100% zakka work journal

雑貨の仕事のコト、暮らしを楽しくする仕事のコトを紹介する
マツドアケミのブログです! 

雑貨とアパレルの業界の境

2008-05-30 | 雑貨のお勉強
ここ2~3年でますます目に
する機会が増えました。
アパレルショップに雑貨!

最近はデザインセンスの高い雑貨(特にキャンドル!)
のメーカーが増えましたが、話を聞くと
そのメーカーのターゲットが雑貨業界ではなくて
アパレル業界だとか。

確かに、アパレルショップに並んでいても
違和感を感じないデザイン感度の高い雑貨が
並んでいるのです。

先日、某アパレルショップから立ち上がった
新しい雑貨の会社の方と面談をしました。

商品も直営店も既に立ち上がっているのですが
カタログ一つをとっても、従来の雑貨業界に
ありがちなカタログと違うのです。

大きく違うのはコンセプトの作り方。
すごく明確です。
商品にはストーリーがあります。

そういうモノづくりのおもしろさは今後もどんどん
でてくると思います。

6月には、アパレル業界から雑貨業界に
進出した会社でキャリアを積んだ
ある女性のe-bookが「雑貨の仕事塾」から
発売になります。

モノ作りをする人は
ハンドメイドであっても、
メーカーであっても
必ず読んでほしい
必見の1冊に仕上がりました。

雑貨業界(特にメーカーアイテム)は
飽和な状態です。

今日面談をした某大手小売業の担当者の方も
「あっと驚くようなモノ」
「他で買えないモノ」
をお願いします!とダイレクトな要求が
雑貨の女王様にありました。

ニーズはまさにそれ!

雑貨はやっぱり女性が強い場所です。
女性の気持ちでモノ作りができたら
確実にヒットします。

ではどんな風に雑貨をデザインしたらいいのか?
その秘密は近日公開いたします。

お楽しみに!


ロシア雑貨のブームは関係ありません!

2008-05-28 | 雑貨屋さんで仕事をするコト
昨日、アシスタントバイヤーのS嬢と一緒に
ロシア雑貨の仕入れに行ってきました。

年に2回ロシアに買い付けにいくという
このオーナーさんはお店を初めて10年が
たつそうです。

私がこのお店とオーナーさんを知ってから
約6年。

ちょうどロシア雑貨が一部で取り上げられるように
なった頃知り合ったのですが、その頃はロシア雑貨の
店というのはめずらしかったとおもいます。

最近ではマトリョーシカも雑貨屋さんの定番になりつつ
あり、またロシアに直接に雑貨を買いにいく人も増えたよう。

一昨年くらいから昨年にかけては、イベントも各地で
行われロシア雑貨の人気もピークに達した感が
ありました。

オーナーさんの話によると
「確かにロシア雑貨を扱っている人は増えたね。
ロシアの情報も入りやすくなったからだろうけれど
現地に買い付けにいって、ネットで安く売って
ってやっている人は増えたよ。でもやめる人も
多いんだ」。

オーナーさん曰く、ロシア雑貨でもなんでもそうだけれど
腹をすえてやる人が少ないんだとか。

私もそう思います。

これが「好き」とか「こういうモノを仕入れたら
売れそう」とかいう感覚だけでは続けられません。

オーナーさんも10年やって、ロシアとのコネが
できたし、大使館の人ともつながりがあったり
日本にいながらもロシアのネットワークをきちんと
構築しています。

やった、そして、やめた。という人は
そういう努力もしない。

「可愛い」だけでは続けていけない現状というのは
あるんです。

雑貨はその国の文化も一緒に売っているようなモノ。

雰囲気だけで売れるのはブームのときだけ。
ずっと続けていこうと思ったら
それこそ腹をすえないと。

そのためにはどうしたらいいか?

自分の好きなことをしっかりと把握することです。
好きだったら続けられるし、ちょっとやそっとのことでは
負けない。そういう「好きの底力」ってものすごい
モチベーションになります。

「この物件は借りているの?」と聞くと
「退職金とあわせて950万円で買ったんだ」とのこと。
本気でやろうと思っていなかったら
この決断はなかったかと思います。

ロシアが大好きで、本当に好きで、
いつかは日本でロシア村をやってみたいというオーナー。

好きなことをとことん突き詰めて仕事ができるって
しあわせなこと!と、その笑顔をみていつも元気を
もらっています。

写真はモスクワオリンピックのマスコット
ミーシャ。
今回の買い付けの時に、ロシアの蚤の市で
みつけてミーシャグッズを買い占めたそうです。


パリだけじゃ不足!バイヤー必須雑貨見本市情報

2008-05-26 | 雑貨バイヤーの仕事
先日、いくつかの商談をしましたが、そのときに輸入業者さんと
話をしていて出てきた話題の中に「どこの国の展示会に行きますか?」
というのがありました。

私は基本的に年に2回、パリのメゾンエオブジェに出かけています。
(ちなみに今年の秋のメゾンエオブジェ開催日程は9/5~9/9だそうです)
パリの展示会を見ていて思うのですが、デザインはヨーロッパであっても
作っているのは中国、フィリピン、ネパール、インドなどアジアの国が
多いのです。

そこでそれらの展示会で直接買い付けてみてはどうだろうと
でかけた中国の展示会ではとてもではありませんが、
気に入る雑貨を見つけることはできませんでした。

デザインのセンスが違うのです。
そこでいわれたのは「全く同じものを持ってきたら同じように
作れる」ということ。ようは今は展示されていないけれどサンプルが
あれば同じに作ることができるということです。

しかし一方で以前、ガラスウェアの輸入代行会社をやっている
知人に聞いたのですが、タイやフィリピンの展示会などでは
デザインのセンスもよくそのまま日本でも店頭に並べられるだけの
商品がみつかるということ。

ちなみに商談をした輸入業者さんはフィリピン、ドイツに出かけて
いるそうです。
ドイツの展示会をみると、これはアジアのどこのメーカーが作って
いるというのがわかるそうで、ヨーロッパの展示会をチェックして
アジアで買い付けをすることが基本だとか。

そのときのポイントは同じバイヤーがアジアとヨーロッパの
両方にいけるのが一番いいということでした。

すごく興味があります。ちなみにアジアの見本市の名称は
香港ギフトプレミアム、フィリピン・マニラフェーム 
インターナショナル、タイ・バンコク国際ギフトフェアで次回は
いずれも10月開催です。

フィリピン / マニラ
Manila F.A.M.E International
2008年10月16日 ~ 2008年10月19日

香港/Mega Show Part 2
2008年10月28日 ~ 2008年10月30日
(ギフトプレミアムと一緒か別かは不明なのですが
わかり次第アップします)

タイ/バンコク
バンコク国際ギフトフェア2008
:2008年10月14日(火)~17日 (金)10:00-18:00
 一般公開日:10月18日(土)~19日(日)10:00-21:00





雑貨屋さんスタッフ失格!

2008-05-24 | 雑貨屋さんで仕事をするコト
某お店の店長と久しぶりに話をしていたら
こんな相談を受けました。

そのお店にはスタッフが数人います。
その中のひとり、とても元気がよくて明るくて
将来有望なひとりなのですが、実はその子は
時間にルーズだというのです。

5分前にはタイムカードをおして
準備をはじめなくてはいけないのですが
いつも1~2分前か駆け込みぎりぎり。

注意をしてからは気をつけているようですが
それでも1分でも遅れると忘れたふりをして
タイムカードを押さずにいるとか。

スタッフとしてというよりも
社会人として、出社時間に遅刻をする
というのは失格です。

接客も上手で、お店の仕事も丁寧にスピーディに
こなし、将来的には店長候補にもあげたいくらい
だというのに、この「時間がルーズである」ということは
自分から大きな信頼関係を壊しているようなものです。
また時間にルーズだということは自己管理ができないという
評価にもつながります。

さてでは店長としてこのスタッフにどういったら
いいでしょう?

A
「なぜ毎回遅刻をしてくるの?」

B「どうしたら遅刻がなくなると思う?」

答えはBです。

毎度のことだったらAをいいたくなると
思うのですが、「なぜ?」と問われると
「途中で具合が悪くなった」とか「時計が
壊れてしまった」などと言い訳を探します。
つまりは何の解決にもなりません。

それよりもBで質問をしたら
「目覚まし時計を増やす」とか
「時計の針を少し進めてみる」とか
その人にとっての解決策を自分で口にしてもらう
ことができます。

コーチングのスキルのひとつでもあるのですが
こういうスタッフがまわりにいたら
ぜひ一度試してみてください。



雑貨で世界旅行

2008-05-24 | イマドキ雑貨ニュース
土曜日の日課、「ナホミ知っとこ!」の番組を見ていたら
イマコレのコーナーで「雑貨で世界旅行」の特集を
やっていました。

確かに好きな国を切り口にお店をオープンされる方が
たくさんいらっしゃいますので、国を切り口に
雑貨を集めるというのは今後も増えていくと思います。

登場したお店は
チェコ雑貨が関西のチェドックザッカストアさん
(谷岡さんお久しぶりです!)
スウェーデン雑貨の奈良のディアディアさん、フレンチアンティークが
中目黒のパッセコンポゼさん、
(こちらはアンちゃんのZakka+
ショップナビでも掲載されていますよ)、リトアニアのリネンFog(こちらは
メーカーさんとしても有名ですね)、それからモロッコ雑貨のお店が
登場していました。

私の大好きな川田アナいわく
「国を切り口にした雑貨屋さんが増えているそうです」

その通り。ブラジル雑貨、ロシア雑貨なども最近では
定番になりつつあります。
好きな国に通いながらお店を持つって、私にとっても
あこがれです。