佐々木ゆうきの日記〜平和とともに歩んで〜

一般質問を行いました①地方卸売市場について


 今日、一般質問を行いました。傍聴していただいたみなさんに感謝を申し上げます。質問については何度かに分けて報告したいと思います。今日は千葉市地方卸売市場についてです。


 青果部の取扱数量と取扱金額は、ピーク時の7割台へ減少し、水産物部はピーク時の3割台へと減少し、卸売市場の経由率も含め厳しい状況が続いています。仲卸事業者も取扱高の減少などに伴って約半数の事業者が赤字経営です。卸売市場は生鮮食料品の流通を支える役割を果たし、安全・安心な供給に努めてきた経過があります。
 いま国において卸売市場法も含め、「合理的理由のなくなっている規制は廃止すべき」と議論されているなど、市場を取り巻く環境が大きく変わろうとしています。

 現在の卸売市場には、以下のような役割があり、適正な価格の形成と取り引きのルールの下で行なわれています。
・卸売のための販売委託の申し込みに対する受託拒否の禁止
・全量引き受けによる適正な取り引き
・適正な価格保持のための立ち入り検査と指導・監督
・業者間の代金回収が円滑に行なわれるための決済ルール義務付け


 私から、「卸売市場の役割を放棄し、民間に明け渡すような卸売市場法の改正は慎重にあるべき」と市の見解を求めました。市は「これまでの市場流通の根幹を支えてきたルールや、卸売・仲卸事業者に大きな影響を及ぼす改正案が示された場合は、他市場と連携しながら、全国公設地方卸売市場協議会などに国への申し入れの要請を行うなど、適切な対応を図る」としました。

 他会派の代表質疑で、市場に(仮称)「流通センター棟整備計画」が答弁で示されました。場内事業者である千葉青果株式会社が提案し、流通の大手企業の食品卸売事業者を入れて物流を活性化、拡大する内容が示されました。関係者からは「顧客や商圏の競合になるのではないか」などの意見が出されているため、「誘致することについては慎重にすべきではないか」とただしました。
 市は「基本的に競合しない」と答えましたが、大手の事業者が入ることについては懸念する声がある以上は、慎重に対応すべきです。市場に関しては、以前からも場内事業者の経営改善などが求められてきました。全国の市場の状況は厳しいですが、今後も調査をしながら、質問で取り上げたいと思います。

 他の質問項目については、追って報告します。

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