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シニアの生き甲斐探し
 北海道移住体験・豊かな自然

北海道移住体験109 (雨の中の高原温泉紅葉)

2011年04月01日 | 登山



9月21日(火)雨時々曇り

〈 夫 〉

 朝、起きると小雨が降っていました。今日は平日なので帰宅したとみえて、他のキャンパーは数えるほどしかいません。キャンプ場は閑散としています。朝食をとっていると雨があがり青空になったので、高原温泉にいくことにしました。8月に士別市の博物館で館員の人から、高原温泉の紅葉が素晴らしいと聞いていたのです。

 車でシャトルバスの発着所に行きました。係の人が、高原温泉周辺に熊が出たという情報があったので沼の周遊コースの全ては回れない、ということを教えてくれました。折角ここまで来たので、それでもいいと思いバスに乗り込みました。終点に着くと一軒の温泉宿がありました。高原温泉山荘です。

 ビジターセンターの人が周遊の注意点などレクチャーをしてくれました。熊に出会ったら死んだふりをしても、目を睨んでもいけない、リュックなどを投げそこに意識を持たせて後ずさりで逃げなさい、決して背中を見せてはいけません、などと教えてくれました。肝っ玉の小さい私たちは震え上がったしまいました。でもこのまま帰るのも癪です。登山口から出発しました。

 登山道を上って行くと、無情にも小雨が降ってきました。道は泥でぐちゃぐちゃになっています。大きな水溜まりもできています。結構アップダウンがきつく、家内は辛そうでした。雨が洋服に染みてきて寒くなりました。所々に熊出没の対策に地元の係員が立ってくれていました。流れの速い川があり丸木橋を二箇所渡りました。下山する団体とぶつかり、橋のこちらで長いこと待たされました。一時間ほど歩いてようやく土俵沼とバショウ沼に着きました。苦労して来たせいか、一層美しい景色に感動しました。


 そこからさらに歩いて、滝見沼を通り緑沼に着きました。幸い雨があがりました。沼の周囲はナナカマドが綺麗でした。黄色、橙色、赤色と変化する色合いが何とも言えません。いぜんとして曇り空ですが霧が時々流れ、辺りの景色が沼に映って神秘的な美しさでした。他の登山者が5,6人休んでいました。そしてここにも係員が熊の警戒をして立っていました。私たちは板道にビニルシートを敷き、昼食のおにぎりを食べました。


 その後、全コース周遊はあきらめ下山しました。幸い熊に遭遇することはありませんでした。高原温泉山荘で温泉に入りました。白濁のお湯が冷えた体に心地よかったです。それから一路江別市まで帰ってきました。


〈 妻 〉

 雨の中の登山は大変でした。でもいくつかの池の美しい景色を見ることができました。高原温泉のお風呂もとてもよかったです。


 



北海道移住体験108 (息を呑む美しさ 黒岳の紅葉)

2011年03月31日 | 登山


9月20日(月)晴れ

〈 夫 〉

 層雲峡オートキャンプ場で目覚めると、青空でした。久し振りに胸がわくわくしてきました。身支度を整えロープウエイ乗り場に向かいました。途中、コンビニで昼食のおにぎりを購入しました。幸い昨夜入った「黒岳の湯」の駐車場が空いていたので、車を駐車させました。ロープウエイからペアリフトに乗り継ぎました。リフトで上に登って行くと、三角に尖った黒岳の頂上が望め赤や黄色の紅葉が綺麗でした。


 リフトの終点は、まだ黒岳の頂上ではありません。そこから急な坂道を登るのです。家内は最近登山の時苦しそうなのですが、今日は何とか休み休み歩いているのでほっとしました。8合目9合目と登って行くと、ナナカマドの鮮やかな真っ赤な色が山の斜面一杯に広がり、息を呑む美しさでした。残念ながら私のカメラではこれで精一杯です。


 ようやく頂上に着きました。山々のひだにナナカマドが真っ赤に色づいています。白い雪渓とのコントラストが見事です。遠くに旭岳や大雪山の山並みが展望できます。この景色はよくポスターで見ます。私たちは雄大な景色を堪能しながら昼食にしました。


 
 やがてロープウエイで下り、出発地点にあるビジターセンターで情報を聞くと、銀泉台に行くなら明日は天気が悪いので今日の方がいいと教えてくれました。そこからバスに乗り、シャトルバスの乗り場に行きました。幸い午後2時半発の臨時シャトルバスに乗ることができ、銀泉台へ向かいました。銀泉台からやや険しい山道を30分ほど歩き、美しい紅葉を見ることができました。


 念願の北海道の紅葉を見ることができて大満足でした。これも移住体験をしたおかげです。


〈 妻 〉


 今日は良い天気なので紅葉はあざやかでした。写真よりも目で見た方が綺麗です。秋の景色を満喫した1日でした。




北海道移住体験107 (DVD返却のため400㎞激走?)

2011年03月30日 | 旅行



9月19日(日)雨のち晴れ

〈 夫 〉


 今日はたった8枚のDVDを返却するために、車で往復400㎞を走ったのでした。

 朝、起きると雨が降っていました。昨日は幸いにも旭岳の紅葉を見ることができ、層雲峡オートキャンプ場にて一泊しました。昨日の天気予報では晴れだったので、今日は黒岳に登り今日中に体験ハウスまで帰るつもりでした。なぜ今日帰らなければならないのか、それは江別のビデオレンタルショップにDVDを返却するからです。

 9月12日に「クライマーズハイ」「張り込み」「冷や飯とおさんとちゃん」などのDVD8枚を借りました。返却期限が今日なのです。延滞料は1枚300円です。黒岳に登り今日江別に帰り返却すれば何の問題もありません。しかし雨が降ってしまい、登ることができません。天気予報を見ると明日は晴天です。黒岳の紅葉はどうしても見たいのです。今日帰っても又ここに来ることになるでしょう。大いに悩みました。

 結論は、今日DVDを返却しUターンしてキャンプ場にもどり、もし早く着いて天気がよければ黒岳に登ることにしました。往復400㎞ぐらいありますが北海道の道路では可能かもしれません。そう決めたら朝食もとらず、雨の中早々にキャンプ場を出発しました。

 R39号線で愛別町、当麻町を通過しました。旭川市の市街地は流石に混んでいました。次にR12号線に入り、先日スピード違反で捕まった神居古潭を通りました。同じ所に3人の警官が待機していてびっくりしました。深川市、滝川市、日本一長い直線道路を通過しました。砂川市、奈井江町、美唄市、三笠市を通過しもうすぐです。見覚えのある岩見沢市の市街地を通り抜け江別市にはいりました。約200㎞を走り無事にDVDを返却しました。その頃はもう雨があがっていました。時計は午後1時を指していました。

 昼食は「夢幻」という店で焼き肉ライスを食べ、一旦体験ハウスに帰り身支度を整えて引き返しました。帰りは高速道路を利用したので割合早くキャンプ場に着きました。しかし黒岳登山はできませんでした。明日登ることにします。


〈 妻 〉


 400㎞を激走しましたが、速度70㎞以上は出さず安全運転に心掛けました。さすが疲れるので交代で運転しました。黒岳は明日になってしまいましたがDVDを返してすっきりしました。


             ー つづく ー 

北海道移住体験106 (旭岳の紅葉の主役はナナカマドだった)

2011年03月28日 | 旅行
〈 九州から出てきたTさんへ 〉


 コメント有り難うございました。九州も素晴らしいですが、北海道の自然は日本一でしょう。また、どんな食べ物も新鮮で美味しいです。できれば今年も移住体験をしたいと思っています。機会がありましたら、トド肉、熊肉の缶詰、黒松内の湧水などを送りたいと考えています。楽しみに待っていて下さい。


9月18日(土)晴れ時々曇り



〈 夫 〉


 昨夜21世紀の森キャンプ場のフリーサイトで宿泊したのは5家族でした。その内の一人に、層雲峡のロープウエイを利用して黒岳に登ってみたら紅葉が素晴らしかったという情報を聞くことができました。私は大雪山全体の紅葉はまだ早いのかと思っていましたので、大変嬉しい情報でした。それでは旭岳の紅葉も始まっているに違いないと、朝食もそこそこに旭岳に向けて出発することにしました。

 21世紀の森を出た時は晴れていたのに、旭岳に近づくにつれ少しずつ曇ってきました。道路を進んで行くと、周囲の山の木々はまだ紅葉していません。果たして日本最初の紅葉が見られるのか心配になってきました。やがて2時間ほどでロープウエイ乗り場の駐車場に到着しました。

 登山姿の人が乗り場の方に歩いて行きます。でも山の上の方は霧がかかってよく見えません。私はロープウエイに乗るかどうか迷ってしまいました。そこでビジターセンターに行き、天気予報を聞くことにしました。係の人はとても親切に教えてくれました。それによると、今日は曇りがちで明日は雨だということでした。そこで思い切ってロープウエイに乗ることにしました。

 ロープウエイを降りると、旭岳の頂上は霧で見えませんでした。しかし、その裾野辺り一面は、赤と橙色と黄色そして松の緑に覆われていました。まるで錦を織りなしたようにどこまでも続いています。曇りがちで時々霧が流れるので、その錦は鮮やかではありません。しっとりとした感じです。私たちは7,8年前に旭岳の頂上を登っているので、今日は登らず姿見の池周辺を散策するつもりです。


 他の観光客に混じって遊歩道を歩いて姿見の池の方に行きました。しばらくすると山の斜面から白い噴煙が立ち登っているのが見えました。5,6本の噴煙が、その音が聞こえるように勢いよく登っています。遊歩道を上って展望台に着くとやがて下の方に美しい池が見えました。青い絵の具を溶かしたような色をしています。振り向くと眼下にいっぱい紅葉が広がっていました。よく見ると、赤や橙色はナナカマドでした。本州でよく見る楓はほとんどありません。北海道の紅葉の主役はナナカマドだということに今気が付きました。


 展望台にあるベンチに座って昼食にしました。時々霧が晴れて旭岳の頂上の方が見えました。そこを目指して登っていく人も沢山いました。私たちは紅葉を楽しみながら、周遊散策路をゆっくりと巡りました。途中に下山路を見つけました。ロープウエイには乗らず、歩いて下山しました。

 その後層雲峡に向かい、層雲峡温泉街のラーメン屋でラーメンを食べました。それから黒岳温泉に入り、層雲峡オートキャンプ場で宿泊しました。



〈 妻 〉


 下山道を歩いて降りる時、紅葉がとても綺麗に見えました。特にダケカンバの黄色が見事です。歩いて降りる人は少ないので、のんびり、ゆっくり紅葉を楽しむことができました。



           ー つづく ー
 
 

 

北海道移住体験105 (素晴らしいキャンプ場 旭川21世紀の森)

2011年03月10日 | キャンプ



9月17日(金)曇り時々雨


〈 夫 〉

 移住体験を10月まで延ばしたのは、北海道の秋を経験したかったからです。日本で一番早く紅葉する大雪山や、錦秋の層雲峡、黒岳などを見たかったのです。仕事をしていた時は、この時期に長期の休暇は取れません。定年退職し移住体験している現在こそその永年の夢が実現するのです。

 9月も中旬になり、北海道テレビ局で紅葉の情報が報道されるようになりました。インターネットの情報では、やや早いということでした。しかし天気予報を見るとこの3~4日は晴天が続くというので、待ちきれずに今日から旭川方面に向けて出発しました。

 朝早く車を走らせ、由仁町、栗山町、岩見沢市を通り三笠市に入りました。R116の山道を走って行くとやがて大きな湖に出ました。桂沢湖です。湖畔に下りて行くと駐車場がありました。周囲の木々はまだ色づいていませんでした。早朝なので人の姿はなく静かでした。紅葉してから又来ることにしました。

 そこから北上ししばらく走ると、三段滝という景勝地に着きました。ここは少し色づいていました。あまり高さはありませんが滝が三段になっています。一番下の滝壺がとても広く、いつか行った群馬県の吹割の滝を思い出させました。ベンチがあったので滝を見ながら遅い朝食にしました。ドライバーが時々車を停めて滝を見に来ました。


 そこから富良野市に出て中富良野ラベンダー園へ寄りました。先日ここの駐車場で車中泊した所です。ラベンダーもその他の花も咲いてなく閑散としていました。それは当然のことでしょう。キャンピングガイドで調べてみると、旭川には21世紀の森キャンプ場が道立と市立のふたつあることが分かりました。まずは道立の方へ行くことにしました。

 ここは駐車場からキャンプ場までちょっと離れています。キャンプサイトは山の斜面にあり、周囲が鬱蒼とした森に囲まれています。トイレも炊事場も清潔で使いやすい設備でした。しかし私たちはテント泊でなく車中泊しますので、ここは不向きでした。生憎小雨が降ってきたので、東屋に入り昼食をしました。帰る時森林学習展示館に寄って、森林や動物、鳥類などの展示を見ました。また、管理人さんが落ち葉を利用した栞作りを教えてくれました。簡単に作ることができました。とてもよい記念になりました。

 21世紀の森の中の一番奥に市営のキャンプ場がありました。斜面に段状に造られたサイトと川を見下ろすサイトがあります。斜面の上のほうにバンガローもあります。トイレも炊事場も綺麗です。周囲が森に囲まれロケーションもいいです。その上、バンガローは有料ですがテントサイトは無料なのです。

 私たちはすっかり気に入って手続きを済ましました。管理人さんはとても親切でした。すぐ近くにある無料温泉「森の湯」の場所を教えてくれました。テントサイトに車を駐車してもいいというので、川が見下ろせるサイトに行きました。テーブルと椅子を出して早速コーヒーを飲むことにしました。

 この日は平日ということもあって、サイトのキャンパーは4組、バンガローのキャンパーは1組で空いていました。夕方温泉に入り、それからゆったりと夕食にしました。北海道には、岩尾内湖、朱鞠内湖、支笏湖、大沼、屈斜路湖など素晴らしいキャンプ場が多いですが、ここもそれらに匹敵するよいキャンプ場です。明日はいよいよ大雪山へ行きます。


〈 妻 〉


 このキャンプ場は旭川市の市街地から30分ぐらいで来られます。「森の湯」は、石けんなどは使えませんがよくあたたまるいい温泉でした。


            ー つづく ー