新淀川 KIBIRE 釣行記

2010-05-02 22:22:00 | 投げ釣り
新淀川 KIBIRE 釣行記  5月2日 中潮

 世間は、まさにゴールデンウィーク。天候も例年になく順調で、連日、五月晴れ、さわやかな晴天が続いています。妬みたくなるくらいとてもうらやましい長期休暇ですが、ゆうたろうには、ほとんど関係ありません。ほとんどどころか、・・・先週は、休みなし。そして、今週、まさに黄金週間期間中の休みは1日のみ。それも、家族でこなさなければならない用事のためで、既に日程が組まれております。残りカレイの噂もちらほら、赤黒のお話もちらほら、さらには、遠征で大物をの話がちらほらと、世間の投げ釣り大好きの皆さんはあちこちで大活躍。いろいろ聞こえてきますが、聞けば聞くほど、この最高の天気で仕事をしているゆうたろうのストレスは、溜まるばかり。
 ということで、例年通り、ストレス解消に、新淀の北港ヨットハーバーのキビレの試し釣りを計画。仕事で休みが取れないときのストレス発散にはもってこいのキビレ。まさに安近短!?安くて(エサ代は1500円)近くで、しかも、短時間で勝負ができる優れもの。
 思いっきり遠投した竿先を激しくたたき、一気に持っていく、力強いアタリ!グイグイ走り、ゴンゴンと頭を振って、最後まで激しく抵抗するモーレツなファイト!まさにまさに投げ釣りの魅力を絵に描いたような釣りを演出してくれるキビレは、本当に最高です。そして、大阪湾を代表するファイターです。
 一昨年は、5月9日、スズキのみでキビレに振られていますが、昨年は5月4日に、43cmを頭に40UP2枚を含む35cmまでのキビレ5枚の釣果でシーズンインを確認しています。今年は、例年になく寒さがずれ込み、お魚さんのカレンダーが全体に遅れ気味。ちょっと微妙ですが、昨年の実績で言えばシーズンインの可能性はあります。スケジュールを眺めていろいろ検討した結果、5月2日半夜でと決定。昼の間にエサを予約。夕方、仕事を終えてから南港でエサをを仕入れて淀川に着いたのが7時半過ぎ。西の空が少しだけ夕焼けを残していますが、周りはほぼ闇に包まれつつあります。
 22時30分の満潮前後までの3時間が勝負ですので急いで車から道具を下ろして公園に入っていくと手前にお一人、かなり奥にお一人とお二人の方が、既に、闇に穂先ライトの明かりを浮かべて、投げておられます。そのうちのお一人、本格的な道具立てで手前の方で釣っておられる方に、ごあいさつ。釣況をお聞きしようと声を鰍ッると、振り返るなり顔を見て「ゆうたろうさんですね?」と言われてビックリ。
 サーフに入られている方ですが、いいかげんなゆうたろうのブログを見ていただいているとのこと。若干の気恥ずかしさを覚えましたが、同時にちょっぴり嬉しくもあり、感謝申し上げて、状況を聞くと、明るいうちにはいられたが、手のひらクラスの小チヌ(チンチン・ババタレ)が多くて、投げるとすぐ食いついてきて邪魔をするとのこと。型物はまだ釣られていないが、ただ、もう一人かなり奥で釣っておられる方は、先週40cmオーバーと30数cmのキビレ2枚を釣っておられるとのこと、そろそろシーズンインと思われるが今日はかなり渋いのでは、等々。実に丁寧に情報を教えていただきました。
 お礼を申し上げ、がんばりますと言って別れ、上流側にじゃまにならない距離をとって釣り座を構えます。短時間勝負ですので早速、準備開始。潮は、10時半まで上げですので、仕鰍ッは右に流されます。お隣のサーフの方とトラブルにならないよう4本の竿を全て正面から右方向にフルスイングで順次投入。ビッグサーフの11号1本針にチロリをたっぷりつけて、アタリを待ちます。



 するとすぐにコンッと小さく竿先が反応。更にクックッと小く竿先が揺れました。アタリですが、あわせると乗りません。そんなことが何度か続いたあと軽い手応えで上がってきたのは、手のひらサイズの小チヌ。結構湧いているようです。



 更に立て続けに小チヌを2匹追加したところで、アタリがとまりました。周辺は、完全に日が暮れ闇に包まれています。浜(河?)風が吹いて少し冷えますが、防寒着がいるほどではありません。まさに夜釣りシーズンの季節を迎えたことは間違いありません。
 しかし、アタリがありません。数時間の勝負ですので、竿先に集中しますが、何事もないまま一時間ほどが経過。まだ早かったかな。ホントに渋いなとぼやきつつ、今日は、小チヌ釣行記かななどと思っていると、突然、コンコンとアタリがあり、続けてクイクイと連続して竿先が入りました。小さいながらもやっとそれらしいアタリです。竿を持って糸ふけを取り合わせるとそう大きくはありませんが乗りました。グイグイ、ゴンゴンと重量感は余りありませんがキビレらしい激しい抵抗を見せます。久々のキビレの手応えを楽しみ、手前まで寄せて余裕でごぼう抜き。計測するとキビレ31.5cm。小さいですが何とか小チヌ釣行記は回避できました。針は、唇にかかっていましたので、丁寧に外してお帰りいただきました。



 小さいながらも一匹上がると少し元気が出てきます。さあ来いと気合いを入れて竿先に集中、時々エサの点検をして、遠投を繰り返しますが、・・・後が続きません。何事もなく、更に一時間半が経過。相変わらず、思いついたように小さく竿先を揺らして相手をしてくれるのは手の平サイズの小チヌ。時間は10時を回りました。あと一時間、ホントに今日は渋いと思っていると正面遠投の竿が突然グイッと入りました。続けてゴンゴンと竿先を揺らします。持って行くほどではありませんが先ほどのキビレよりも力強いアタリです。合わせて重量感ある手応えを感じながら前のテトラにでて寄せてくると最後まで抵抗。ガンガン、グングンと大暴れ!手前では、激しく横走り。やっと淀川らしいキビレの登場です。慎重に抜き上げ計測するとキビレ39cm



 ようやく、型物を確保。何とか淀川らしくなってきましたが、なんといってもアタリその物が単発。本格的なシーズンインはもう少し先かなと思いつつ、他方この時期としては、こんなものと納得。潮変わりの残り1時間で納竿ときめて、あまり期待もせずに竿先を見つめていると潮が下げ始めて間もなく、穂先ライトがスーと入ってガンガンと揺れました。竿を手に取り合わせるとこれもそこそこの手応え。やり取りを楽しみ、時にグイグイと竿を持って行く元気を堪能。抜き上げ計測するとこれもキビレ38cm



 さらにさらに、写真撮影を終えて振り返ると隣の竿の穂先ライトが激しく揺れています。連続のアタリです。盛期の淀川ではよくあることですが、今日は想定外です。少しあわてて、デジカメをコンクリートの上に落として、一瞬ひやっとしましたが、何とかセーフ。急いでキビレの針を外しお帰りいただき、アタリのあった竿を手に持ち合わせるとこれも乗りました。上がってきたのはこれまた元気なキビレ38.5cm



 このあとアタリが遠のきましたので、予定通り11時過ぎに納竿、終了としました。
 結果は、3時間あまりの釣行で39、38.5、38、31.5の4枚のキビレを確保。終わってみれば、当初の予想を覆し、まずまずの釣果です。盛期には必ず釣れる40オーバーがでませんでしたので型には不満が残りますが、充分にキビレの激しいファイトを堪能。淀川のキビレのシーズンインを確認できた満足のいく釣行となりました。
 最後、お隣で釣っておられるサーフの方にご挨拶。やはり38前後のキビレを釣られたとのこと。その他、色々な投げ釣りの情報をいただきましたので、お礼を申し上げて淀川を後にしました。
 今年も健在の新淀川(北港)のキビレに感謝!!