あぁ…憧れの家

海外にはうっとりするような家があります。憧れの家について書いています。

どうしても真似できない?本場イギリスの間取り

2013年10月28日 | 家づくり
カントリー調の住宅を建てたい!というのが長年の夢だったので、新築を建てる際には子供のころから憧れていたイギリスの田舎のコテージのような住宅にしたいと意気込んでいました。
いよいよ土地も決まり、設計を依頼した学生時代の友人で建築家のAさんにこのことを話すと「うーん。」というなんだか浮かない声。
どうもあまり乗り気ではない様子。

そもそも日本とイギリスでは建材が違う
イギリスの田舎にあるコテージ風で、とお願いしたもののあまり良い返事をもらえなかったので理由を尋ねてみるとそもそも構造からして日本ではイギリス風の住宅を作るのは無理だと言います。
「イギリスの田舎にあるような住宅」というのが漠然としていますが、ピーターラビットに出てくるような湖水地方の家はそもそも石造りです。
現状、建材の供給量やコスト面から見ても、そっくりそのまま同じ様な構造の家は作れないというのです。

間取りで工夫すればイギリス風に近づけるかも?!
イギリスの住宅の間取りは大きな部屋(※LDKのような多機能のものも含む)が少ないのが特徴で、比較的狭い空間を小分けにして配置するようになっています。
ほかの欧米諸国の住宅に比べると天井が低く間取りが細かいのでこうした面で日本の住宅と似ているという方もいますが、実際に同じような間取りを再現した場合、やはりインテリアでイギリス風になるようにカバーしなければいけない部分が多いようです。

イギリスの田舎のコテージを再現する手っ取り早い方法
完璧なイギリス風の住宅を作りたい場合、コストをまったく気にしない!というタイプの方であれば①輸入の木造サッシなどを使う事②本場イギリス製の壁紙・照明などのパーツをこだわるという2つをお勧めします。
日本で入手できるイギリス風の建材にはやはり限界があるので本格的な物を手に入れて施工するのが一番です。
特に壁紙は空間全体を大きく左右します。
よりイギリス風にするためには腰板などをはるのもオススメです。