今日、日本共産党千葉市議団を代表して、代表質疑を行いました。質問は多岐に渡っていますので、特徴的な部分をご報告したいと思います。質疑と答弁については、日本共産党千葉市議団のホームページに詳細が掲載されたら、ブログやフェイスブックなどで報告します。
【市長の基本姿勢】
○「駆け付け警護」の新任務付与と集団的自衛権行使容認の閣議決定撤回…
(質問)市内に住む子育て中の母親は「南スーダンの市民が救われるために必要なことは、日本の自衛隊が派遣されることではないと思います。これ以上心や身体を傷つけられたり、命を失う人がいなくなるよう、各国政府は知恵を絞ってください。市民を戦禍に送りたくない。だれかの命が押しつぶされてしまわなければつくれない平和は本当の平和じゃない」とメッセージを寄せています。
こうした市民の声にもとづいて、政府に撤退を求めるべきではないですか。「駆け付け警護」の新任務付与と集団的自衛権行使容認の閣議決定は憲法違反であり撤回することが必要ではないのか。稲田防衛大臣が南スーダンでの「戦闘」を「憲法9条上問題になるから『衝突』を使う」とした答弁は、憲法から照らしても問題があると考えないか。
(市長答弁)政府が閣議決定したことであり、邦人の保護のため、しっかり対応していただきたいと考えておりますし、私としましても、今後の政府の動きを注視していく。(大臣の答弁)このことについてはコメントする立場にありません。
○核兵器廃絶への取り組みについて…
(質問)「ヒロシマ・ナガサキの被爆者が訴える核兵器廃絶国際署名」について、平和首長会議は核兵器廃絶と世界平和の実現に寄与することを目的に取り組んでいます。その内容について周知することとあわせて人類とは共存できない核兵器を廃絶するために、自治体、市長が先頭になって署名を呼びかけることが必要ではないのですか。
(市長答弁)この国際署名は、その趣旨に賛同する個人・団体が自由に参加し、核兵器の廃絶と恒久平和を求める人々の率直な願いを国際政治の場に届けることに意義があり、また、署名活動に取り組んでいる方々のメッセージに接することにより、市民のみなさまに、あらためて平和の大切さについて考えていただくことも重要である。
このようなことから、この活動の周知を図るため、市のホームページに国際署名のサイトへリンクを設け、協力を呼びかけていきたいと考えている。
○新年度予算案について…
(質問)財政健全化のための福祉カットは、2010年度から15年度までの決算、2016年度予算と新年度予算の8年間で、事務事業見直し134件30億円、公共料金改定114億5千万円、国保会計繰り入れカット27億6千万円、家庭ごみ有料化51億1千万円で、福祉カットの合計は223億2千万円。熊谷市長のもとでの職員給与カットは90億5千万円で合計313億7千万円。大型開発の累計は264億6千万円です。
財政健全化によって改善されてきた財政を活用して、この間削られてきた難病見舞金の復活、国民健康保険料の引き下げ、長寿祝い金の88歳支給復活などへ予算を回すことを提案します。
(市長答弁)今後も財政健全化の取り組みを進めていく必要がある中で、真に支えを必要としている方々のために予算が配分されるよう、事務事業の見直しなどを行う一方、必要な施策については充実を図ってきた。今後も限られた財源を効率的に配分し、市民生活・市民福祉の向上を図っていく。
【教育行政】
○就学援助制度について…
(質問)他市でも既に実施され、これまでも提案してきたすべての児童生徒に申請用紙を配布して回収することなど、先進自治体に学んで取り組むべきです。
(教育長答弁)在校生の保護者に対しては、これまで年度末に「就学援助制度のお知らせ」を配付し、申請書は学校で必要に応じて配布していたが、今回は、すべての在校生にお知らせと申請書を同時に配付し、その効果を検証する予定です。回収については個人情報保護の観点より、申請者から限るものとしております。
○公民館について…
(質問)指定管理者制度の導入は「市民サービスの向上に有効な手段である」としていますが、指定管理者制度はコストカットが大前提です。社会教育施設では制度はなじみません。指定管理者制度から直営に戻す自治体も全国的に見受けられます。
地域の課題を解決していく社会教育施設である公民館は直営で行うべきではありませんか。
(教育長答弁)公民館には学びを通した地域づくりや多世代交流の拠点としての機能に加え、地域人材のコーディネートや防災拠点としての機能などの役割が求められている。そのため、管理運営形態については、民間のノウハウや職員の専門性の確保、事業の継続性などの点から、市民サービスの向上を図ることが期待できる指定管理者制度の導入が必要であると考える。
※この他にもさまざまな質問をしています。今回はその一部ですが紹介しました。
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