私の一般質問の続きです。この夏、大規模に発生した赤潮と青潮についてです。赤潮や青潮に関する苦情や問い合わせ件数は、市によれば「平成25年度から昨年度までは本市への問い合わせはなく、本年7月の赤潮発生時には、本市に109件の問い合わせ等があった」とのことです。
東京湾の「貧酸素水塊速報の7月18日~19日観測結果」によれば、貧酸素水塊の規模は今年最大であり、直近10年の平均を上回っているとのことです。貧酸素水塊は「閉鎖的な水域で、魚介類が生存できないくらいに溶存酸素濃度が低下した水の塊」とされ、これが青潮の原因とされています。
私から「幕張沖の埋立用土砂採取後に滞留するこの貧酸素水塊をなくすための抜本的な対策を、さらに千葉県に求めるべきではないか」とただし、市は、「過去に埋立用材として土砂採取が行なわれた結果、現在でも大規模な深堀跡が海底に点在し、これが貧酸素水塊の発生の一因となっている。このため、千葉県は、東京湾の深堀跡の埋め戻しを昭和56年から実施しており、昨年度には、稲毛ヨットハーバー付近で発生下良質な浚渫土砂を利用し、幕張り沖の深堀跡の埋め戻しを実施している。今後、深堀跡の埋め戻し事業の継続的な実施について、千葉県に求めていく」と答えました。
また、「発生原因などについて千葉市として調査が行うことが必要ではないのか」とただし、市は、「市職員が浜辺や水路の現地調査を行うとともに、千葉県が所有する調査船に同乗し、共同で海域調査を実施した」「広域的に対応する必要があり、東京湾岸の都県市と連携して状況把握や原因究明に努めることが重要であると考えている。本年9月には、東京湾に面する自治体で構成される東京湾岸自治体環境保全会議において、青潮や赤潮が発生した際の広域的な情報共有について、本市から提案したところであり、今後、具体的な手法を検討することになっている」と答えました。
この問題は、私自身も引き続き、研究していきたいと思います。
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