みなさん、少年と犬 という本 読みましたか?2年前くらいの本。
「直木賞受賞作」の帯がすごいけど😅
作者の方が北海道浦河町生まれということで、親近感がありました。横浜市立大学入学とともに本州へ。現在は、暑さに弱い愛犬のために、夏季は冷涼な浦河で過ごしている、自ら犬好きな方のようです。犬の本でもあったので読んでみました。

この本の裏表紙に「人の心を理解し、人に寄り添ってくれる。
こんな動物は他にはいない」とありましたが
まさにその通りですよね。

とてもおもしろく、一気に読めました。犬好きな方には特にたまらないと思います。悲しい部分もあるけど、おすすめです。
ここからネタばれなので要注意です。
最後、多聞という名前の犬は少年を守って死にますが
両親が少年に犬が死んだことを伝えると、
少年は「違うよ、お父さん。多聞、いるんだ、ここに」と自分の胸を指さし、
「あの時、多聞の声が聞こえたんだ。だいじょうぶだよ、光、ぼくはずっと光と一緒にいるからね。だから、なんにも心配することないんだよって」
「死んだからって多聞がいなくなったわけじゃないんだよ、お父さん」
「多聞に抱きつけないのは寂しいけど、だいじょうぶ。ぼく、多聞を感じられるから。今だってすぐそばにいるよ。
ぼく、多聞が大好きだよ」

感動しました。これを読んだのは、こうたがまだいるときだったけど。
私はこの少年のようにこうたの声は聞こえなかったけど、
きっと同じようなことを言ってくれたんじゃないかと思う。
『だいじょうぶだよ、母さん、ボクはずっと母さんと一緒にいるからね。
だから、なんにも心配することないからね」って。
実感はあるような、ないようなだけど、
やっぱりこうたは死んだからっていなくなったわけではなくて、
すぐそばにいて、こうたが大好き。
おんなじだね。



☆じゃあね、こうた、またあしたね☆