gooブログはじめました!

シニアの生き甲斐探し
 北海道移住体験・豊かな自然

北海道移住体験100 (カンノファームの真っ赤なサルビア)

2011年02月25日 | キャンプ





9月8日(水)晴れ

〈 夫 〉


 昨夜は町営ラベンダー園の駐車場にて車中泊をしました。明け方人の声がします。車の窓からラベンダー畑の広い斜面がみえます。ラベンダーは花はもう終わっていました。斜面に作業をしている人たちの姿が見えます。地域の高齢の人らしいです。ざっと30人ばかりいました。朝早くから草取りをしているようでした。斜面なので結構大変ですが、皆さん張り切って作業をしています。以前ここに来た時、山の斜面一杯にラベンダーの花がさいている見事な景色を見たことがありますが、このような地道な作業のお陰なんだなと改めて感じました。

 朝食は昨夜行って閉鎖していることを知った中富良野キャンプ場跡へ行きました。キャンプはできませんが、山の上にある東屋でパンを焼いて食べました。15年前に初めてここでキャンプをした時は、テントが沢山張ってありとても賑わっていました。若いチャリダーの人やライダーの人も多かったです。今は自転車旅行の人も少なくなってきました。そういえば先日知床に行った時、知床自然の村キャンプ場が閉鎖していました。北海道のキャンプ場も変化が出てきました。時の流れを感じます。

 朝食後、富良野駅に行ってみました。素敵な駅舎でした。観光案内所では観光客が情報を収集していました。私もそこでフラノマルシェの場所を聞きました。最近売り出している場所です。行ってみると、駅からあまり離れていない所にありました。お土産や野菜などを売っているお洒落なお店が集まっていました。なまら棒という大きな乾いたギョウザを買って、オープンテラスで食べました。

 それから富田ファームへ寄りました。ここは何度も来たことがあります。テレビドラマ「北の国から」ですっかり有名になりました。観光バスが何台も停まっています。ラベンダーはもう終わりですが、秋の花々が咲いていました。中国人の観光客がとても多く、びっくりしました。団体で来ているのです。ラベンダーのアイスクリームや香水、オイルなどが売れています。私たちは富良野メロンを食べました。

 そこから美瑛に向かうR237沿いにカンノファームがあります。富田ファームほど混んでいませんが真っ赤なサルビアや鶏頭がとても綺麗で感動的です。思わず車を停めてしまいました。そして花畑の中の散策路を歩いてみました。広大な丘の斜面をゆっくりと登って行きました。すると遙かに続く丘の向こうに、青い空をバックに十勝岳連峰がくっきりと見えました。北海道の雄大な景色です。

 そして丘の上の花畑の中に黙々と作業をしている男の人がいました。汗をびっしょりかいて鎌で雑草を刈っています。朝見た町営ラベンダー園の人々と同じです。いくら初秋とはいえまだまだ日差しは厳しく、作業の苦労は並大抵ではありません。人を感動させる綺麗な花を咲かすには、このように人の見ていない所で地道に仕事をしているのです。私は頭の下がる思いでした。

 夕方、上富良野町の日の出公園に行きました。ここは初めて訪れました。車で山を登ることができます。山全体に花の終わったラベンダーが植わっています。頂上の展望台から町が一望できました。遠くに十勝連山、そして大雪山まで見えました。真下にはキャンプ場がありました。数人がキャンプをしていました。私たちもそこへ行ってキャンプをすることにしました。



〈 妻 〉


 北海道のメロンは何と言っても夕張メロンが有名ですが、富良野メロンも美味しかったです。贅沢に一人で半分食べてしまいました。留守番している長男に申し訳ないような気がして、自宅にも宅急便で送りました。


        ー つづく ー



 

北海道移住体験99  (幌舞…「ぽっぽや」の撮影駅)

2011年02月22日 | 旅行



9月7日(火)晴れ


〈 夫 〉


今日から3日間の予定で、富良野、美瑛、旭川方面に出かけました。昨夜準備しておいたので早めに出発できました。とてもよい天気です。夕張市、占冠村を通過し南富良野町に出ました。

 大きな湖に着きました。金山湖です。周囲を緑の森に囲まれ、素晴らしい景色です。カラマツの林が美しいです。広いキャンプ場がありましたが、キャンプをしている人はいませんでした。ここで2,3宿泊してみたくなりました。


 湖沿いをしばらく走ると、偶然に何だか見たことのある駅に着きました。根室本線の無人駅、幾寅という駅でした。そういえば大分前に映画で見た覚えがあります。東映映画、高倉健主演「鉄道員(ぽっぽや)」が撮影された駅でした。映画の中では「幌舞駅」として登場しています。待合室には映画のポスターや撮影関連の写真が展示されていました。駅広場の前には、映画に出てくる食堂、床屋などの建物やオレンジ色の気動車がありました。

 この映画の粗筋はあまり憶えていません。仕事一途な鉄道員が、仕事のため子供や妻の死に目にもあえず、孤独な生活をしています。主人公が駅長として勤めている鉄道の路線も廃線に近づき、主人公も定年退職を迎えます。そこで広末涼子扮する亡き娘の幻をみる、という筋書きだったように記憶しています。

 プラットホームに立ってみました。とても静かです。単線の線路に寂寥感が漂います。映画の通り、冬は真っ白い雪が辺り一面に積もることでしょう。この3月に定年退職した私にも、主人公のどうしようもない寂しさが少しは分かるような気がしました。それにしても偶然に通りかかったこの場所が、いつか観て感動した映画のロケ地だったのでとても嬉しかったです。

 この後道の駅「南ふらの」で昼食に鹿肉カレーを食べました。鹿肉は軟らかくて美味しかったです。それからテレビ「北の国から」の撮影現場である麓郷の森、そして大分時間をかけて美瑛キャンプ場へ向かいました。ところがなんと、まだ9月上旬なのに閉鎖していました。仕方ないので以前宿泊したことのある中富良野キャンプ場へ行きました。びっくりしたことに、ここはキャンプ場そのものが廃止されていました。あんなに賑わっていたキャンプ場がなくなっていて、何となく寂しい気がしました。結局町営ラベンダー園の駐車場に車中泊したのでした。


〈 妻 〉


 「鉄道員」(ぽっぽや)」は降旗康男監督です。この監督の作品は「駅・STATION]「居酒屋兆治」などを観ています。どれも感銘深い映画でした。体験ハウスに帰ってから「ぽっぽや」をレンタルビデオでまた観ました。


            ー つづく ー 

北海道移住体験98 (再び百合が原公園へ)

2011年02月20日 | 日記
リリートレイン


9月4日(土)晴れ


〈 夫 〉


 体験ハウスの近くに町営野球場があり、朝から小学生が試合をやっています。放送が家まで聞こえてきます。長閑な土曜日の朝です。汚れていた車を洗車し、江別の町へ行ってみました。

 まず江別駅に寄ってみました。函館本線が通っている大きな駅です。乗降客の姿はあまりなく静かでした。登りは、札幌、小樽、余市、ニセコ、長万部、八雲、森を経由して函館まで、下りは岩見沢、美唄、深川を経由して旭川まで行きます。この4カ月の間にどこも訪れた場所ばかりです。北海道の駅はどこも旅情を誘います。札幌までの運賃は440円でした。

 すぐ近くに江別神社があったのでお参りをしてから町に行きました。ポスフールというおおきなデパートがありました。体験ハウスの周辺の人たちは、休日にここまで買い物に来るのだと役所のMさんが言っていました。ここの食料品売場で、昼食のちらし寿司とさんま寿司を買いました。

 昼食をどこで食べるか迷いましたが、以前行ったことのある百合が原公園に行くことにしました。運転は家内に任せました。最近家内は、衝突や交通違反を起こしている私が運転するのを喜びません。道路はやや混んでいましたが、ナビに従い幸い最も渋滞の激しい道央自動車道の下道を迂回して行くことができました。30分ほどで着き、あまりの近さにびっくりしました。

 百合が原公園は休日なので結構混雑していました。夏の終わりのこの時期は、咲いている花は少ないようです。しかし家族連れや若いカップル、高齢者などに人気があります。どの人も芝生の上にビニルシートを敷いて、お弁当を食べたり寛いでいたりしています。私達もそこで遅い昼食にしました。公園内を名物のリリートレインがゆっくりと走っています。緑色の優雅な車体です。昼食後、芝生の上で昼寝をしました。時間がゆったりと流れていきます。

 その後、リリートレインに乗りました。65歳以上は無料です。乗客はみんな楽しそうです。大人も童心に返っています。公園を一週します。途中花壇の前を通過すると、秋咲きの薔薇とコスモスを見ました。ダリアも咲いていました。すっかり嬉しくなってしまいました。


〈 妻 〉


 百合が原公園は、季節ごとにいろいろな花が咲き、心の和む素晴らしい所です。木陰での昼寝は、涼風がここちよく天国にいるような気持ちでした。


             ー つづく ー 

 


北海道移住体験97 (キャベツ天丼は巨大だった!)

2011年02月19日 | 移住
紋別のカニの爪オブジェ


9月3日(金)雨


〈 夫 〉

 台風の影響で朝から涼しく、久しぶりに過ごしやすいです。本州はどこも35度以上の猛暑というテレビ報道がありました。今年の夏はちょっと異常です。この数日間は蒸し暑かったけれど、北海道にいて本当によかったと思いました。

 午前中は昨日に引き続き、傘をさしながら体験ハウスの周辺を歩いてみました。立派な養護施設がありました。新しく大きな建物です。北海道はどこの市町村の行政も福祉関係に力を入れているようです。

 そこから住宅団地の中を歩きました。どこの家もきちんと区画された土地の中に整然と建っています。1軒の敷地が100坪以上あり、ゆったりした感じです。住民も比較的若い人が多いように見受けました。また本州からの移住者もいると聞きました。家はそうでもありませんが、土地は格安のようです。なかには空き家も数件ありました。

 次に町民病院に行ってみました。とても大きな総合病院です。広い待合室に入っていくと、割合空いていて高齢の人が診察を待っていました。私も後日内科で診察を受け、胃腸薬を1カ月分もらいました。待合室に自動湯茶機があったので、お茶を飲んで少し休憩しました。

 その後ふるさと物産館へ行きました。展望塔のある立派な建物です。ここにはお酒、ラーメン、そば、ジャム、米など町でとれる特産品、加工品などを販売しています。キャベツキムチという珍しい物が置いてありました。また、ここの場所は、札幌方面、江別駅、北広島駅行きのバスターミナルがあります。展望塔に登ってみました。周囲に山や高い建築物がないので、広大な石狩平野が一望できました。すぐ下に中央公園やパークゴルフ場も見えます。

 夜は町にある日帰り温泉に行ってみました。入浴料金は600円ですが、役所で滞在手続きをした折りに招待券を頂いたのです。素晴らしい温泉施設でした。温泉は良質な源泉かけ流しでコーヒー色をしています。

 ここの売りは、なんといっても新館、本館二つの和風露天風呂と、その間を結ぶ長い回廊でしょう。東屋のある和風露天風呂は大きな樽型です。ややぬるめなので、腕を縁にかけながら長い時間ゆったりとつかっていました。他の客も少ないので、一人で独占しているとまるで大名気分です。そこから本館の露天風呂へ行くのには、長い塀のある回廊を通るのです。暗くなったので、七色のライトが点きました。時々色が変化して幻想的な雰囲気に包まれました。

 温泉からあがり、レストランで夕食にしました。「噂のケンミンショー」でみたキャベツ天丼を注文しました。出てきた時はビックリして思わず吹き出してしまいました。それはそれはど迫力で巨大な、高さ30㎝近い天丼です。この町の特産品のキャベツのかき揚げが、丼に3つものっています。1つのにはエビも入っていました。食べきるかな?とても心配になりました。キャベツキムチなるものも付け合わせにあります。

 食べてみると、キャベツが甘みがあります。醤油の味がキャベツに丁度あいます。2つのかき揚げを脇のお皿に乗せ、休み休みたべました。キャベツキムチは、白菜より食べやすくとても美味しかったです。私は野菜の天ぷらは大好きですが、3分の2ぐらい食べたところで、ギブアップしました。やはり油が満腹感にさせるのです。家内もさすが完食できませんでした。



〈 妻 〉

 午後に役所のMさんが来て、役所の車で町内巡りをしてくれました。N町の東西南北の範囲を回りながら、町のかんたん歴史や地理、産業、交通、観光などを話してくれました。もともと農業が中心でしたが、札幌市のベッドタウンとして人口が増え発展してきたそうです。日本海側から太平洋側まで、あまり起伏がないので風が吹きぬけるのだそうです。冬は寒そうだなと思いました。


            ー つづく ー 


 

 

北海道移住体験96 (新しい町の探検)

2011年02月18日 | 移住
知床のかめ岩



9月2日(木)晴れ

〈 夫 〉

 N町の体験ハウスは、古いけれど部屋はリフォームしてありました。お風呂はやや小さいですが清潔ですし、洗面所もありました。なによりも気に入ったのは居間の前に庭と植栽があり、プライバシーが守られています。キッチンの窓から広々した野原が見えます。その向こうにお寺の屋根が見えます。朝から陽の光が入りとても暑いです。

 朝食後、車で町の探検に出掛けました。周囲は山もない平地で、田んぼや畑が広がってる田園地帯です。この町は幌向原野が広がっていた土地を開拓者が碁盤の目状に農地整理したそうです。千歳川や夕張川に囲まれており、産業は稲作中心の農業です。特産品はキャベツで、そういえばテレビの「噂のケンミンショー」にキャベツ丼が紹介されていたのを見たことがありました。後日日帰り温泉施設でキャベツ丼を食べました。またこの町は札幌に割合近いのでベッドタウンとなり人口も9千人いるそうです。



 役所の近くに行ってみました。消防署、高等学校、郵便局、公民館、病院、、公園、ガソリンスタンド、パークゴルフ場、Aコープ、ホームセンター、コンビニなどが固まってあります。その周囲に沢山の住宅が建っています。まだ新しい建物が多いです。道路も広くて明るい感じがします。

 まずはホームセンターに入ってみました。なんでもあります。タオル掛けやボールを買いました。次にAコープに行きました。食料の種類も多く、値段も安いです。野菜や果物も新鮮そうです。なによりキャベツが大きくて安いです。家内が大喜びです。今まで滞在した3箇所の町の中には、体験ハウスの近くに種類が少なく値段が高いスーパーがあってちょっとがっかりした所もあったからです。

 それから公民館の中にある図書館へ入りました。いつもは午後1時に開館ですが、特別に貸し出しを許可してもらいました。係の人は親切でした。やや古い本ですが、蔵書が沢山ありました。早速推理小説やエッセイなど二人で10冊ほど借りました。野幌森林公園の中に道立図書館があるということも教えてもらいました。

 最後にガソリンスタンドのホクレンでガソリンを入れました。1リッター131円で安かったです。ついでにオイル点検をしてもらったら異常ありませんでした。このようにこの町は生活するのにはとても便利なことが分かりました。やはり住宅が多く、人口も多いからでしょう。明日はさらに広く回ってみようと思いました。


〈 妻 〉


新しい土地での生活の始まりは、期待も大きく、ちょっとワクワクした気分になります。スーパーが近く、新鮮な物がわりと安く買えるのは、幸せな気持ちです。


           ー つづく ー