信仰日記

主に教会行事案内や出来事を記録していきます。

信仰と介護

2022-08-28 | 日記
私の母は、現在103歳です。
今病院にいます。



母は92歳まで働いてお給料を頂いてました。
92歳の春に娘一家と暮らすことになりました。
それまでは川崎に一人で暮らし、新宿の教会に参拝するため電車を乗り継いでいました。

92歳で越してきた家には娘夫婦と孫がいました。
にぎやかで喜んでくれましたが、地域に知り合いが居ません。道もよくわかりません。
散歩に出るのも大変でした。
それでも地図をみながら一生懸命道を覚えました。
近くのマーケットに一人で買い物にも行けるようになって、自分が通う美容院や病院も見つけてきました。
少しづつ新しい環境に慣れてはきましたが、お話できるような知り合いを作るのは困難でした。

そこで介護保険を利用することにしました。
高齢ではありますが、心身ともに健康だった為要支援1と認定されました。

要支援になるとデイサービスを利用することが出来ます。
周1回のデーサービスに通えるようになって、とても喜んでました。
母を見ていて、高齢になってからの環境の変化は本当に大変だと思いましたが、介護制度のおかげで、
母は人との関わり合いを続けることが出来ました。
ゲームや運動、おしゃべりや歌、毎週楽しみに通ってました。
家では編み物をしたり、洗濯物をたたんでくれたり、洗い物もしてくれました。

生涯自立を願っていた母にとって、思うような老後生活ではなかったでしょうが、
常に自分ができることをみつけていく生き方でした。

子供たちにとっておばあちゃんは、時々会う存在から、いつも一緒に生活する家族になりました。
一緒に暮らし始めてから、二回孫の結婚式に参加しました。
三人のひ孫にも会えました。
毎年みんなでお誕生日やお正月を祝いました。
毎年母にとっての甥や姪(私の従妹たち)と食事会をしました。
100歳の時は、みーーーんなでお祝いしました。

最近は、デイサービスに周3回、ショートステイに周1回通っていましたが、
さすがに頑張ってやっと通ってる状態でした。
自宅での生活の面でも大変にはなってきていましたので、施設の申し込んでみると、
何故かすぐにでも入所できることになって戸惑いましたが、
中々入れない人がいる中でよかったね!と言われました。
何処に行っても適応力のある母だから、きっと施設でもマイペースでやっていくだろうと思い
入所を決めました。

そんな母が、6月の末に施設に入所して8月にコロナに感染してしまいました。
そしてコロナは陰性になったものの、それから食欲が落ちて、
全く食べなくなってしまいました。
今は病院で点滴を受けている状態です。

施設に入所するとき、しばらく会えないのは覚悟したつもりでしたが、
こんなにも早く元気がなくなって、あえなくなっていることがとてもつらいです。

コロナ禍ではなければ、施設にも会いに行けたし、
コロナ禍でなければ、病院にも行けたのに。
何もできないことがとてもつらいです。

母に会えなくなってから、毎日のように母のことを考えてる自分が居ました。
何してるかな? ご飯食べたかな? トイレ自分で行けたかな?

離れていると、過去の出来事の中での母の思いを感じました。
沢山 沢山 心配かけたんだなーーって感謝しました。
感謝して、祈らずにはおれませんでした。

母が施設に入所して逢えなくなって、
母の存在が私にとってこんなにも深いものだと知りました。

人はいつかこの世とさようならをするときが来る。
親とは、いつか別れは来るもの。
だけど、精一杯できることをしなかったら、後悔してしまいます。

そこで、自宅介護を決意しました。
殆どの人が、えーーー!って言います。
でも、家族と兄弟と介護支援があります。
早くしないと間に合わなくなると心配ですが、
神様、御神尊様、御先祖様に祈って、
少しで早く、長く、母を介護したいと思ってます。

さあ!これから準備です。
自宅介護がどんな風になるのか、記録していきたいと思います。
善隣教の信仰一筋の母を最期まで見守っていきたいと思います。
どうか皆様も見守ってください。

やります やります やります

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