株)FJネクストはこのたび、「ひとり住まいの『引っ越し事情』アンケート」の結果を発表した。首都圏(東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県)のワンルームに単身入居しており、一人暮らしを始めてから1回以上引っ越した経験のある男女を対象として、平成30年2月16~19日にインターネット調査を実施し、400人(男女200人ずつ)の有効回答を得たもの。
首都圏における単身者の部屋探し、決めるまでに見た部屋数は「3部屋」が最多
引っ越し先の部屋を決めるまでに訪問した不動産会社数(実店舗)は、「1社」(34.5%)が最も多く、次いで「2社」(27.0%)、「3社」(17.8%)の順となった。実店舗を訪問しない「0社」が14.8%を占め、「知人・友人からの紹介のほか、近年ではインターネット上の不動産情報サイトが充実しており、部屋探しの重要な手段となっていることがうかがえる」と同社では見ている。
また、引っ越し先を決めるまでに見た部屋の数は、「3部屋」(28.0%)が最も多く(図1)、次いで「5部屋」(18.0%)、「2部屋」(14.5%)の順となり、全体平均は3.56部屋※だった。「1~3部屋」の合計は51.0%と過半数を占め、「1~5部屋」の合計は80.3%と8割を超える結果となった。年代別に見ると、「0部屋」の割合は、30代では3.0%だったが20代では12.0%となり、同社では「若い世代は実際に部屋を見ずに、ネット等を巧みに利用してバーチャルで部屋を内見し、そして決めることに比較的抵抗がないようだ」としている。
※「11部屋以上」を「11」として算出
部屋を決める際に重視するポイントは「家賃」「駅からの距離」「部屋の広さ」
次の部屋を決める際に重視するポイントを複数回答で聞いたところ、最も多いのは「家賃」(74.8%)で(図2)、次いで「駅からの距離」(45.3%)、「部屋の広さ」(41.5%)の順となった。男女別に見ると、1位は男女とも「家賃」(男性78.5%、女性71.0%)だったが、「男性は『部屋の広さ』(46.0%)、『部屋の設備』(42.0%)といった部屋そのものを重視するのに対して、女性は『駅からの距離』(50.0%)、『周囲の環境』(22.5%)、『セキュリティ』(24.0%)といった立地や環境面にも気を配る傾向が見られる」結果となった。