由美ちゃん日記

ペットのトイプードル、醍寿郎のことや子育て、子連れ海外
旅行などについて書いていこうと思います。

はり・灸のツボ、日中韓でズレ 92カ所を統一へ

2005-01-10 23:24:19 | Weblog
4分の1も違ってたんですかあ?
当てにならない。
中国4千年の歴史も。


ツボの位置は、日中韓で微妙にずれていた――。マッサージやはりなどの治療で使われる361の
ツボのうち、約4分の1が食い違っており、今夏までに国際的に統一されることになった。
約2000年前に中国で生まれ、各国で独自に試行錯誤を重ねたためのずれ。欧米で東洋医学が普
及し始めたため混乱を防ごうと、専門家たちが統一案をまとめ、06年に世界保健機関(WHO)
の認定を目指す。しかし、「これまでの治療はツボを得ていなかったのか」との反発も予想され、関係者は気をもんでいる。

○欧米にも普及、混乱防止

 90年代後半から鍼灸(しんきゅう)治療などの東洋医学が欧米でも効能を認める報告が増え普
及する兆しが出てきたため、WHOの働きかけで、昨年3月から日中韓の専門家らによる作業部会が、361あるツボの位置を調べた。うち92カ所が3カ国でずれていることがわかった。

 中国を中心に残っている最も古い文献に沿ってすりあわせが進み、10月の3カ国による会議で
77カ所の位置の統一は合意された。まだすりあわせができていないツボが15カ所残っている。手のひらにありしびれに効く労宮、うなじにあり首のこりに効く天柱などだ。

 違いが大きいのは、動悸(どうき)などに効くというゲキ門(げきもん)(ゲキは左がメのした
にナム、右はおおざと)と、首が回りにくい時に効くという四トク(しとく)(トクはさんずい、士のしたに買)。

 日本と韓国はひじから手首まで(前腕部)を10等分し、その長さを1寸と決め、位置の基準に
している。ゲキ門は、手のひら側の手首から5寸のところ、四トクを手の甲側のひじから5寸のところにしていた。

 しかし中国では、ゲキ門は手首から5寸、四トクはひじから5寸と位置の設定は同じだが、1寸
をひじから手首までを12等分した長さにしていたため、ずれが生じた。これらは中国流に統一さ
れる。

 肝機能を高めるとされる期門もずれが大きい。日本では第9肋軟骨(ろくなんこつ)の下側とさ
れているが、中国と韓国は第6と第7肋軟骨の間となっており、これも中国流で合意された。

 ツボは現在では1000近くに増え、名称や位置にも諸説ができていた。そのため、89年の専
門家による協議をへてWHOが古典的な365カ所のうち361カ所の名称を統一、認定した。し
かし位置のずれについては各国の合意を得られなかった。

 関係者が心配しているのは、「いままでの治療は、正しかったのか」という患者側の反応だ。

 作業部会メンバーで群馬県立盲学校の教員、香取俊光さんは「もともと日本には多くの流派があ
り、同じツボでもわずかにずれていた」と釈明。同部会のメンバーで埼玉県鍼灸師会副会長の河原
保裕さんは「今回の統一が絶対というものではなく、今後この基準をもとにより効果のある位置を研究していく」と話す。当面は、今までの位置で治療を続けるという。