文化芸術振興を図るために若い芸術家などを奨励する制度(1年間の活動経費300万円の報奨金を毎年2名程度でこれまで29組に)や、京都現代芸術祭2015に向けた情報発信、文化芸術都市であることを国内外に発信する京都文化祭典の他に、音楽祭や市民ふれあいステージなどに取り組まれています。
そして今日は京都芸術センターの現地視察を行ないました。同センターは1931年に改築された明倫小学校を改修して造られた施設で、国の登録有形文化財に登録されています。閉校となった1993年からセンター開設となる2000年までに、芸術表現の場として活用できるか、地域に受け入れられるか、跡地活用審議会を開き承認を得て、さらに整備計画策定など7年かけての開設となっています。指定管理者は京都市芸術文化協会です。
芸術ジャンルの融合を図ることや制作から発表まで支援を行なったり、文化芸術の情報発信、市民との芸術家相互の交流事業に取り組まれています。最近では地域の運動会に芸術家が参加するなど地域との連携も行なっています。プログラムディレクター2名を3年間、事業のコーディネートを行ない、アートコーディネーターの指導・育成して芸術専門家を送り出しています。京都には芸術系の大学もあるため、専門家の育成ができるようです。
文化芸術は数値や金銭的なもので判断はできず、施設の性質上、収益をあげるものでもないため、経営・運営のあり方について市とも協議を行なっていくそうです。
教室は制作室などに使われ、講堂や大広間は展示や講演の場所になっています。市民利用は午後8時まで、芸術家の利用は午後10時までになって時間の配慮もされています。校庭は体育振興会でテニスやゲートボールの利用をされているそうです。
この写真は、文化芸術に関わるチラシで各分野ごとに棚に置かれています。元は学校ということで下駄箱風に造ったとのこと。
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