佐々木ゆうきの日記〜平和とともに歩んで〜

6月議会の報告、討論から②

 日本共産党千葉市議団は、発議で千葉市福祉奨学基金条例を提案しました。
 この発議は、大学・専門学校へ進学したいと願う生保家庭・児童養護家庭の子どもに対して市が基金条例をつくり、市民の基金で進学の夢を少しでも叶えるためのものです。
 経済的理由で学びたくても進学することを諦めてしまう生活保護受給世帯の子どもや、児童養護施設の児童がいる中、「給付型の奨学金があれば、どれだけ助かるか」と強い期待が寄せられています。貧困の連鎖を断ち切るためにも必要な基金です。
 審査をした保健消防委員会では「理念は素晴らしいが継続性の担保があきらかでない」「時期尚早」などの反対理由で否決されました。継続性について指摘がありますが、市長がPRの先頭に立ってあらゆる情報手段で訴えかければ、賛同してくれる市民は必ずいます。進学の夢を叶え、将来の生きる希望としての大きな支援策として、一刻も早く事業をスタートすることが求められます。なお最終日の討論では、この条例提案に対する反対討論はありませんでした。


 「放射能から子どもを守るママの会in緑区」から提出された、千葉市中央区の東京電力千葉火力発電所内を千葉県指定廃棄物最終処分場候補地として調査、建設の受け入れを判断しないよう求める請願。この請願は、市民の声を十分に考慮することなく調査、建設の受け入れをしないよう求めています。
 この請願に反対した委員からは、「市議会が国に対して提出した再協議を求める決議をしている以上は、請願者の連携する団体が処分場に反対の立場から募った請願については、心情は理解するものの考えが異なる」「排出自治体での保管の再協議を求めた決議に対する国の動向を確認する」などの理由で、不採択となりました。
 市民は、処分場の選定の経緯も知らされないまま、突然の報道で知りました。環境省が情報公開も住民自治も無視して場所の選定進め、結論を押し付ける非民主的なやり方に対して、市民は、処分場設置に対し「反対」や「白紙撤回」の声をあげています。いま必要なのは、排出自治体での保管の再協議を求めるのではなく、市民と議会、千葉市が一体となって、候補地の選定に「反対」「白紙撤回」を求めていくことです。日本共産党と市民ネットワークのみの賛成で、請願が不採択となりました。

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