頭金なしでの住宅購入

頭金なしで家賃並みの支払いで住宅が購入できます。

こんなうたい文句でマンションなどの不動産購入を呼びかける業者がいます。

若い人はこれぞとばかりにこのような条件でローンを組む人が多いですが、非常に危険です。

特にマンションの価格下落は著しいです。
一旦住めば、中古となりその瞬間から数百万円の価値が下落します。

これは、どういうことかというと例えば２，０００万円の住宅を頭金なしで買ったとします。
そして数ヶ月でも住めば一般的に価値が下落します。
仮に１，７００万円まで下がったとします。

そして、給料が下がって住宅ローンが支払えなくなったとします。
支払いができなくなったら売って返せばいいやと考えても実際問題売却はできません。

１，７００万円でしか売れなければ住宅ローンが２，０００万円近く残ってる以上、２００万円の現金を用意しなければならないからです。

こうして売るに売れないし、住宅ローンは毎月支払わなければならないしで、サラ金等に手を出すことになりかねません。

相談予約

昨日、一宮市の多重債務相談会があり相談員として参加してきました。

毎回、１２組の相談枠が一杯になる月に一度の相談会です。

ところが、２名の方が予約を取ったにもかかわらず、相談にみえませんでした。
特に天気が悪いとこのような傾向になりがちです。

一宮市の場合、先着順のため予約の電話をしたにもかかわらず、一杯で予約が取れなかった方もみえるかと思います。

私の事務所の場合も１時間おきで予定をいれていますので同様のことがいえます。

都合が悪くなるのはやむを得ないことですが、その場合最低限事前に電話を入れるなどの対応はしていただきたいです。

ブラックリスト（新区分）

朝日新聞によると

全国新情報センター連合会は過払請求をした人の信用情報の取り扱いを変更するようです。
新たに「契約見直し」という区分を設けるようです。

信販系のシーアイシーは過払の場合は、通常の「完済」と同じ区分にしているようです。

個人事業者など資金繰りの関係でどうしても事故登録されるとまずいので、債務整理ができなかったなどという人にとっては、朗報でしょう。

個人事業主の自己破産

帝国データバンクによると、個人事業主の自己破産申し立てが、今年３月が前年の１・６倍、４月は１・８倍ということで、個人事業主の破産が増えているとのことです。
ここ何年間かは毎年自己破産の件数が減っている中でのことです。


貸金業者が貸し渋りをはじめたので、複数の業者をグルグルまわし、だましだまし返済をしていた個人事業主の破産が増えたと思われます。

今後このような影響は、個人事業主以外の債務者にも及ぶと思われます。

金利が下がるのはよいことですが、しっかりとした受け皿は必要でしょう。

また、借り入れについての需要はあるわけですから、そのあたりも低金利の融資を公的機関でまかなう等も必ず必要だと思います。

ある依頼者は、サラ金がなかったら死んでいたと言っていました。
生活に行き詰ってどこも貸してくれなくかった時に、貸してくれたのがサラ金で命拾いしたとのことでした。

サラ金には恩があるが、どうにも返済できずに整理を決意したということでした。

このあたりの需要も今後、カバーされる必要がありそうですね。

債務整理解決まで

ご依頼頂いてから解決に至るまでどのくらいの時間がかかるのか？

破産の場合は、費用を積立してもらいある程度たまってから申し立てとなります。
そして、申し立てしてから３～４ヶ月で免責が出ます。

解決までは概ね半年くらいという感じです。

再生の場合も同様に費用を積み立ててもらい、申し立てます。
申し立てから、再生計画案を提出し、認可が出るまで半年くらいです。
依頼時からでは長い方では１年近くかかることもあります。

任意整理の場合、残債務だけの場合ですと２ヶ月程度で和解は可能です。
但し、過払いが発生し、訴訟となると半年くらいかかります。

提訴してから、第１回目の期日が１～２ヵ月後に指定されます。
１回目の期日前に和解できたとしても入金はさらに１～２ヶ月後になってしまいます。
他社への残債務がある場合、その過払い金を原資として支払ったりするので、どうしても長期になってしまいます。

訴訟で、相手方が争ってくるとさらに、２回、３回と期日をかさねることになるため、さらに時間を要します。
このような事情で時間がかかるわけです。

お急ぎの皆様もこのあたりをご考慮くださいね。