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聖書 マタイ6章 25~34節

2019-08-23 08:09:47 | 聖書
 ラゲ訳新約聖書より
 ベルギー人 エミール・ラゲは1879年に来日。(宮崎カトリック教会初代主任司祭)
 日本語が堪能であった。
 カトリック教会としては初めて新約聖書を翻訳した。
 訳文は優雅で格調高い。
 (忙しい方、宗教に興味のない方は下の下手な写真だけでも見てください。)

「故に我汝等に告ぐ、生命の為に何を食い、身の為に何を着んかと思い煩う勿かれ、
生命は食物に優り、身は衣服に優るにあらずや。
 空の鳥を見よ、彼等は蒔くことなく、刈ることなく、倉に収むることなきに、汝等の
天父はこれを養い給う。汝らはこれよりも遥かに優れるに非ずや。汝等の中、誰か思い煩ひて
其の生命に一肘だも加ふる事を得る。又何とて衣服の為に思い煩ふや。野の百合の如何にして
育つかを看よ。働く事なく紡ぐ事なし。然れども我汝等に告ぐ、サロモンだも、其禜華の極みに
於いて、此の百合の一つほどにも装わざりき。今日ありて明日爐に投入れ等るゝ野の草をさえ
、神は斯く装わせ給えば、況や汝等をや。
信仰薄き者よ。然れば汝らは、何を食い何を飲み何を着んかと云ひて思ひ煩う勿れ。是皆異邦人
の求むる所にして汝等の天父は、是等の物皆汝等に要あるを知り給えばなり。 故に先神の国と
其義とを求めよ。然らば是等の物皆汝等に加えらるべし。然れば明日の為に思煩うこと勿れ、
明日は明日 自、己の為に思煩はん。其の日は其の日の労苦にて足れり。


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