水上紀行

 

おはようがんす

旧暦の新年会を水上温泉聚楽でした、

メンバーは皆年寄りばかりの会で年年人数が少なくなりますが、それは仕方がない事です

皆其れなりに会社を経営している人たちばかりですが,承継問題で頭を痛めている者達ばかりでして

弁護士先生をお招きしその研修会と勉強会を開いて見た　私以外の皆が苦しんでいる者ばかりだ

如何に優秀でも自分の社長と言う立場や子供全てが同じ愛情で育てた事や、相続税の事や、色色が重なって

ついつい延び延びになってしまっている、、、、、そこを決断するのが社長なのだが

、そんな訳で水上紀行をした

最初に目に入ったのは、あの美しすぎる憎っくき谷川岳だ

純白の衣装を纏い顔を少し雪煙でぼやかした姿だ、もう六十年にもなるが十九歳の兄を惑わし返してよこさぬ

魔の山である

そして罪の意識も無く泰然として今もいる、悔しいが如何んともし難い

手前のポールが気になるが

 己の未熟も勿論あるが８００有余人の若者命を飲み込んだ山は矢張り魔性の山だ

世界で一番死者の多い山としてギネスにも乗っている、

 水上温泉に向かえば嫌でも目に入ってしまうし、美しき魔力を持った山なのだ

毎年の慰霊登山と春夏秋の登山を合わせるともう120回も登った、そして兄の霊にあってくるのだ

でも今回は温泉に入り昔話をし酒を飲み且つもう少しであろう人生の終活を勉強すべく来たのだが、、、、

 玄関に入ると雛祭りの一環の吊るし雛ができていた真っ新な青竹を筒状に加工して吊るしてある

中中のアイヂアで有り旅館らしい演出だ

中に入るとと寒い土地柄からか大きな暖炉が赤々と燃えている

かなり大きな暖炉だ、火は不思議な力がある自然と人を呼び寄せる、周りに人が集まっている

寛ぎの演出が心憎い　

部屋に入ると　大壁に和風を演出する蚕豆の塵壁が設えてあった、面白いし参考にも出来ると思って

撮影してきた

年寄りの酒は長いし酔いが激しいし、鼾が大きいし、何も良い処がないと思っているが、本人は楽しい、、、

まあ、長年社会の為にも家族の為にも会社の為にも尽くしてきたことに免じて、、、、、、

そんじゃあまたはなすべえ

遊童子