一般質問では、災害対策についても取り上げました。災害対策と言えば、応急・復旧対策に力点が置かれていました。災害対策基本法でも防災に関する必要な体制や責任の所在の明確化、防災計画の作成、災害予防、災害応急対策、災害復旧と防災に関する財政金融措置の基本を定めるとしています。この中でも災害予防をしっかりやらない限り、市民の生命や財産は守れないことを触れました。
現在、千葉市は「地域防災計画」の見直しを、8月に発表された県の計画の整合を含めて検討し、計画の素案作りを進めています。計画の見直しには、「より実効性の計画とする」「減災の考え方を取り入れる」「自助・共助・公助の視点から役割分担を明確にする」など、6項目の見直し基本方針を目標・目的としていると答弁。
私からは、何よりも重要なことが災害の未然防止対策であり、発災現場は市民の日常生活で場であること、計画の見直しにあたっては「人命被害ゼロ」を目標として、市民生活の場で有効かつ役立つものにすべきと求めました。
災害発生時、応急対策の実効性を担保することと、予防対策を確実に前進させるために、全庁的に施策に取り組み、それぞれの施策の根底に防災の視点を据えることが必要。生命を守るために、市民への「防災意識」の啓発・徹底が決定的に重要であり、その際にも、行政の責任である「公助」を後退させず、啓発や訓練を「計画」の中に高く位置づけ、行政がやりぬくことを最後に求めました。
写真は、9月1日に真砂中央公園で開かれた防災訓練の様子。グループに分かれ避難所の設置やトイレの組み立て、ケガ人の搬送が行なわれました。次は、津波対策と液状化対策についてアップします。
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