今日は津南町の視察・調査で、新規就農支援事業と国民健康保険データヘルス計画、小水力発電事業について伺いました。津南町では昭和48年度から国営総合農地開発事業が取り組まれ、広大な田畑の造成、区画整理が行われてきました。農地の保全、大型農業実験、農業の担い手育成のため津南町農業公社が設立。津南町は雪下にんじん、加工用トマトなどが有名です。
新規就農者への支援は、農業研修制度と国の青年就農給付金(準備型と経営開始型・年150万円)に加え、町では住居や空き家をあっせんする支援を行っています。谷内(やち)ファームハイツ(アパート)を単身世帯には1万1千円、世帯用は2万2千円という低廉な家賃となっています。新規就農者は平成7年から今年7月現在で30人、うち定着しているのは20人となっています。定着率の高さは、住宅確保への支援もあるようです。
国民健康保険データヘルス計画については、千葉市でも作成し、腎不全への対応とハイリスク患者等への受療勧奨を課題として、目標設定しています。津南町は人口約1万人に対し、8名の保健師を配置して様々対応されています。全国的にもあまり例のない小中学校の児童生徒の血液検査(無理にはさせない)を津南病院の医師が疫学調査のため実施をして、子どもたちの状況をつかんでいるとのことです。
小水力発電については、 農林水産省の「農山漁村活性化プロジェクト支援交付金」(補助率55%)を活用し、発電設備を1億4千万円で整備。年間約900万円の売電収入があります。苗場地区の活性化計画に位置付けられている10か所の揚水機場の電気料に充当。維持管理費にも充当し、農家負担の軽減のために充てられています。また、落ち葉などの対応で除塵機について民間との技術開発をおこなって対策がされています。やはり地域への還元は基本です。
2日間、職員や関係者のみなさんには大変お世話になりました。ありがとうございました。
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