映画ポケモン、キミにきめた!感想語ります><
ネタバレ全開なので映画見てない方、
ネタバレはNG!って方は
ブラウザバックを推奨しますm(_ _)m
あれです、ぜひ劇場で見てきてほしいんです・・・!!
文字反転してないのでそこもご注意ください><
あとめっちゃ長いです。
↓イカネタバレ↓
これだけつらつら書いても語彙力のなさのせいか全然伝えきれてない感すごいです。
今作、TV版とは全く違ったルートで旅をするIFのパラレルワールドという前提で見るとよりすんなり入ってくるんですよね。
ホウオウから落ちて来た虹色の羽を拾う時点でアニメにはない展開ですしね。
賛否両論なのもその前提があるかないか、踏まえた上で楽しめたか否かも大きいんじゃないかなと思います。
実際パラレルなんだと思わせる要素はいっぱいあるので、また初めからパラレル前提で見たので抵抗ほぼなかったです。
無印要素はもちろん、各世代要素もしっかりあってまさに20周年!って感じで。
特に音楽がいい仕事するんですよね~。各世代の名曲が流れるから懐かしくも胸熱で><
OPのめざポケもいいアレンジですよね!こうして何回もまたリメイクしてほしいものです+*
初代版、98、01、02、20Th版と少なくとも5Verもあるんですよね~。
新曲はホウオウ降臨シーンのBGMが特に好き…中華っぽい雰囲気(鳳凰だけに)と
神々しい雰囲気が伝わってきてぞわっとくるのです…!
あとは首藤さんのコラムを事前に見ておくとより楽しめるかもしれませんね!
サトシは一からのスタートってことで無印の頃の未熟さとかが前面に出てるキャラがベースで
懐かしくもハラハラしちゃいました。特にライバルに負けた挫折時に
TV版でも言わなかった(と思われる)禁句を口走ってしまうシーン。
「ピカチュウなら勝ってたかも」「最初に選んだのがピカチュウじゃなかったらよかった」(うろ覚え)
リアル10歳だと普通に言っちゃうかもだよなぁと思ってしまうくらいリアルでした、はい。
TV版でもちょいちょいサトシの挫折や弱さを描く話はありましたけど、
ここまで深く抉るのは初めてじゃないでしょうか。
だからこそマーシャドーの見せる悪夢という試練も映える訳でして。
マーシャドーくんマスコットっぽい可愛い見た目なのにえげつなくない?
見る前と後だと180度近く印象変わったポケモンですね(苦笑)
いや、Zワザかっこよかったけども!本気で殺しにかかってくるし容赦なさすぎだよお!
諸々踏まえると普段のサトシは10歳らしくないくらい精神的に大人だよなぁと思わされます。
サン&ムーンは年相応にはしゃいでるけどここぞという時今までの経験を活かすし
精神面ではXY&Zから据え置きというか、これまでの経験あってのサトシって感じで。
(実際雑誌でその旨の事が触れられてたそうです。経験リセットされてなくて嬉しい)
しかし、やっぱりサトシはサトシだったというのが率直な感想です。
身体能力的にも、精神的にもね!このポケモン馬鹿め!好き!
ピカチュウも可愛くて可愛くて。
ホウオウを見上げるシーンのピカチュウのもっちり感がすごく…無印思い出して泣けてくる(
映画見に行く前からTVで散々「ピカチュウが一線超えた!」って言われてるの聞いて
ほほー、どう越えるんだろうといくつか予想しながら見たんですけど
確かに超えましたわ…色んな意味で。一つ目はサトシに聞こえたピカチュウの声。
これは首藤さんのコラム読んでたから予想はしてました
(ついでに映画見る前日にこれ関連のネタバレを踏んでしまいました…ぐぬぬ)
二つ目はポケモンのいない世界に飛ばされてしまったサトシに自らポケモンの世界から
飛び込んでいったピカチュウかなぁ。ポケモンの存在しない世界線にサトシを迎えにいく
ピカ様ってもう……ふたりは切っても切れない固い愛で結ばれています(直球
純粋な家族とかに向ける無償の愛ですよね。
あ、ちなみにサトシが消えてしまうシーンは最初「死」をぼかしたのだろうかと思ってたんですけど
どこかで「ポケモンのいない世界線」に隔離されてしまったという考察を見てからそっち派になりました。
まあサトシさんが体張って死スレスレになるのは割といつもの事だから…
それでも悲しむピカチュウ、実際消えてしまったショックは印象的でした><
配布プレゼントでピカチュウ、サトシの帽子被ってるじゃないですか…あれ、映画でも被るんですよね。
しかもそのシーンが涙腺にくるシーンだからまたずるいよね。
3つ目は頑なにモンスターボールに入らなかったピカチュウがボールに入るシーンがあること。
そのシーンは今作屈指の泣き所として語られてますよね、あれもまた愛ですよ。
自己犠牲とか色々含んだ上でのただ大切な存在に無事でいてほしいという愛なのです。
せめてピカチュウだけでもボールに入れば助かるからとボールに入れようとするサトシに
彼を案じて、いつも一緒にいたいからと入らないピカチュウ。
迫り来るポケモンたちの総攻撃。
そこでオニスズメのときのようにサトシはピカチュウを護るように立ちはだかり、
ピカチュウはサトシを護ろうと集中砲火の中へ飛び出して攻撃しようとする…
しかし、既に風前の灯火の体力だったピカチュウの電撃は不発で、
サトシは飛び出すピカチュウを捕まえ、ボールに入れる。
そしてピカチュウの入ったボールを守るように胸に抱きしめる…ああ、思い出すだけでもう…;;
というか文字にするとアレだけど本当見てほしい、アニポケ好きな方はぜひ見てほしいです!
ゲームのSMでもトレーナーが交通事故に遭った際パートナーのポケモンをボールに戻して庇った
(そしてそのトレーナーは帰らぬ人となった)エピソードが語られてましたけど、
もし自分が同じ立場だったらやっぱりそうするのかなって思わされます。うん、愛ですね(しつこい
散々愛連呼してなんですけど、サトシとピカチュウはCPでなくコンビとして最高だなぁと思ってます。
私サトシ+ピカチュウとかアーロン+ルカリオとかサムス+ピカチュウとかレッド+ピカチュウとか
挙げるとキリないけど大好きですから。人間とポケモンの絆はやっぱり、いいんですよ。
というか普通に「愛」って言葉が一番相応しいと思わせる絆がまずすごいよねって話です。
他にもキャタピー、ヒトカゲとサトシといえば~なポケモンも外さないのがいいですね。
キャタピーといえばバタフリー、バタフリーといえば「バイバイバタフリー」です!
キミきめの世界線でもサトシのバタフリーのお相手がピンクちゃんですごく嬉しかったです+*
(予告でもバタフリーとの別れらしきシーンが移ってましたが相手がピンクか判別しづらかった)
バタフリーどうしてあんなに可愛いんだろうね。虫は正直とても嫌いだけど
ポケモンのむしタイプは愛嬌があるというか、虫特有の気持ち悪さが上手いこと薄められて
なおかつマスコットとしての可愛さとある程度の虫らしさを両立してるからすごい。
結構好きな子多かったりします(バタフリー、クルミル、ハハコモリ、アゲハントなどなど)
ヒトカゲの成長も胸熱でしたね~。反抗期は流石に尺の都合か入ってませんでしたね。
あの世界線のサトシはちゃんとジムバトルを重ねて実力をつけてたからなのでしょうか。
TV版のカントー編はちゃんとバトルでバッジゲットしたジム少ないんですよね…
特にリザードンのちきゅうなげはもう代名詞だから感動しました…!
戦闘シーンとにかく迫力あってすごかったです!(語彙力のなさよ)
あと何気にホウオウつながりで三犬も総出演でしたね!
エンテイさんの父性は結晶塔の帝王思い出して懐かしくなりましたbb
曲もいい仕事してましたね~。
地味にといいますか、個人的にピカチュウ以上に衝撃だったのがソウジとレントラーの回想シーン。
レントラーは幼い頃のソウジの親代わり的存在で(ソウジの両親は仕事で家を空けていることが多かった)
ソウジが雪山で遭難していたところを助けにきて暖めてくれるんです。
でも、翌朝助かったのはソウジだけで、彼を庇ったレントラーはそのまま凍死してしまうんですね…
その時の救助隊に見向きもされなかったレントラーの遺体とソウジの悲痛な叫びが辛い。
絵はすごく綺麗なのに、レントラーの表情も安らかだったのにすごく生々しくて重く感じました。
ポケモンの遺体がハッキリ描写されたのってこれが初めてなので少なからずショックでした。もちろん悪い意味でなく。
命を落としたポケモンで有名なラティオスでさえもこころのしずくになるというぼかした表現だったのに…
ムーランド回も直接の死の表現は避けていたのに…(それでも弱っていく様は飼ってた兎と重なって辛かった)
この根深いトラウマになりかねない経験(実際ルカリオと出会って打ち解けるまでなってたのは容易に想像つく)が
今のソウジの人間性と研究者肌、天気に敏感、ポケモンを救うための薬学にも通じている等の
特技を形成しているのだと痛いほど説得力があっていい意味で予想を裏切られました。
(タケシや歴代男性同行者と同じく料理が得意だったり何かとハイスペックな点も)
こっちでも今まで越えなかった一線超えてきたよ…キミきめ映画、恐ろしい子!
マコトちゃんもまた、親から逃げるようにカントーに旅に出てきたという
シンオウ出身なのに何故カントーにいんの?っていう疑問をすんなり解消させてくれましたね。
母親がシロナさんに似てるのはシンオウでも有名な凄腕トレーナーっていうのをなぞってるから?
そして旅を通して、親に向き合ってみようとシンオウに戻る道を選ぶのもまた成長を感じられていい。
ポッチャマは安定のポッチャマでした(笑)ピカチュウと仲良く戯れてるのは和みますね~。
エピソード含め、二人が雪国のシンオウ地方出身である設定がストーリーにも生かされてて
好感の持てるポイントのひとつです。
限られた尺の中だし仕方ないんですけど、もっと二人のエピソードも見たかったですね~。
今作でのライバルポジのクロスは虹の勇者として認められず歪んでいって
あんなに荒んでしまったって事でいいのかな?
強さにストイックなシンジの要素、ポケモンを平気で切り捨て、死んでも何とも思わないと言ってしまう
いわゆる屑要素は恐らくアニメ版のヒトカゲの元トレーナーのダイスケ要素、両方持ってるんですよね。
ヒトカゲへの仕打ちは流石にこの外道!と思っちゃいますよねぇ…
かといって、ポケモンへの情が全くない訳でもなく。終盤影に操られてしまったルガルガンを
傷つきながらも正気に戻したのは二人に相応の信頼関係があるからでしょうし。
一連シーンのリザードンの反応と行動含め、悪人と一言で切り捨てるには難しいキャラだなぁと思います。
虹の勇者に選ばれず、その事で歪んでしまうというサトシのIFの姿とも取れますからねぇ。
いや、間違いなく許されないレベルでやらかしてるんだけどね?
でも反省してその後更生してくれるといいんでないかな。
確実に言えることはリザードンはぐう聖ですね(真顔
最後に、すごく語りたいのがEDもまさに20年分のそれで…最高ですよね。
「タケシとカスミどこ?」っていう映画未視聴の方の声を聞くと教えたくてたまらないけど
すごいネタバレ部分だから言えないいいい!っていうジレンマに駆られますw
直接話には絡まないから言っていいのかすごい迷うんですけどね(苦笑
そういう人には「まあまず映画を見てくれ、話はそれからだ」としか結局言えないのです…
前置きが長くなっちゃいましたがEDはですね、
タケシ、カスミ、歴代の旅の仲間たちが全員出てきてくれたのが本当に嬉しくて!!
ケンジ覚えてる人どれくらいいるんだろう…??オレンジ諸島は好きな話多かった記憶があります。
今回の映画の旅仲間がタケシたちじゃないって分かった時やっぱり落胆する気持ちもあったんですけど
個人的にこのED映像だけでそのマイナス感情を全部帳消ししてプラスに振り切るレベルでした!
同時に今作はほぼIFのオリジナルストーリーであって、TV版とは全く異なる道を進んで、別れているので
旅仲間が新しいオリジナルキャラになったのは正解だったとしみじみ思ったわけです。
それと、これは個人的な解釈なので公式がどうとかって訳じゃないんですが…
サトシはキミきめの世界線でも、あの映画のストーリー後にタケシやカスミ、
歴代の旅仲間たちと出会い、共に旅をするのではないかとEDを見て思ったのです
(こう思えたのも今作がすごく好きになった理由です。)
振り返る旅仲間のほとんどがきょとんとした顔でこちらを見てるのは
サトシとの初対面時の反応、と考えると面白くないですか?
セレナが笑顔だったのは旅に出る前に既にサトシと知り合ってる人物だから、という解釈もできますし。
(アイリスの笑顔はピカチュウへの初見時の反応なのかなと思ってます)
それと、タマムシジムで勝利した際「ここが3つ目のバッジ」とサトシが言っているんですが、
TV版だとタマムシは5つ目に挑戦するジムなんです。(ニビ→ハナダ→クチバ→ヤマブキ→タマムシの順)
つまり、キミきめの世界線だとサトシはトキワシティからニビシティには行かず、
ディグダの穴を通ってクチバシティにそのまま向かった可能性があるんですね~。
(クチバ→ヤマブキ→タマムシの順かなぁと思ってます)
だからこそタケシやカスミと出会う事なくホウオウに会いに行く旅をする事になる、といった具合に。
(カスミと出会わなかったのはサトシがTV版以上に寝坊しすぎてサトシが川に入る頃には
釣りを終えて帰ってしまった世界線、という考察好きです)
で、そういう解釈がし放題なのも想像の余地を残してくれた映画のつくりのおかげでもあります><
考察してくれてる方たちのページを見て回ってすごい楽しかったです+*
何より歌が最高。もう一度言います、オラシオンのテーマ最高。
林さんの歌声の優しさ、歴代でも屈指の名曲と名高いオラシオンが10年越しに復活と
もう色々刺さるんですよ、ええ。
当時は映画館でポケモン見てたから改めてみててよかったなぁと思いました。
歌詞もサトシとピカチュウにぴったりなのはもちろん、
誰か大事な存在に置き換えてみても不思議なくらいぴったりなんですよね。
ラスサビ辺りで無条件に泣けてくるんですからまたずるいですよ(語彙力消失
まさに20周年にぴったりな名曲ですよ、サントラかDLで落としてぜひフルで聴いて奥さん!(
で、EDも終わって、最後に来年もポケモン映画やるよ!って告知もあって心底ホッとしました(笑
もしかして今年で映画は最後とかもあるんでは…?と集大成ぶりに内心不安に思ってたので><
平日の、朝一番の上映時間に行ったのでそれなりに快適に見れました…!
号泣してもいいようにメイクも普段より薄めにしたりして対策してたんですけど、
なぜか最後まで涙を堪えきった自分を今でも不思議に思っています(真顔)
泣き所個人的には5箇所どころじゃなかったのにね?
周りの人たちがすすり泣いてるのが聞こえる中でよく堪えられたな!?とw
バタフリーのシーンは音楽も合わさって無条件で涙腺緩むからずるい!って思ってました(^▽^;)
(やめてぇぇぇそのシーンでその音楽は泣くからああああ)って心の中で叫んでましたw
涙腺が決壊したのは見終えて帰ってからでしたね…
思い出したり買ったパンフレット見返したりサントラ聴いてると泣けてきたのです。
あとあれですね、サトシとピカチュウが抱き合って頬を寄せ合うシーンはいつ見てもグッとくるというか、
絆とか友情以上に『愛』レベルに昇華されててやっぱり涙腺にくるよね…
こういうスキンシップ弱いんですって~(思い出しながら泣いてる)
何にせよ、リアルタイムで無印見たり映画見に行ったりしてた頃はここまでポケモンが息の長い
大きなコンテンツであり続けるなんて思ってなかったから(そういう概念や発想も幼すぎてなかった)
20年か~長いなぁ、でもこれからだよなぁ~とどちらの意味でも感慨深くなります…
いい年してポケモン?みたいに言ってくる人も周りにいない訳じゃないんですけど、
(悲しいですが熱く語り合える人は希少価値、基本私一人の趣味になってる感じです(´・_・`))
ドラえもんとかみたいに幅広い年代に末永く愛されるコンテンツになってほしい、
いや、恐らくもうなりつつあるからそうあり続けてほしいなって思います。
要するにあれですよ、ポケモン好きでよかった!ってことです(^^)