やまの日々是平穏

とある通信会社勤務のやまの日常の出来事。映画、漫画、読書、音楽などなどの感想などを書いてます。

NTT電話料金値下げ

2006年12月02日 | テクノロジー関係
NTT東西、固定→携帯の通話料引き下げへ(朝日新聞) - goo ニュース

NTTが携帯電話向けの通話料を値下げするようだ。
更なる収益悪化は避けられながいが、IP電話などに顧客自体を奪われ続けている現状からするとしょうがないのだろうか

電話の競争時代からはや往く年、日本の電話代は劇的に安くなってしまった。
東京-大阪でさえ分数百円していたのが、現在はIP電話だが市内料金と同じ3分8.4円。
携帯電話向けは最後の牙城と言ったところだが、こちらも過当競争にさらされてしまって顧客を奪われ続けている。
最近だと、自宅に居ても携帯→携帯の通話が増えてしまい。固定電話以外のライバルの存在が大きい。

現在、ADSLが使えない過疎地などなどは今後、都市部との情報格差が開いていく一方だろう。
それは電話と違ってIPネットワークが全国一律のユニバーサルサービスではないからだ。
例えるなら、手紙は届けてもらえても宅急便は配達してもらえないようなものか。
今までの日本の経済構造では、都市部の利益で過疎地の赤字を埋めていくという方法がいろいろな業種で行われてきた。
ここまで、新規参入が増えたのならば、そろそろユニバーサルサービスに対する考えかとを見直したほうが良いのかもしれない。
過疎地には過疎地の料金体系があり、都市部には都市部の料金体系がある。
全国一律の料金の維持が難しい時代になってきているのだろう。

最新の画像もっと見る