東京絵の具

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町田市 茅葺屋根

2011年03月21日 | 東京多摩
鶴川街道を走っていると少しだけ見えている、こちらの茅葺屋根は
株式会社 鈴木工務店の可喜庵という暮らしのサロンとして活用されている。
サイトによると、江戸末期に建てられたものを改修しつつ存続している。

東京都町田市能ヶ谷町には白洲次郎・正子の「旧白洲邸 武相荘」の
茅葺屋根の家屋が有名であるが、同町には僅かながら茅葺屋根の
民家が存在している。特筆すべきは、古民家園として市に保存されて
いるのではなく、現住民家だということである。

時代の流れと共に消え行く茅葺の日本家屋であるが、日本には現在
約1500棟が残っているとされており、こと東京都においては極めて
貴重な存在であり、町田市という特別区近郊に近い場所で数件ほど
見られるという立地には驚いた。


鶴川街道から旧白洲邸へ向かう道路の鶴川二小入口の信号を右手に
曲がった所にある民家。この民家はタイムスリップしたような感じを
受けるほど、庭にも古い道具を置かれたりしている。


庭にももう一棟茅葺屋根の納屋が残っている。


上の茅葺屋根の民家から約300mぐらい離れたところには、違う持ち主の
茅葺屋根の民家がある。築年数の新しい新興住宅が建ち並ぶ場所の
近くにあるので、こちらも存在感が強い。家の前には自家栽培の
野菜が無人販売されているなど、田舎のよき風景を残している。

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