goo blog サービス終了のお知らせ 

さくらのワルツでお散歩

まだまだ知らないことがいっぱい!
いろいろ経験したことを残していきたいです。
美味しいお店楽しいお店も見つけます  

亀の瀬の地すべり対策見学と ジェームス邸のランチ

2018年07月26日 02時38分34秒 | その他
西日本豪雨の被害、猛暑の毎日で世の中が大変な事になっていますね。
被災地の皆様やボランティアの皆様が 少しでも過ごし安い日が来ると良いのですが・・。
何とか 無事にこの夏を乗り切りたいものです。/font>

今月の俳句

石清水地蔵に揺るる小さき灯

スカートの裾を乱せる青嵐


7月16日  亀の瀬地すべり見学会に参加しました。
亀の瀬は 大阪府と奈良県の府県境で 大和川が奈良盆地から大阪平野に流れている右岸にあります。
大和川は 万葉の時代から農産物や肥料を運ぶ舟が行き来した川で、今は国道25号線、JR大和路線が並行して走る
奈良と大阪を結ぶ交通の要所です。
私が子供の頃から 亀の瀬には地滑りがあると聞いていたので 興味がありました。

亀の瀬の地滑りは 長さ1100m、幅1000m、最大厚さ約70m、推定移動土塊量は1500㎥ という大規模なもので
末端の一部が大和川の河床下を通り左岸側に乗り上げて交通路を断ったり 大和川を塞いで水害をもたらす危険性があったそうです。
それを防止するために 大規模な工事が1600年から国の直轄で始まりました。

亀の瀬の地質は 数百年前に亀の瀬の北方にあったドロコロ火山が2回にわたり噴出して、花崗岩や火山岩、堆積岩の基盤の上に
溶岩やドロコロ火山岩などが積み重なった上に 荷重の大きい厚い溶岩がのり 地殻変動等によって 大和川方向に傾斜したと考えられています。

<地滑りの対策工事として>
抑止工
 地滑りに抵抗して 一部または全体を止めるために鋼管を打って 鋼管の強度で滑りを抑止します。
 その鋼管は 最深96m、直径6・5mで10mごとに 55本打ち込まれたそうです。
   
   
         鋼管
排土工
 滑ろうとする力を取り除くため、地滑りの原因となる土砂を取り除くために 地滑り頭部の土塊を取り除く

地表水排除工
 地滑り地内に降った雨水などを地滑り地の外に出すために 集水路・排水路などを作る。

    
         排水トンネル内部

   
         (提供資料から)

  
地滑り対策工事を説明するには 私にはなかなか難しく、私の頭の中では 簡単に
地滑りの土地の周りに 大量の鋼管を打って地滑りを食い止め、地滑りしにくいように地表の土砂を排除、
集水井や排水トンネルで地下水を集めて地滑り地の外に排除する事によって 地滑りを食い止めている! と理解しました。
今は 一カ所(年間2センチの地滑り)を除いて地滑りはないそうです。

この地滑り対策工事中に 大阪 奈良間の最初の鉄道(大阪鉄道)による明治時代のトンネルの西口の一部が見つかったそうです。
トンネル内部は レンガを積み上げあげたアーチ形でした。
   
         (明治時代のトンネル)

7月16日も日射しのきつい暑い日でしたが トンネルの中はひんやりと涼しく 地中の中の大規模な対策事業を見せていただいて
とても 興味深く面白いでした。
常時公開ではないので 大和川河川事務所に連絡してから行ってください。
ちなみに ここは 春には桜の名所となります。
   


地滑りのお話が長くなったので 美味しいお話は 簡単にします。

   

やっぱり猛暑の7月19日 神戸のジェームス邸で 女性3人でランチをいただいてきました。
ジェームス邸は1934年 イギリス人の貿易商E・Wジェームスの自宅として建てられました。
今は 神戸市の指定有形文化財として活用されるようになっています。
神戸の都心から12キロ離れた塩谷町という南斜面の住宅地にありますが 
瀬戸内の海や淡路島が一望でき 水平線を遠くに、美しい庭園を眼下に見ることができる優雅な空間です。



私たちは 3500円のランチをいただきました。

  

  

メインは ローストビーフ。一瞬 薄いステーキ!と思いましたが ローストビーフカービングスタイルなので仕方ありません。
西洋わさびのソースが ほんのりとした刺激で美味しいでした。
どのお料理も美味しいでしたが いろんな素材を使ったソースが印象的でした。
  
 

 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿