いささか旬を過ぎた話題になるけれど
先日の亀田亀田大毅選手の
「謝罪会見」なるものを見ました。
いろんな捉え方が出来るとは思うけれど
スポーツ選手としてもひとりの人間としても
たとえ18歳とはいえ、
もう少し礼の尽くし方があったのではないかと思える。
彼に限らずあの兄弟は・・・みたいな部分はあるけれど
何度か会見の様子がテレビで映し出されるのを見て
やはり違和感を覚えてならない最大の原因は
「言葉遣い」ではないでしょうか。
どう考えても自分よりもうんと年上の大人の人から
敬語を使ってインタビューされているのにもかかわらず
自分は「タメ口」
自分のキャラを全面的に出してもいい場面では
今までどおりでいくわ、ということもいいでしょうが、
ここでけじめを付けてゼロからスタートする、という言葉が
まったく真実味に欠けてしまっている言葉遣いでは
なかったでしょうか。
まだ18歳だから?
いやいや、16歳の石川遼はそんな言葉使いはしていない。
要は周りにきちんとそれを教えていく人がいないのではないか
と思ってしまう。
どんなトップのアスリートだってTPOを考えたけじめは
絶対に必要な事だと思う。
プロボクシングで世界を獲るという高い目標は
大いに結構だし、父子関係にも頭が下がる思いがします。
けれど、本当の意味でトップになるのであれば
今は今でもっといろんなことを学習した方がいいのではないか
そんな気がしてなりません。
ただちやほやと持ち上げてくれる人間だけが
自分のことを考えてくれているわけではなく
厳しい事を言ったり叱ったりしてくれる人が
彼らの周りには必要じゃないのかな、と思う次第です。
ズル賢くなるのではなく、本当の意味で
賢い人間となり成長して欲しいものです。
日本を、代表するチャンピォンになろうとするのであれば。
いいところいっぱい持ってると思うんですけどね。