徒然雑感館

朗らかに艶やかに。

熱き華より

2024年06月24日 13時10分53秒 | 日記

『ねえ、蓮司。また艶歌を詠んだの。聞いてね。夢のあと熱き華より垂れ落ちる愛の証しのあなたの樹液。どう?』と艶っぽく微笑みながら妻(法子)は聞いて来た。『ほほう。きょうもまた艶っぽい一首だね。御返しの一首を俺も詠むね。愛宴の和合の果てに引き抜けば妻に注いだ愛があふれる。どうかな?』と俺は妻(法子)に返した。そして、俺たち夫婦の午後からの『秘儀』へと移ろってゆくのである。


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