翁草
おばんでがんす
翁草が満開になっている一たんは絶えてしまった草だが辛うじて復活した
克っては田んぼの土手に沢山あって牛の餌として草を刈り取ってくると必ず入っていたものだ
段段生活が豊かになってくると庭に花を作る様に成る、然し種苗会社から購入するほどの豊かさではない、手っ取り早く
野原や田圃の縁にある、きれいな花を獲って家に植える。そうして桔梗も女郎花も雛菊も田圃の縁から姿を消した
段段豊かさが増してくると畑や田圃の縁から、山野の手のはいらない部分に手が回る、、、、結果的にそうした思案の中からも
花達は絶滅してゆく、特に榛名山麓の相馬ヶ原は多くの人達が入会権を持って居た草刈り場であった
春先は周り全体から火をつけて野焼きをした、の焼きをすると大きな草や雑木や灌木がみな消えて文字通りの原に成る
春はそうすると蕨が沢山出て見付けやすいので有り背丈の小さな花も生きられて、たくさんの花が取れた
夏には大勢の花売り業者が入って野花を獲りお盆にはこれを出荷したものだ、それ程度取れた
いまはどうだ!!!殆どの花が絶えてしまい薄が原になって仕舞い雑木林になって仕舞って居る、これも時代の変遷と言えば
それまでだが、昔を知る者にとっては誠に切ないし張り合いが悪い
奏したじょうきょうのなかで細々と好事家の庭やはたけで生き残っているのが翁草だ
我が家にも少しある裏の家の芝生の中に生えたものをお分けして戴いたものだ
根茎が太く根が深く分株するのが難しい、種で発芽するのが一番なのだが株が大きくなると線虫に喰われてかれることが
あるので分株もやむなしだ
種から発芽して二年を経なければ咲かない、気難しい花でもある
児の写真位に成ると線虫に狙われるので分株する
翁草は発芽からはなまで常に白い絮毛に覆われていていつも白髪のおきなのようなのでこの名が付いた
黄色の花もあるたぶん園芸種で有ろうが
あまり美しいとは言えないがただ珍しいだけだ
少しで僅かだが増株に成った、種まきと分株である
雨の中では絮毛が露を以ってさらに白く輝く
花びらの内側は赤いビロウドの絮毛がついて居るとても複雑なはなで貴重な種に成った
今年は花の実を収穫して畑の隅にでも撒いて見ようかと思って居る、傘壽の爺が今更種を蒔いても仕方が無いのだが
気は心だ!誰かが何かを残そうとしなければ地域から永遠に無くなってしまう
その一助にしたいと言う高齢者の死に損ないの爺の切ない希望だ
先ず種取りに成功しなければならない。
ヘリコプターの花の種を風に負けずに如何に適格に取り込めるかが問題だ
乞うご期待だ
そんじゃあ又話すべえ
遊童子
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