おばんでがんす
又今年もこの花の季節が来た、そして初めて見たときの何十年も前の感動がよみがえって来る
其れは白馬から雪倉への縦走の途次に出逢った、隈笹の中でも高さに負けずに一面に紫のお花畑を作ってい
る,白根葵の原であった、これが桃源郷と言うものだと思った
然し羚羊がその葉原の中で花をあたかも自分の餌だと言う顔をしてたべているのが鮮明に思いだされる
その白根葵が此処では餘背丈が伸びないしましてや咲き初めなので背が低いがそれでも嬉しい再会だ
色がいまいちな感じもするが何しろ里山なので仕方が無いのだろう
仲良き事は美しき哉、
たった一つであったが白花も見つけた
小楢の落ち葉を突き抜けて来た逞しい花達だ
大きな小楢の木の根元に懐に抱かれるように咲き始めた
思い切り青春を謳歌している感じだ、やがて授粉して実をならせ大人の「葵上」となるのだ
これほど多勢の美人の、葵上、に囲まれたらさすがの源氏もしどろもどろになるだろうと想像する
克っては我が家にもこれくらいの株が有ったが、適地適作ではなく或は管理不十分なのか、消滅した
一段と色濃い個体が有ったので又掲載してしまった
幾ら出しても諦められない美しさだ、しかも大柄な草花はかなり目立つ
やっと諦めて菫に関心が移った、日本だけでも六百種もあると言う菫に名前は同定できない
もう毎回の事乍ら菫博士にお願いをするより仕方が無い
可憐だ
何と憂いを持った女(ひと)なのだ
松っぽぐりとグループ交際を楽しんでいるのだろうか
曙菫か?
叡山董の感じがしているが、花色が珍しい
その色香に魅せられて何もかも忘れ、捨て去って、何時迄も一緒にいたいと老いの身も忘れて思わせる
何処にでもある丸葉菫らしいが、それさえも疑わしくなる美しさが自然の巧妙さの中にある
立壺菫なのか、或はアングルが良かったのか、、、まあ、腕が云々とは口が腐っても言えない
えいざんすみれと思うが
我が家にもあると思うのだが???
堅香子の君がバックに山芍薬を従えている
枯れ葉の中と言えども。あまりの美しさに息をのむ
どうも外国の方らしいが、、長葉の具合が国産かなとも、、、、、。
こうして何も勉強に成らず又勉強する気にも成れず、茫然とし,陶然としている
当に古希の老人が二十歳の美女と接している感じだ、発想が助平爺だ、、、、、、、、
そんじゃあまたはなすべえ
遊童子
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