四国88箇所 歩き遍路 25日目

■１０／１５：晴れ、15時以降雨
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宿泊：堂山太子堂（通夜堂）

・昨日の宿：永徳寺 十夜ヶ橋（とよがはし）（通夜堂）

久々に布団で寝た。10/6以来だった。横にもう一人遍路の人がいたからか、
少し肌寒かったからか、夜中に何度か起きたが、比較的によく寝れたと思う。

松尾さん（遍路のおじさん）に、パンの耳とコーヒーを作ってもらい朝食にした。少し足りなかったので、
コンビニで購入した牛乳とオニギリ２個を食べた。お世話になった通夜堂にお参りを済ませ、十夜ヶ橋にも
お参りをした。この川には、餌付けされたコイがいるので、５０円でエサを買ってコイにも朝食をあげた。
松尾さんは年配の方で、昔はコイをよく食べたという話しをしてくれた。ただ、今の川のは無理と言っていた。
ハトも住み着いているようで、人間がコイに上げたエサを横取りしている。エサを購入する際に２００円を
川に落としてしまった。貧乏旅なのでショックだ。

遍路開始。内子の街並みも古い歴史を感じた。その後、有名な「千人宿記念大師堂」に着き、おじいさんと
おばあさん（山本さん）と話しをした。北朝鮮拉致被害者が日本に帰国した速報が入ったのと、小雨が降って
きたのであまり話しはできなかったが、１０００人も宿やうどんを接待してきた二人に会えてよかった。
うどんは泊まる人だけで、まだ１４時３０分だったので先に進んだ。一般的に、十夜ヶ橋に泊まった人は、
ここで泊まっていくコースを取る人が多いようだ。

大瀬町では、ノーベル賞を獲った大江健三郎氏の自宅前で、どこかのカメラマンに、笠を被って自宅前を
歩いてくれと言われ、何回かそのシーンを撮影した。もしかしたら、どこかの新聞か雑誌に載ったのだろうか？
お礼にと、２８０円とミカンをもらった。

堂山太子堂に着き、その前のスーパーで夕食と翌日の朝食を購入。この通夜堂は、まずお寺に参拝したあと、
奥にある公民館みたいな布団も水もテレビもある、本当に使っていいのかと思うような場所で寝ることができる。
管理者の方とは会うことができなかったが、以前泊まった遍路さんのメモもあったので泊まることにした。
テレビをつけると、生放送で北朝鮮拉致被害者の５人が記者会見をしていた。

今日はあまり休みなく歩いた。足が本当に強くなっている。かなり歩くペースが早くなっている。
遍路前は全くというほど鍛えてなかったので最初は苦労をしたが、旅の中で強くなった。
それと、左足の靴底が取れた。けっこう分厚く取れたので、今後が心配だ。