僕の細道

ムカデ

朝、布団の中で目覚め、まだウトウトしているとき、
右足の指先をカサコソ触る感触があった。
「何だろう?」
と、考えるうちに、その感触は消えた。
嫁が立ち上がり、電灯を点けると、そこに百足が這いまわっていた。
「百足!」
と、嫁の叫びで、飛び起き、近くにあった雑誌で叩く。
百足は中身を出し、足が飛び散り、死んだ。
でも、頭を潰しても、なかなか動きは止めないんだよね。
とりあえず、誰も噛まれなくて良かったね。

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