佐々木ゆうきの日記〜平和とともに歩んで〜

北海道寿都町の風力発電事業を調査


 今日明日と北海道寿都町とせたな町の風力発電事業について視察・調査を行います。今日は寿都町(すっつちょう)の風力発電について調査しました。寿都町は北海道の南西部に位置し、総面積は95.37㎡と北海道内では小さな町とのこと。人口は6月末現在で3,114人(1,738世帯)です。漁業が中心で水産物や水産加工品などが特産品となっています。
 風力発電設備の導入経緯は、年間を通して風が強い日が多く。春から夏にかけて内浦湾から黒松内の低地帯を抜けてくる風(だし風)と、秋から冬にかけて日本海側から吹く風を地域資源として活かすために導入を進めてきました。平成15年度以降は売電による収益を活用したまちづくりを進め、現在は11基(16,580キロワット)が運転しています。導入にあたっては住民説明会、環境調査、個別の住民対応などを実施し、騒音、電波障害、生態系への影響などの課題を解決しています。

 売電を目的とした風力発電の建設であり、売電による収益は町の重要な収益です。具体的な売電収益の数値は示されませんでしたが、同事業が成功している裏には様々な努力があったと担当課の職員の方から説明がありました。収益の町民への還元として、教育、医療、福祉の各分野への活用を行い、医学部進学の学生や看護師をめざす若者に対する奨学金制度がつくられています。地域貢献・社会貢献のために動く企業などへの補助、町内自治会の街路灯への補助を実施するなど、各事業への還元がされています。

 風力発電による収益をあげている自治体は寿都町と鳥取のある町だけだそうです。今後、固定価格買取制度がどうなるか課題もあるようですが、地域資源をどう活用するのか勉強になりました。

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