
所在地:徳島県那賀町沢谷
備考:国指定天然記念物
沢谷(さわだに)のタヌキノショクダイ発生地。
タヌキノショクダイは、ブラジルと日本にのみ自生し、
日本では徳島県と宮崎県と静岡県のみで確認。
陰湿の腐植土中に生じ6月下旬から8月中旬までに開花する。
ヒナノシヤクジヨウ科に属する熱帶性の腐生植物で、本指定地は
この珍奇な植物の発生地として稀有のものである。
葉緑体を持たず、全体白色。 夏、高さ1~4センチメートルの茎の頂に一花をつける。
花筒は壺形、三枝の外花被は頂部で合着する。
※近年個体数の減少により、定期巡視及び学術目的に限り立ち入りを許可し、
現在も一般公開は中止しております。那賀町 自生状況について。
参考URL:https://museum.bunmori.tokushima.jp/ogawa/note/tanukinoshokudai/index.html
※タヌキノショクダイの仲間は、海外では「fairy lantern (=妖精のランプ)」と呼ばれている。
・2023年3月には、兵庫県三田市で「コウベタヌキショウダイ」が発見されている。