生きる希望にもなれないのかな

例えば愛する人がいて、その人がいるから生きていけると思う。
でも、その人は生きていくには私が邪魔だと思う。

同じようで全く異なるこのふたりに希望はあるのかな？

親友が“死にたい”と叫ぶ。
私は無言を貫く。

何度も伝えてきたつもりだ。
本当に何度も、何かある度に、いつも、いつも。
私の生きてる意味とか、理由とか、希望とか、喜びとか。

でも彼女の苦しさにはとても応えられないようだ。
苦しみを和らげるコトも、救いとなるコトもなく
ただ死ぬ為には全てを捨てなくちゃいけないと言う。

そして私は捨てられるのだろうか？
捨ててしまわなきゃいけないもの。
捨ててしまえる程度のもの。

向き合うとはとても辛い作業だ。
同じ経験をしていたとしても、同じ人間じゃない限り分からない。

理解は完璧を作ってくれるけれど
可能という言葉とは無縁な存在なんだ。

何だか無償に無気力になってしまって
今まで通りの言葉を伝える気力も無くなってしまった

私は結局のところ、彼女を愛していないのかもしれない。