榛名沼の原周辺の花達パートⅢ

お晩でがんす
沼の原は、秋の花畑も又よいものです、数々の花が見られても、見られなくても人間の目など気にしないで
悠然と、而も強かに咲いている
芒を分けるように行く木道、通りぬけるとそこはお花畑だ



富士山をバックにした小鬼百合が嫣然と咲いている



其の赤さもさることながらびっしりと生えている叢をものともせずに咲く強かさが、すごい



ＵＰにしてみると其の美しさと強さが良く解る



昔諸般の事情から、尼様に成って仏門に帰依した女人が。それでも未だ生きている証の女であることが毎月ある、「女頭剃せど吾も亦紅」と言って泣いたと言う。悲しい物語が有る花『吾亦紅」好きな花だ



そして大分数は減ったが、こうりんか、が咲いている



最初にこの花と遭遇した時は其れは其れは感動した、こんな花が高原にはあると図鑑でみていたのが実際に逢ったからだ、今もこの花を見ると若かりし頃のあの感動がよみがえってくる



来年も再来年も見られると思っていたが、植生が変わって、此の花が絶滅してしまうか、或は此方が先に御迎えが来るかわからない、、
「山の見置きと、娘の見置きはするな」と言う諺がある
山に或る物は、花でも樹でも或は茸や、実、と言ったものまで見つけたらすぐに収穫しないといつの間にかなくなってしまう、娘さんも同じだ、よい娘はいつの間にか誰かにさらわれて嫁に行ってしまう、、、、



見られるときに十分に見て楽しんで堪能しておくことが肝要なのだ
来年も見たいものだ

そんじゃあまたはなすべえ
遊童子、