恋の始まり

お晩でがんす
いつの間にか柄が書き換えてあった、いつものことながら美味さもさることながら
子供たちの表情には感心する
何時も幸せそうな明るい笑顔がチョキチョキさんの窓絵の特徴だ
特に、今は御主人がリンパのがんと闘っているらしい、あまり口には出さないが可なり辛い状況とお見受けした
そんな中で描いた絵はやはりどこか大人しそうだ。まだ恋とはいえぬほどの幼さであろうが
それでも好意を持って話している子供たちだとわかる



そんな状況なのに看護の合間に理容店を切り盛りしているし
震災で避難してきた人たちには今も無料で散髪している、中中真似はできない
明るく振る舞ってはいるが、内心はとても心配であろうし傍にいてやりたいと思っているのであろうが、自分で自分に鞭をくれる意味でも仕事をしている、　
そして今自分がしっかりしなくては、、、という気持ちがにじみ出ていて、
見ているものの心を打つ

人は逆境になったり非常事態になったりしたときに其の人の真価が出る
其の人の本当の持てる力が出るものだ、そしてそれは昨日や今日の修行では出ない
子供のころから少しづつ鍛えられ、其の素地を大人になってから更に鍛える
そうして初めて到達できる領域である
あの時は本当に大変だったなあ、、、と後で必ず笑い話に成る日が来るはずだ
此れは私の何度にもわたる手術の経験からも言える
あれほどの手術をして来ても自分で撮った写真に。怪人のように。或は心霊写真のようにしつっこく映って楽しんでいられるようになる？？？？？



毎度のことながら西面の窓なので午後は如何しても心霊写真に成りがちだ
でも此れはあくまで心霊ではなく只の鏡に映っている状態なので、くれぐれも心霊写真と、勘違いしないでください
私はまだしばらく丈夫で元気でいるつもりですから

そんじゃあまたはなすべえ
遊童子