※写真は市ホームページのもの。
今日午後１時半から都市計画審議会が開催され、委員として出席しました。議案は５つです。その中の主なものについて書きます。
第１号・２号議案は、千葉駅東口地区第一種市街地再開発事業の決定と高度地区の変更についてです。千葉駅東口クリスタルドーム東側の三井住友銀行、ドコモ、ＪＴＢが入るビル１棟と、千葉銀行などが入るビル、線路沿いにある駐輪場を商業・業務ビルとして一体的整備するもの。クリスタルドームは撤去。駐輪場は、現在の地下道を改修して設置する予定です。
現在のところ総事業費は180億円、市の負担は８億円。民間主体の再開発への市の支出は法に基づいたものであっても理解が得られないのでは。市民の意見を聞くべきではないか。商店会８名の有志が、商業・業務ビル建設に疑問を持っており、現状の道路の廃止などに対して反対の姿勢を示している。商店会の中で意見が分かれている状況で、都市計画審議会で判断することは容易なことではない。この再開発事業の計画案が出された際に十分な意見を吸い上げることをしなかったのかなどを質しました。私は「意見が分かれている中で、拙速に判断して良いのか」と意見を述べ、賛成しませんでした。
第４号議案は、都市計画マスタープラン（案）です。千葉市のまちづくりを全体像を示すプランです。個別の具体策については、マスタープランでは議論できません。原案については意見募集、説明会が実施されてきましたが、幅広く市民意見を聴取するための対策を求めました。
問題は「めざすべき都市構造」で、千葉都心、幕張新都心、蘇我副都心がまず位置付けられていて、３都心を中心に都市構造をめざすものになっていること。参考資料でも「今後も厳しい財政状況が続く見通しです」としながら、都心開発を進めることは理解できないことから賛成しませんでした。
この他には、幕張新都心若葉住宅地区に壁面や建築制限などの変更・追加。産廃業者が新たに施設を増設するための位置の決定が議案として出されました。
