所在地:高知県香美市・徳島県三好市
備考:日本二百名山、四国百名山に選定、剣山国定公園
国指定天然記念物:「三嶺・天狗塚のミヤマクマザサ及びコメツツジ群落」
※三嶺から西熊山、天狗塚(1,812m)に至る山稜部一帯
三嶺(みうね)は、高知県と徳島県にまたがる山である。高知県では、さんれいと呼ばれる。
標高1,894メートル。高知県の最高峰。徳島県は第3位の高峰。
■登山情報
徳島県三好市東祖谷の名頃地区(標高900m)からの登山道が山頂に最も近い。
11時10分登山開始。16時25分に下山。往復で約5時間15分。山頂付近で軽食時間含む。
一般的には「約6時間」が目安とされる。上りはかなりきつい傾斜があり、けっこう休みながら登った。
※無雪期は難易度が高くはないが、厳冬期には1mほどの積雪がある。
※4~11月にかけての時期がおすすめ。 特に6月下旬~7月下旬にかけては、
山頂付近に天然記念物のコメツツジの群生を見ることができます。
10月中旬ごろは、コメツツジの紅葉が見れる。
また、三嶺周辺には三嶺ヒュッテ、オカメ小屋、白髪小屋、八丁小屋といった
山小屋や避難小屋が多くあり、これらを利用して剣山を初めとする周辺の峰へ
縦走する登山者もある。
■登山
三嶺登山口の駐車場に車を止める。
四国電力 名頃発電所
ブナなどの森。
旧登山口。ここまで徒歩約50分。昔はここまで車で一般人も行けたが、
オーバーユース対策で、登山の難易度を高くしている。私が訪れた日は、
約10組くらいがきていた感じ。一方、認知度の差もあるが剣山の駐車場はいっぱいだった。
NPO三嶺さんが森を守ってくれている。
ダケモミの丘。日本固有の樹木。モミより高所に生育。大きいものでは樹高40m、直径2mにも達する。
紅葉がすごいきれいだった。
岩場を登っていく。
剣山と次郎笈が見える。
森林限界に、ミヤマクマザサが一面に広がる。
剣山と同様に、巨石が頂上付近にいくつかある。
ほぼ頂上に池があるというのが特徴的な山。
山頂を先に目指した。
コメツツジ群落は剣山でも見られない特有の景観。国の天然記念物。
四国で最も美しい山と言われるのが分かる気がする。
山頂
三嶺に神社はなく、塔婆のようなのが祀られていた。
東に剣山系、西に西熊山を経て天狗塚へ伸びる尾根筋が望める。
三嶺ヒュッテに行くために、ミヤマクマザサの歩道を歩いた。
補強中。トイレも同様。
余談。はなおかの森。徳島では有名な建築会社が、このような取り組みをしていた。
ミミガタテンナンショウの実?
感想:1人で初めてきましたが、テープが適切に貼られていて迷うようなことはなかったです。
けっこうソロで来ている人も多く、熊よけの鈴をつけている人が多くいました。私は、鹿のグループに
何回か遭遇しました。急な坂なので、あるていど体力がないと踏破できないかもしれません。
しかし、剣山とはまた違った景観が頂上で望めるので、来れそうな方にはおすすめな山だと思います。
所持:ペットボトル2本、おにぎり2個、タオル、ジャンバー
※2023年10月18日は、山頂でも普通の長袖のみで快適にいれた。
※タオルも長袖で拭いていたので不要だった。
→上りはけっこうきつかったので、杖があったら楽だったのかなと思えた。