日本語教師ブラジル奮闘記

ブラジル生活裏話

娘からの初めてのメール

2011年07月15日 23時29分11秒 | ブラジル事情

 

 oi  pai  eu  fis  ece  e-mail   sabe  qual  e  o  meu  imeio e  assim  akane. clara   e  tou   no  bale  e  amei  o  bale  e  levei  para o  colegio maca  para  o lanche

 e fis amigas demais e tenho  uma  foca  e  vou  levar  caisinha    para  usar  e  rero ir  no  meque  com pai  eu te  amo papai..

 ポルトガル語を勉強している方は、上の文章が理解できるだろうか。

 7歳で2年生の娘から初めてもらったメールである。昨晩、仕事を終えてアパートに帰り、メールを開いたら、このメールが来ていた。

 以前のブログの記事でも書いたが、娘は小学1年生を終えた段階で、アルファベットが読めも書けもしなかった。

 僕はそれを娘が1年生を終えた段階で気づき、母親に個人の先生を雇って何としてでも娘に識字教育をするように頼んだ。母親はそれに従って娘に個人の先生をつけ、ここ2ヶ月でようやく少しずつ字が読んだり書いたりできるようになってきている。

 娘も少しずつ自信がついてきたようで、僕と一緒に車に乗っていると、通りにある看板を読んでは、僕に勉強しているぞ光線をぶつけて来ていた。

 まあ、その姿勢は大歓迎だし、いい傾向だと思う。

 母親が僕にメールを書くようにアドバイスしたのかは定かではないが、そういった流れで、娘が今回メールを書いてきたという訳なのだ。

 理由はともあれ、いいことだと思う。

 ただし、ポルトガル語を理解できる方はお分かりのように、綴りが間違いだらけである。実際の発音に従って文字を綴ってしまっているという間違いである。

 でも、それが故に、本当に娘が書いたものだということなのが分かる。

 僕はこれを読みながら、号泣した。あふれる涙が止まらなかった。一生懸命に自分の思いを伝えようとした熱い気持ち、その学習の姿勢に感動したのである。

 娘は頭は良くないが、性格がとても明るく、僕にはもったいない位のいい娘である。

 親として過剰な期待をかけるつもりはないが、娘には少しずつでも勉強を頑張って、素晴らしい人生を切り拓いていってほしいなと思う。もちろん、僕自身もバックアップしていくわけだが。

 最後に、冒頭の翻訳文を添付するので、参考にしていただきたい。

 やあ、お父さん。私はこのメールを作りました。これで私のメールも知ってるね。茜・クララ。今バレー教室にいます。バレーが大好きになりました。りんごを学校に持って行きました。

 友達をたくさん作りました。ナイフをもっています。使うのに小さい箱を持っていきます。お父さんと一緒にマクドナルドへ行きたいです。お父さんを愛しています。

 25歳くらいを過ぎてから、本当に涙もろくなってしまった。何でも泣いてしまう。もう歳なのかな。

 

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
うるうるしちゃいました。 (Pattiinha(以前のあひるです))
2011-07-16 21:39:07
娘さんからの初めてのメール、嬉しかったでしょうね~記事を読んでて、私もうるうるしてしまいました。
楽しく学ぶって、できそうでなかなか難しいことだと思います。娘さんは楽しく学んでいて、今はそうしてパパにメールが送れる喜びも覚えたんでしょうね。
私も子供にいろいろと求めてしまうけど、この子の良さもちゃんと見つめて、いい人生が送れるようバランス良くお手伝いしていけたらいいなと思ってます。
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ご返答 (たけちん)
2011-07-17 03:21:40
コメントありがとうございます。
子供は親に認めてもらうのが一番嬉しいのだと思います。
褒める教育のほうが伸びるんじゃないかなと思います。
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