鎮魂の日本人墓地、○○県人会などと書かれた墓標がたくさん見うけられました。


遠い祖国を思いこの地に眠る先人たちの犠牲の上に今の日本の発展があるのです。
とても軽い気持ちでは手を合わせられませんでした。

また、この墓地を守ってくれているミャンマーの人たちが居ることも忘れてはならないことです。
ありがとうございます。



続いてミンガラドン工業団地へ