今日は午前10時から本会議があり、一般質問を行いました。質問は、保育、子どもルーム、全国学力・学習状況調査の3項目です。3回に分けて報告したいと思います。
保育の待機児童の定義について、「子ども子育て支援新制度」では給付対象となる施設に入所すれば待機児童ではなくなり、また、特定の保育所を希望していると待機児童の数に入らないということになります。市も同様に基準も厚生労働省が改悪した定義を用いて、「2年連続、待機児童ゼロ達成」としましたが、実際は4月1日現在で342人が希望する保育所に入れていません。市立保育所への入所を希望していた人数は、このうち33人でした。「特定の保育所1か所のみ希望した」など、国と同様に、あたかも保護者に責任があるかの答弁をしています。国の待機児童の定義をそのまま当てはめることはせず、「待機児童ゼロ」は撤回すべきと強く求めました。
保育所・保育園の待機児解消のために認可外施設の認可化により、保育施設の増設が急速に進んでいます。庭のない保育所や鉄道高架下での小規模保育事業が実施されています。こうした事業は、実施以来45箇所増えて、このうち庭のない保育園で公園などを代用しているところは28箇所にもなっています。
この庭のない保育所について、私から、「園庭は遊ぶためにありますが、園庭があるからこそ自然を感じて季節を感じることができる。園庭がなければ、8時間から10時間も壁に囲まれたビルの一室等で過ごすわけです。駅周辺への小規模保育事業の整備を進めるために、庭のある保育所の整備は困難というのは理由にならない」「子どもたちの安全面でも、園庭があれば、道路を渡って公園に行く必要もなく、災害時にはすぐに外に出ることができる」と指摘し、「市の『保育実施義務』を果たし、庭のある認可保育所の増設を」と求めました。
市は、「自然豊かな近隣の公園を利用して、日々の保育を実施する」とし、これまでも続けている小規模保育事業を推進する方針です。
園庭ない保育所や、高架下やビルの一室に設置された施設が増加し、保育の質の低下、子どもの発達への影響や安全を心配する声がひろがっています。市の公的責任において庭のある保育所を整備が必要です。
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