
今日午後から代表質疑が行われ、日本共産党千葉市議団を代表して、緑区のかばさわ洋平市議が登壇しました。美浜区に関連する質問についてアップしていきたいと思います。最初は、市立病院のあり方についてです。
【 かばさわ議員 】
8月19日に開催されました、千葉市病院事業のあり方検討委員会において、早期の海浜病院の建替え、両市立病院の存続の方向性の答申が示されました。これまでも日本共産党千葉市議団は、海浜病院と青葉病院を統合や縮小ではなく、維持・充実を議会で求め、また市民団体との連携した署名活動では1万筆を越える署名を市に提出してきました。しかし答申には、「青葉病院は、適切な機能・規模を選択すべきである」というように、青葉病院の見直しの検討を促す内容が盛り込まれています。
千葉市病院事業のあり方検討委員会の答申についての受け止めと評価を伺います。
【 市長 】
本市の将来的な医療需要や両市立病院が抱える課題を踏まえ、様々な分野の有識者の方から、それぞれの専門的な知見に基づいたご意見が反映されているものと認識しています。この答申を真摯に受け止め、海浜病院への老朽化への早急な対応や救急医療体制の強化について検討を進めていくとともに、青葉病院の機能や規模についても、その立地などから、周辺医療機関との役割分担や関係性を明確にすることが重要とのご意見を踏まえ、検討を進めていく必要があると考えています。
【 かばさわ議員 】
市民病院は紛れもなく市民の財産であるなか、専門家だけの答申のみならず、市民の声を聞くことが大事と考えます。党市議団の市民アンケートでは約8割が公立のまま両病院を残してほしいと答えています。答申を受けて、今後の両市立病院のあり方における意思決定のスケジュール及び、市民の声をどのように反映させるお考えかお聞かせください。
【 市長 】
海浜病院の老朽化への対応については、早急に検討を行ったうえで、基本構想として両市立病院の具体的な方向性をまとめていきたいと考えています。基本構想の策定は、来年度の前半を目標としており、市民を対象にした無作為抽出によるアンケートやパブリックコメントにより、市民のご意見も参考にしながら検討を進めていきます。
【 かばさわ議員 】
青葉病院は年間の救急受け入れ件数が5,000件もあるなかで、市民の命を守る重要な拠点病院であります。青葉病院の救急や病床縮小は市民への影響は大きいと思うが、青葉病院の重要性をどのように認識しているのか。
【 市長 】
青葉病院は、市内一円から救急搬送患者を積極的に受け入れているほか、身体合併症を有する精神疾患への対応、災害医療など、本市の中核的な病院の1つとして重要な機能を有しているものと認識しています。
(2回目)
【 かばさわ議員 】
5年間の平均の青葉病院の搬送者数でありますが、立地の中央区が38%と高い割合でありますが、6区全て10%を越える搬送割合があります。また先の台風15号においても災害医療として、市民の命を守るための重要拠点病院として重要な機能を担っています。
千葉市病院事業あり方検討委員会の答申では、救急体制の充実が必要と意見がなされており、青葉病院の収支は状況からして、救急機能縮小ではなく、むしろ拡充を図っていくことこそ、市民が求める市の責任ある対応ではないのか、伺います。
【 市長 】
救急医療の提供は、市立病院が果たすべき重要な役割であると認識しています。このため、救急患者の受け入れ先の決定までに時間がかかっていること、高齢者を中心に救急患者の増加が見込まれていることなどを踏まえ、市内全体として対応力を上げるために、将来にわたって安定かつ効率的に提供できる市立病院の体制について検討していくことが重要と認識しています。
次回の報告はIRカジノ誘致について載せたいと思います。