片栗

おばんでがんす

百樹園の片栗も咲き出しました

とても雪国の片栗の色合いには及びませんがそれでも春の貴婦人の様相は感じ取ることができます

 もうわが百樹園に来て２０年くらいにはなるだろうか？？、毎年なにがしかのアクシデントがありながら今年も花を見せてくれる、有り難い

今年も「紫鶴」が三十羽ほど降りて来た、長い付き合いである、毎年毎年幾つかづつ増えている、あちこちに飛び火してるが、そのままにしておく

とんでもない所に生えている、来年あたりは咲くのかもしれないと思えるほど大きくなっている

矢張り海抜が違うせいなのかあるいは土地の酸性度が合わないのか、錆病が出てきてしまう、こうなると花の色が非常に悪くなってしまうし実も成らない

適地適作とはゆかないのは人間の我儘なのだろう

毎日少しづつ咲いて呉れるのがとても健気で嬉しい、昨夜の霧雨のしずくが残っている

紫鶴の数が三桁くらいに成ってくれると良いのだが、こんな不敵地で咲いているのだから、我儘や多くは望めない

絶えてしまわない様にきめ細かい管理をしたいと思って居る

そんじゃあまたはなすべえ

遊童子