僕の細道

2.ボランティアとボランティアコーディネーター、ボランティアセンターとは?

2.ボランティアとボランティアコーディネーター、名城大学ボランティアセンターとは?

1) 災害(防災)ボランティアとは?

・自発性に基づく活動、およびそれに携わる人のこと。無報酬での活動を指すことが多いが、有償の場合もあります。
・日本では古くより五人組・町内会・自治会・消防団など、地縁・血縁によって強固に結びついた相互扶助の慣習があったため、
  外部からのボランティアを広く呼びかけ、受け入れる仕組みや必要性は少なかった。しかし都市化・核家族化による人口の隔たり
  ・流動化が起きているため、有事の対応が迅速かつ的確に行える仕組みを維持することが困難になってきた。
   ボランティアは上記の状況を改善する新たな相互扶助の仕組みとして注目されている。 ボランティアに取り組むことで
   自己成長の可能性が高められるなど、人生を充実する活動の一つでもある。
・ 災害ボランティアとは、主として地震や水害、火山噴火などの災害発生時および発生後に、被災地において復旧活動や復興活動
  を行うボランティアを指す。
・ 1923年(大正12年)9月1日の関東大震災で、当時の東京帝国大学の学生が上野公園などで被災者の救援にあたった記録がある。
・ 1995年(平成7年)1月17日に発生した阪神・淡路大震災では、延べ137万7,300人のボランティアが全国から駆けつけ
  「ボランティア元年」と言う言葉を生みました。
・ 1997年(平成9年)1月「ナホトカ号」重油災害 のべ27万4,600人
・ 2000年(平成12年)6月有珠山噴火災害 のべ9,200人
・ 2000年(平成12年)9月11日「東海豪雨」 のべ19,500人ボランティア 半民半官 公設民営
・ 2004年7月13日の「新潟・福島 豪雨水害」
・ 2004年10月23日(土)「新潟・福島 中越地震」震源地の小千谷市川口町ではマグニチュードM6,8 最大震度7

【東海豪雨概要】

9月11日(月)夕方ごろから、名古屋市をはじめとする東海地方を中心とした広範囲にわたり大きな被害をもたらし、2日間の積算で降水量は多いところで600ミリ前後に上った。このため、名古屋市周辺で多数の浸水被害が生じたほか、中部地方太平洋側の広い範囲で浸水、河道護岸の損壊、崖崩れ、土石流などによる災害が発生した。この災害により、愛知県名古屋市、師勝町(現・北名古屋市)、西春町(現・北名古屋市)、豊明市、清洲町(現・清須市)、西枇杷島町(現・清須市)、新川町(現・清須市)、豊山町、半田市、刈谷市、大府市、岩倉市、美浜町、甚目寺町、大治町、東浦町、岐阜県上矢作町(現・恵那市)の17市町に災害救助法が適用された。この豪雨災害で最も着目される点としては、名古屋市周辺における浸水被害である。元々旧市街地を洪水から守る庄内川放流路としての洗い堰の向こう側に広がった名古屋市内の庄内川水系新川では、長さ100メートルにわたる破堤があったほか、愛知県内で少なくとも10ヶ所で破堤し、各地で多数の越流があった。この結果、新川流域(名古屋市西区山田地区、清洲市(当時の西春日井郡西枇杷島町・新川町など))、天白川流域(名古屋市天白区など)、境川・逢妻川流域(大府市・知立市・刈谷市・知多郡東浦町など)、名古屋市周辺で多数の浸水被害が生じた。しかし、この時に浸水被害にあった場所の多くは旧市街を洪水から守る洗い堰や遊水地であり、伊勢湾台風をはじめとする過去の水害時には必ず浸水していた、そうした地形を無視した都市化が進んだことが、被害を大きくした。消防庁によると、静岡、岐阜、愛知、三重の各県で10人が死亡し、全国で115人が重軽傷を負った。経済的被害は2700億円を超え、1959年の伊勢湾台風以来の水害となった。名古屋市営地下鉄も各地で運転見合わせが相次いだ。名城線は市役所~砂田橋の間で運転を見合わせた。開業間もない大曽根~砂田橋間も冠水。軌道が完全に水につかってしまった。桜通線も桜山~野並の間で運転見合せ。特に冠水した地域の真下を走っていた区間の一番近くの野並駅はコンコース、ホームともに30cm以上浸水する被害を受けた。また、このほかに鶴舞線の庄内緑地公園~上小田井の間も運休になり、塩釜口駅も浸水し、近くでは消防団員が一人亡くなるという不幸な出来事があった。名古屋市内を走る全ての地下鉄が全面的に運転再開を果たしたのは13日の午後以降になった。

 【新潟・福島中越地震の概要】

小千谷市、十日町市、長岡市、見附市周辺で、高齢者や子どもを中心に60名が死亡(2006年6月8日時点)、4,794名が負傷、避難した住民は、

最大で約10万3千人(10月26日)。家屋の全半壊は1万6千棟。家屋の建て方に違いがあり、阪神・淡路大震災より被害は少なかった。二次被害として積雪による家屋倒壊が相次いだ。

被災地では、エコノミー症候群、風邪、心筋梗塞、脳梗塞などの疾病が増えた。

小千谷市の観測では 10月23日(土)17:59 M5,3震度5強
                   18:03 M6,3震度5強
                     18:07 M5,7震度5強
                     18:11 M6,0震度6強
                     18:34 M6,5震度6強
                    18:36 M5,1震度5弱
                     18:57 M5,3震度5強
                     19:45 M5,7震度6弱
                     19:48 M4,4震度5弱
              10月24日(日)14:21 M5,0震度5強
              10月25日(月)00:28 M5,3震度5弱
                     06:04 M5,8震度5強
              10月27日(火)10:40 M6,1震度6弱
              11月04日(水)08:57 M5,2震度5強
              11月08日(日)11:16 M5,9震度5強
              11月10日(火)03:43 M5,3震度5弱
              12月28日(月)18:30 M5,0震度5弱

  NPO(特定非営利法人): 特定の公益的・非営利活動を行うことを目的とする法人。
               「非営利」とは、団体の構成員に収益を分配せず、主たる事業活動に充てることを意味し、
               収益をあげることを制限するものではない。2005年5月31日現在で2万を越えるNPO法人が
               存在している。問題点は、公益を担う役割を期待されているが、寄付免税などの税制優遇措置
               がないため財政面で資金繰りが困難。
               例:レスキューストックヤード、愛知ネットなど
  NGO(非政府組織):政府組織でない組織のこと。一般的には、非営利かつ非政府で公共的・公益的サービスを担う活動を
            行う組織とされている。NPOとの違いは、国内上はNPO、国際上はNGOと区分して呼称することが多い。
            例:国境なき医師団、グリンピースなど
   市民団体:市民が自らの価値観・信念・関心に基き、自分たちの生活とコミニュケーションのために良かれと思って自発的に行う、
       市民的な市民による活動。無休で活動する団体・個人もあるが、災害ボランティアのように自治体が特定の活動につきボランティアを
        募集した場合などは、高速道路の料金の免除など交通費等を、最低限の必要経費として自治体などあ支給されることもある。
        また市民活動支援施策として、自治体がそうした活動を資金的・物理的に援助することも多い。
        例:ふれ愛ネット、天白でぃぷり、災害ボラコなごや、震災がつなぐ全国ネットワークなど

2) 災害(防災)ボランティア・コーディネーターとは?

大部分が初心者であるボランティアが効率良く作業をするために、これをコーディネートするための組織
    名古屋市 「災害ボランティアコーディネーターなごや」 44名  
    守山区 「防災ボラネット守山」 30名
     港区 「名古屋みなと災害ボランティアネットワーク」 21名
     緑区  「名古屋みどり災害ボランティアネットワーク」 35名
    北区 「名古屋きた災害ボランティアネットワーク」 30名
    天白区 「天白でぃぷり」 58名
    名東区 「名東区災害ボランティアの会」 20名
     東区 「名古屋ひがし防災ボランティアネットワーク」 9名
    瑞穂区 「名古屋みなみ防災ボランティアネットワーク」 31名
    愛知県 「あいち防災リーダー会」愛知県の養成講座修了生 ⇒ 防災士会
   あいち防災カレッジを修了したのち、会の趣旨に賛同・入会して、ともに活動。毎年、カレッジ修了生が入会。現在約600名。
   名古屋ブロック72名、尾張ブロック204名、海部ブロック58名、知多ブロック107名、西三河ブロック119名、東三河ブロック30名。
   名古屋市災害ボランティア連絡協議会 平成18年7月8日発足 

3) 災害(防災)ボランティア・センターとは?

  災害発生時のボランティア活動を効率良く作業するための組織。
1.行政や公的機関が設置し運営する(公設公営)
2.災害ボランティアやNGOが設置し運営する(民設民営)
3.行政や公的機関が設置し、災害ボランティアやNGOが運営する(公設民営)
4.行政が設置する災害対策本部と災害ボランティアセンターとの間に相互理解、情報共有が必須。
  2004年京都福井水害では 行政も災害ボランティアセンターに運営スタッフや連絡スタッフを派遣する(協働協営)
  天白区は名城大学と2003年12月に協定を締結

最悪は、インドネシア・スマトラ地震級を想定しており、阪神・淡路大震災、北海道奥尻島沖地震、新潟中越地震のように他所から支援が来ない。被災が軽微であれば、地元名古屋市、天白区の消防署など公職は、応援として出動してしまいます。そうなると、自分たちの手で生き延びるしかない。天白区は震度6弱から6強が予想され、比較的新しい建物ばかりなので、倒壊の恐れは少ない。ただ、バブル時期に建築された建物には、もしかするとひび割れなど、一部損壊が見受けられるかもしれません。

家屋が無事だからこそ、家具の固定で生き残る確率を更に高めたく思い。そして、ボランティアとして、他所を支援できたなら嬉しく思います。
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