月曜日
朝礼後に営業部長と俺は社長室へ呼ばれていた
再度、履歴書と筆記試験の結果入り用紙を見ながら話し合う事になった
今日は俺から意見を求められていた
『やはり最初の印象の通りの3人が気になります』
と前回と同じ意見を言った
渡邉営業部長は週末に考えて少し変わっていた
『サンシャインの営業部のこれからを考えると女子を入れて新しい感性の種まきをした方が良いのではと考えました』
と女子2名とも勧めてきていた
二人の意見を聞いた社長から
『ヨシ!分かった。午後に決定するから少し考えさせてくれ』
と言われ社長室から出て来た
デスクで書類整理していると
『4月からの新体制を打ち合わせしよう』
と営業部長に呼ばれて会議室へ行った
ワープロ打ちで作った各課の予算案を見ながら話し合っていた
月ごとに昨年の実績を入れながら親会社の日本酒のさらなるシェアアップを踏まえて販売目標の振り分けを考えているうちに昼休憩の時間になっていた
営業部長と一緒に近所の定食屋で日替わりを食べて戻って来た
事務所に戻ると社長から呼ばれていた
『この4名を採用にしようと思う』
と履歴書を見せられていた
なんと俺と営業部長の推薦した4人であった
『これから会社をけん引してもらう二人の推薦者をまとめて採用する事にした。責任重大だぞ~(笑)』
と言われて二人で顔を見合わせていた
『これから合格者の学校に俺から採用の返事をするから』
と言われ社長室から戻った
研修スケジュールを考える様に言われた俺は頭を悩ませていた
卒業式のあと働き出していた俺らと違って新人君達は4月1日が入社日であった
さらに4人全員とも車の免許をまだ取っていないため運転させるのも先の話であった
頭から湯気をあげて悩んでいるとナツオ達が営業から戻って来ていた
各課長には採用者の話をしても良いと言われていたので久しぶりに飲みに誘っていた
俺の結婚式の二次会の幹事や余興の取り仕切りなどの話もしたかったのでサシで飲みに行く事にした
一通り業務を終えて近所の焼鳥屋に二人で行った
『お疲れ~』
とビールで乾杯していた
ここで採用になった4人の話をした
『あれ?3人じゃなかったっけ?』
とナツオが疑問に思ったことをいった
『実は俺と営業部長の推薦者を全員取る事になったんだ(笑)責任重大だぞって言われたけど…』
と苦笑いした
『まあ、人手不足だったから助かるのは間違いないからね(笑)』
とナツオがビールを注いでくれた
『まだ免許も取ってないけど上手く育てて早めに戦力になるようにナツオも頼むよ』
と言うと
『女子は任せろ(笑)』
と笑っていた
『そう言えば結婚式の方は話が進んでるの?』
とナツオに聞かれて
『実はナツオに色々活躍してもらいたいんだ(笑)』
とビールのお代わりを頼みながら話した
『なんだよ~マッチャン?(笑)』
と笑っている
『新郎側は高校の同級らが多くなるからナツオに二次会の幹事やら余興の取り仕切りを頼みたいんだ(笑)』
と頼んでいた
『マッチャン、高くつくぜ~(笑)』
とナツオは二つ返事で引き受けてくれていた
『そう言えば、本社の社長らも来てくれるらしいんだよ…』
と戸惑い気味に話すと
『え~…何だかすごいことになってるな~…』
とナツオも驚いていた
『頼んでないんだけどさ…1回しか会ったこともないし…』
と言うと
『高校の連中で羽目を外しちゃっていいのか~?』
とナツオに聞かれ
『それはいいに決まってるじゃん(笑)俺の結婚式なんだから~(笑)派手にやってくれ!』
と乾杯していた
去年のねぶたがみひろちゃんとの復縁のきっかけでナツオのおかげだからと今夜はご馳走していた
俺の誕生日の土曜日、両家の顔見せの食事会を式を挙げる予定のホテル〇〇の一室で行っていた。仲人の社長から挨拶してもらいホテルのコース料理を堪能していた
ここで社長から親会社の社長も来ることが話され4月から営業部長に昇格することを発表してくれた
今日子ちゃんに
『マッチャン兄さんは本当にすごい人になったのね。妹として嬉しい(笑)』
とお酌をしてくれた
お食事会にしてはアルコールが多めに入って親戚の集まりで飲んでいるようであった
予定時間の2時間を過ぎたところで俺のオヤジの挨拶で会をしめた
結局、結納はみひろちゃんの家で事前に略式の形で行っていた。お互いの両親同士で事前に話し合ってくれて結納品は準備せず結納金と結納返しは目録の交換で
両家とも100万円の目録になっていて二人のため使ってと渡されていた
食事は仕事でも行っていた寿司屋の大将にお願いしてお任せのコース料理を出前してもらった。すると大将からお祝いだと鯛の尾頭付きを振舞ってくれた
翌日はみひろちゃんと二人で婚約指輪を買ったジュエリーショップに結婚指輪を購入に行った
みひろちゃんのリクエストでお互いの指輪をお互いがプレゼントする事になっていた
俺はみひろちゃんが選んでくれたペアリングでいいと言っておいたので黙ってみひろちゃんが選ぶのを横でみていた
ゴールドがいいという事で18Kのゴールドの指輪に決定した
お互いのイニシャルを入れてもらう事にしてサイズを合わせて後日取りにくる事になった
店を出て久しぶりのドライブに出掛けた
『もうじきマッチャンの奥さんになるのね…』
と婚約指輪をみながら笑っていた
それを聞いて俺も嬉しくなっていた
『結婚式の準備も着々と進んでるしあとは新居決めと入籍日をいつにするかだな~』
とみひろちゃんの手を握って話した
新居も休みの日に時間が取れたらマメに見て歩いていた
3月の給料日
朝礼で社長から3月31日で東専務と後藤専務が本社に戻る事と、4月1日付で渡邉営業部長が専務へ俺が営業部リーダーから営業部長への昇格人事が発表された
『4月からは地元採用で4名の新入社員が入ってきて、いよいよサンシャインの正念場を迎える年になります。いろいろ体制の変更もあるので後日発表します。
変わらず今まで通り単月で勝負出来る挑戦者が揃った総合酒類食品卸として青森ナンバーワンを目指して頑張りましょう!』
と熱いエールで朝礼は終わった
みんなから昇格おめでとうと言われて照れていた
『マッチャンがついに部長になったか~これからも宜しくお願いしますね(笑)』
とナツオも笑顔で喜んでくれた
『ナツオ、東専務と後藤専務の送別会の店を決めて貰っていいかな~』
と頼むと
『はい!松田部長分かりました(笑)』
とふざけていた
『4月からだよ(笑)じゃあ30日でお願い』
と頼んでいた
夕方、社長室へ営業部長と呼ばれていた
『4月1日から入る新人達の件だけど、どうやら全員免許は取れたらしいよ(笑)』
と社長は笑っていた
『あとは4名を早く一人立ちさせるプログラムだが、固まったか?』
と社長は俺に聞いて来た
『最初の1週間は午前は会社のことや営業のことや商品説明を、午後は倉庫で実際の商品を見ながら配送の流れを覚えて貰います。2週目から同行を始めて行きたいと思っています』
と社長に案を説明した
『進み具合は松田に任せるから焦らず育ててくれよ』
と社長に言われた
『それと運転は営業車に早く慣れてもらうために毎日、渡邉専務にも協力いただいて同行練習させたいと思っています』
『そうだな、渡邉専務も頼むぞ』
と社長に言われ
『社長、まだ専務になってないですよ(笑)』
と笑っていた
『あと体制の件ですが、1課が郡部、2課が青森市内、業務課県内全域の体制で行こうと思います。人員配置は1課が永田課長に山本君、伊藤君で2課は又吉課長に小泉さん、
業務課は成本課長に大川君で考えています。私は当面、各課のフォローに回ります。』
と報告した。
『了解、ここから株式会社サンシャインの将来が決まると思ってしっかりやってくれ。応援してるから(笑)』
と社長は乗せてくれる言い方をしてくれた
3月最後の月曜日の朝礼で新体制が発表になった
『株式会社サンシャインがこれからもずっと続いていけるようにみんなで頑張る年にしよう』
と引き締めて話は終わった
その後、営業会議を会議室で行った
『1課は郡部担当で永田課長に任せるよ。当面、伊藤君が旧1課エリアで山本君が旧2課エリアを頑張ってもらう。2課は青森市内担当で又吉課長に引き続きお願いします。
小泉さんはエリア変更になるけど小泉さんらしく頑張って欲しいと思います。業務課は成本課長、大川君に引き続きお願いします。俺も各所のフォローに回りながら新人君達を早く現場に
出せる様にしていきますので宜しくお願いします。』
と話した
『1課は数字が大きいから松田課長いや松田部長のエリアだった店は一度一緒に行かせてよ』
とマットから言われた
『了解、ファローはなるべくする様にしていくから』
と返事をした
ナツオからは
『業務課っていっても店を回るんだろう?直取りはほとんどないからさ』
と言われていた
『そこは飲食店だけじゃなくKマートみたいなチェーンスーパーなんかも担当してもらうし、他の課と店が被った場合は連携出来る様にするから』
と話した
『前も言ったけど売り上げは総力戦だと俺は思ってるから。でも評価は社長だったり専務がするから(笑)』
と最後に話して営業会議を終えていた
デスクに戻り小泉さんへ
『やっと慣れたところでエリア変更になってごめんね。今までで培ったモノで青森市内の店にアタックして欲しいんだ。フォローはするから』
と話す
『自信はまだないですけど…頑張ります。明日は最後に同行お願いします』
と小泉さんから言われてOKした
みんなが営業に出たあとでデスクのレイアウト変更を行っていた
俺の前に新人君達4人が座り、その奥を業務課にして2人分を並べた。隣の列に1課に3人分、その奥に2課に2人分を並べた
一通りレイアウトが終わったところで昼飯に渡邉営業部長と盛田総務部長、小笠原商品流通部長と4人で近所の定食屋に行った
午後は青森市内を回った
週末
土曜の夕方に夜勤明けのみひろちゃんを迎えに行き、今夜は俺の家に泊まることにして連れて来ていた
お袋と一緒に台所に立って晩飯を作るようになっていた
4人で食卓を囲むのが自然になってきていた
食後は近所の温泉に行く事が増えていた
帰りにデザートを買って戻ってきた
部屋に戻ってきて結婚式の招待状を書き始めていた
時折、招待する友達の話になり筆が止まる事でお互いの知らなかった時間を話し合うのがなによりの楽しい時間になっていた
いつも先に眠くなるのはみひろちゃんで今夜も目をこすり始めていた
『そろそろ寝よっか』
と話して布団に入る
腕枕をしてキスをしてるうちに今夜も止まらなくなり愛し合ってから眠った
日曜日は新居探しに不動産屋さん巡りをしていた
色々巡っている内にマンションでタイプは決まっていた
不動産屋さんには分譲を勧められたが大きな買い物にはまだ決断出来ずにいた
エリアも絞れてきて候補も固まってきていた
『みひろちゃんはどれがいい?』
と聞いてみる
『う~ん…買い物が近所で出来て銀行が近いぐらいかな?いいと思う条件は…』
と迷っていた
『じゃあ条件に合いそうなのは2つに絞れてきたね』
と昼ご飯を食べながら話した
『じゃあダイヤモンドマンションをもう一度見に行ってみようか』
といい再度不動産屋さんに行って内見させてもらう事にした
ダイヤモンドマンションに着き駐車場もゆったりだった。今なら2台止めても駐車場代が1台分でいいとプッシュされていた
部屋に入ると角部屋の良さが窓の景色に現れていた
キッチンもゆったりしておりみひろちゃんが気にいっていた
一通りみて検討しますと帰ってきた
俺の部屋で
『あのマンションでどうかな?』
とみひろちゃんに聞いてみた
『いいお部屋よね~マッチャンはどう思うの?』
と逆に聞いて来た
『家賃は少し想定より高いけどお互いの職場と実家との距離感もいいし、近所にスーパーもあるし、いいかなあ~と思って』
と言うと
『マッチャンがいいなら私はそこでいいよ』
と抱きついて来た
『ほんと?(笑)』
とチューしながらいうと
『学校も近いよね。将来子供が出来ても安心かなって思ってさ(笑)マッチャンのことだからそこも考えていたんじゃないの(笑)』
と図星であった
チューしてる内に愛し合いたくなってきたがもう送っていかなきゃいけない時間になっていた
部屋を出るまで何度もチューをしていた
帰りはまたダイヤモンドマンションの前を通って送って行った
4月
会社に出社するとフレッシュな声で新人君達が緊張した顔で挨拶してくれていた
社長から朝礼で紹介され一言づつ挨拶させられていた
みんなから大きな拍手をもらって新人君達の社会人初日がスタートした
松田部長の初日もスタートした
朝礼後に営業部長と俺は社長室へ呼ばれていた
再度、履歴書と筆記試験の結果入り用紙を見ながら話し合う事になった
今日は俺から意見を求められていた
『やはり最初の印象の通りの3人が気になります』
と前回と同じ意見を言った
渡邉営業部長は週末に考えて少し変わっていた
『サンシャインの営業部のこれからを考えると女子を入れて新しい感性の種まきをした方が良いのではと考えました』
と女子2名とも勧めてきていた
二人の意見を聞いた社長から
『ヨシ!分かった。午後に決定するから少し考えさせてくれ』
と言われ社長室から出て来た
デスクで書類整理していると
『4月からの新体制を打ち合わせしよう』
と営業部長に呼ばれて会議室へ行った
ワープロ打ちで作った各課の予算案を見ながら話し合っていた
月ごとに昨年の実績を入れながら親会社の日本酒のさらなるシェアアップを踏まえて販売目標の振り分けを考えているうちに昼休憩の時間になっていた
営業部長と一緒に近所の定食屋で日替わりを食べて戻って来た
事務所に戻ると社長から呼ばれていた
『この4名を採用にしようと思う』
と履歴書を見せられていた
なんと俺と営業部長の推薦した4人であった
『これから会社をけん引してもらう二人の推薦者をまとめて採用する事にした。責任重大だぞ~(笑)』
と言われて二人で顔を見合わせていた
『これから合格者の学校に俺から採用の返事をするから』
と言われ社長室から戻った
研修スケジュールを考える様に言われた俺は頭を悩ませていた
卒業式のあと働き出していた俺らと違って新人君達は4月1日が入社日であった
さらに4人全員とも車の免許をまだ取っていないため運転させるのも先の話であった
頭から湯気をあげて悩んでいるとナツオ達が営業から戻って来ていた
各課長には採用者の話をしても良いと言われていたので久しぶりに飲みに誘っていた
俺の結婚式の二次会の幹事や余興の取り仕切りなどの話もしたかったのでサシで飲みに行く事にした
一通り業務を終えて近所の焼鳥屋に二人で行った
『お疲れ~』
とビールで乾杯していた
ここで採用になった4人の話をした
『あれ?3人じゃなかったっけ?』
とナツオが疑問に思ったことをいった
『実は俺と営業部長の推薦者を全員取る事になったんだ(笑)責任重大だぞって言われたけど…』
と苦笑いした
『まあ、人手不足だったから助かるのは間違いないからね(笑)』
とナツオがビールを注いでくれた
『まだ免許も取ってないけど上手く育てて早めに戦力になるようにナツオも頼むよ』
と言うと
『女子は任せろ(笑)』
と笑っていた
『そう言えば結婚式の方は話が進んでるの?』
とナツオに聞かれて
『実はナツオに色々活躍してもらいたいんだ(笑)』
とビールのお代わりを頼みながら話した
『なんだよ~マッチャン?(笑)』
と笑っている
『新郎側は高校の同級らが多くなるからナツオに二次会の幹事やら余興の取り仕切りを頼みたいんだ(笑)』
と頼んでいた
『マッチャン、高くつくぜ~(笑)』
とナツオは二つ返事で引き受けてくれていた
『そう言えば、本社の社長らも来てくれるらしいんだよ…』
と戸惑い気味に話すと
『え~…何だかすごいことになってるな~…』
とナツオも驚いていた
『頼んでないんだけどさ…1回しか会ったこともないし…』
と言うと
『高校の連中で羽目を外しちゃっていいのか~?』
とナツオに聞かれ
『それはいいに決まってるじゃん(笑)俺の結婚式なんだから~(笑)派手にやってくれ!』
と乾杯していた
去年のねぶたがみひろちゃんとの復縁のきっかけでナツオのおかげだからと今夜はご馳走していた
俺の誕生日の土曜日、両家の顔見せの食事会を式を挙げる予定のホテル〇〇の一室で行っていた。仲人の社長から挨拶してもらいホテルのコース料理を堪能していた
ここで社長から親会社の社長も来ることが話され4月から営業部長に昇格することを発表してくれた
今日子ちゃんに
『マッチャン兄さんは本当にすごい人になったのね。妹として嬉しい(笑)』
とお酌をしてくれた
お食事会にしてはアルコールが多めに入って親戚の集まりで飲んでいるようであった
予定時間の2時間を過ぎたところで俺のオヤジの挨拶で会をしめた
結局、結納はみひろちゃんの家で事前に略式の形で行っていた。お互いの両親同士で事前に話し合ってくれて結納品は準備せず結納金と結納返しは目録の交換で
両家とも100万円の目録になっていて二人のため使ってと渡されていた
食事は仕事でも行っていた寿司屋の大将にお願いしてお任せのコース料理を出前してもらった。すると大将からお祝いだと鯛の尾頭付きを振舞ってくれた
翌日はみひろちゃんと二人で婚約指輪を買ったジュエリーショップに結婚指輪を購入に行った
みひろちゃんのリクエストでお互いの指輪をお互いがプレゼントする事になっていた
俺はみひろちゃんが選んでくれたペアリングでいいと言っておいたので黙ってみひろちゃんが選ぶのを横でみていた
ゴールドがいいという事で18Kのゴールドの指輪に決定した
お互いのイニシャルを入れてもらう事にしてサイズを合わせて後日取りにくる事になった
店を出て久しぶりのドライブに出掛けた
『もうじきマッチャンの奥さんになるのね…』
と婚約指輪をみながら笑っていた
それを聞いて俺も嬉しくなっていた
『結婚式の準備も着々と進んでるしあとは新居決めと入籍日をいつにするかだな~』
とみひろちゃんの手を握って話した
新居も休みの日に時間が取れたらマメに見て歩いていた
3月の給料日
朝礼で社長から3月31日で東専務と後藤専務が本社に戻る事と、4月1日付で渡邉営業部長が専務へ俺が営業部リーダーから営業部長への昇格人事が発表された
『4月からは地元採用で4名の新入社員が入ってきて、いよいよサンシャインの正念場を迎える年になります。いろいろ体制の変更もあるので後日発表します。
変わらず今まで通り単月で勝負出来る挑戦者が揃った総合酒類食品卸として青森ナンバーワンを目指して頑張りましょう!』
と熱いエールで朝礼は終わった
みんなから昇格おめでとうと言われて照れていた
『マッチャンがついに部長になったか~これからも宜しくお願いしますね(笑)』
とナツオも笑顔で喜んでくれた
『ナツオ、東専務と後藤専務の送別会の店を決めて貰っていいかな~』
と頼むと
『はい!松田部長分かりました(笑)』
とふざけていた
『4月からだよ(笑)じゃあ30日でお願い』
と頼んでいた
夕方、社長室へ営業部長と呼ばれていた
『4月1日から入る新人達の件だけど、どうやら全員免許は取れたらしいよ(笑)』
と社長は笑っていた
『あとは4名を早く一人立ちさせるプログラムだが、固まったか?』
と社長は俺に聞いて来た
『最初の1週間は午前は会社のことや営業のことや商品説明を、午後は倉庫で実際の商品を見ながら配送の流れを覚えて貰います。2週目から同行を始めて行きたいと思っています』
と社長に案を説明した
『進み具合は松田に任せるから焦らず育ててくれよ』
と社長に言われた
『それと運転は営業車に早く慣れてもらうために毎日、渡邉専務にも協力いただいて同行練習させたいと思っています』
『そうだな、渡邉専務も頼むぞ』
と社長に言われ
『社長、まだ専務になってないですよ(笑)』
と笑っていた
『あと体制の件ですが、1課が郡部、2課が青森市内、業務課県内全域の体制で行こうと思います。人員配置は1課が永田課長に山本君、伊藤君で2課は又吉課長に小泉さん、
業務課は成本課長に大川君で考えています。私は当面、各課のフォローに回ります。』
と報告した。
『了解、ここから株式会社サンシャインの将来が決まると思ってしっかりやってくれ。応援してるから(笑)』
と社長は乗せてくれる言い方をしてくれた
3月最後の月曜日の朝礼で新体制が発表になった
『株式会社サンシャインがこれからもずっと続いていけるようにみんなで頑張る年にしよう』
と引き締めて話は終わった
その後、営業会議を会議室で行った
『1課は郡部担当で永田課長に任せるよ。当面、伊藤君が旧1課エリアで山本君が旧2課エリアを頑張ってもらう。2課は青森市内担当で又吉課長に引き続きお願いします。
小泉さんはエリア変更になるけど小泉さんらしく頑張って欲しいと思います。業務課は成本課長、大川君に引き続きお願いします。俺も各所のフォローに回りながら新人君達を早く現場に
出せる様にしていきますので宜しくお願いします。』
と話した
『1課は数字が大きいから松田課長いや松田部長のエリアだった店は一度一緒に行かせてよ』
とマットから言われた
『了解、ファローはなるべくする様にしていくから』
と返事をした
ナツオからは
『業務課っていっても店を回るんだろう?直取りはほとんどないからさ』
と言われていた
『そこは飲食店だけじゃなくKマートみたいなチェーンスーパーなんかも担当してもらうし、他の課と店が被った場合は連携出来る様にするから』
と話した
『前も言ったけど売り上げは総力戦だと俺は思ってるから。でも評価は社長だったり専務がするから(笑)』
と最後に話して営業会議を終えていた
デスクに戻り小泉さんへ
『やっと慣れたところでエリア変更になってごめんね。今までで培ったモノで青森市内の店にアタックして欲しいんだ。フォローはするから』
と話す
『自信はまだないですけど…頑張ります。明日は最後に同行お願いします』
と小泉さんから言われてOKした
みんなが営業に出たあとでデスクのレイアウト変更を行っていた
俺の前に新人君達4人が座り、その奥を業務課にして2人分を並べた。隣の列に1課に3人分、その奥に2課に2人分を並べた
一通りレイアウトが終わったところで昼飯に渡邉営業部長と盛田総務部長、小笠原商品流通部長と4人で近所の定食屋に行った
午後は青森市内を回った
週末
土曜の夕方に夜勤明けのみひろちゃんを迎えに行き、今夜は俺の家に泊まることにして連れて来ていた
お袋と一緒に台所に立って晩飯を作るようになっていた
4人で食卓を囲むのが自然になってきていた
食後は近所の温泉に行く事が増えていた
帰りにデザートを買って戻ってきた
部屋に戻ってきて結婚式の招待状を書き始めていた
時折、招待する友達の話になり筆が止まる事でお互いの知らなかった時間を話し合うのがなによりの楽しい時間になっていた
いつも先に眠くなるのはみひろちゃんで今夜も目をこすり始めていた
『そろそろ寝よっか』
と話して布団に入る
腕枕をしてキスをしてるうちに今夜も止まらなくなり愛し合ってから眠った
日曜日は新居探しに不動産屋さん巡りをしていた
色々巡っている内にマンションでタイプは決まっていた
不動産屋さんには分譲を勧められたが大きな買い物にはまだ決断出来ずにいた
エリアも絞れてきて候補も固まってきていた
『みひろちゃんはどれがいい?』
と聞いてみる
『う~ん…買い物が近所で出来て銀行が近いぐらいかな?いいと思う条件は…』
と迷っていた
『じゃあ条件に合いそうなのは2つに絞れてきたね』
と昼ご飯を食べながら話した
『じゃあダイヤモンドマンションをもう一度見に行ってみようか』
といい再度不動産屋さんに行って内見させてもらう事にした
ダイヤモンドマンションに着き駐車場もゆったりだった。今なら2台止めても駐車場代が1台分でいいとプッシュされていた
部屋に入ると角部屋の良さが窓の景色に現れていた
キッチンもゆったりしておりみひろちゃんが気にいっていた
一通りみて検討しますと帰ってきた
俺の部屋で
『あのマンションでどうかな?』
とみひろちゃんに聞いてみた
『いいお部屋よね~マッチャンはどう思うの?』
と逆に聞いて来た
『家賃は少し想定より高いけどお互いの職場と実家との距離感もいいし、近所にスーパーもあるし、いいかなあ~と思って』
と言うと
『マッチャンがいいなら私はそこでいいよ』
と抱きついて来た
『ほんと?(笑)』
とチューしながらいうと
『学校も近いよね。将来子供が出来ても安心かなって思ってさ(笑)マッチャンのことだからそこも考えていたんじゃないの(笑)』
と図星であった
チューしてる内に愛し合いたくなってきたがもう送っていかなきゃいけない時間になっていた
部屋を出るまで何度もチューをしていた
帰りはまたダイヤモンドマンションの前を通って送って行った
4月
会社に出社するとフレッシュな声で新人君達が緊張した顔で挨拶してくれていた
社長から朝礼で紹介され一言づつ挨拶させられていた
みんなから大きな拍手をもらって新人君達の社会人初日がスタートした
松田部長の初日もスタートした
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