遊童子のひとり遊び

日々の生活の中で心を休ませる時間と趣味を独り言の中で話すブログです

花は花でも麹の華

2011年09月30日 | 
お晩でがんす
今日は娘の味噌作りを記事にした
先ず数日前に米を蒸かして米麹を作っていた、勿論外の薪窯で作る



其れを寝かせて麹を作る、前座敷に置いても、中の間にまで匂う
二日で麹菌が全体に廻り、麹の花が咲く



白い綿帽子をかぶった様な麹の花は当に花嫁の角隠しである純白の清清しい程の白さだ



そして一晩ほとばした大豆を外窯で煮る、薪は売るほどあるので心配ない
煮た豆を餅搗き機の羽根を味噌様用に変えて搗く



色色試してみたが臼で搗くより手で潰すより、これが一番良くできるらしい
しっかり搗いた大豆と件の麹を混ぜる、
其のときに其の家の人の手に着いている麹菌が一緒に混ぜ込まれて味噌に成る
其の菌を「家付き酵母」と呼ぶ、だから各家庭ごとに其の味が違ってくる、不思議だ



次に其の麹と混ぜてものを、少し大きめの御握りにして威勢よく樽の仲へ投げ込む
こうして中に空気がたまらないようにする



昔の人の知恵であろう、大したものだ、面白がって孫娘が手伝っている
何れ此の娘も将来味曽作りができるであろう



一樽分を入れると天端に塩を適宜撒いてラップをして寝かせる



こうした一連の作業を経て手作り味噌ができる
大豆にも米にも多くの人の愛情が籠っている、だから美味しいのだ
一年後二年後に食卓を飾るであろう今年の味噌が美味しく熟成する事を願って

そんじゃまたはなすべえ
遊童子





























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