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フィリピンと台湾に工場をつくろう

日本の中小企業が海外に工場をつくった

台湾 めっき屋さん状況

2014-10-29 12:28:21 | 日記
このブログの検索フレーズを調べてみた

”台湾 メッキ” っていうフレーズで検索してたどり着く方がたくさんいたので 現在の台湾メッキ事情を書いてみます



今年の1月にクロームメッキをお願いしていたところが突然の立ち入り検査を受け そのまま廃業してしまった。

その時は 運が悪いとしか思っていませんでしたが しばらくすると知っている数件の電気亜鉛メッキの工場が摘発され いつ再開できるのかわからないってことになった。

また、ステンレスの表面処理にまで影響が出ていて 高雄のステンレスメーカーが台中や桃園まで処理に出しているって聞いています。



それまでも 台湾では表面処理に4,5日程度必要としていましたが それが10日、2週間と時間が延びるまでになっています

本来なら それまでの遅れを少しでも取り戻したい最終の加工なのに余計に遅れることになります。



もちろん台湾にも日本と同様 工場の排水には排水基準があります きちんと排水の処理設備を整え稼働させているところも多くありますが メッキより排水処理の方がコストがかかるってことで満足に処理しないで垂れ流していたってことなんでしょう


メッキには膨大な水を使いますが 使用する水質も日本と全く違いますし 慢性的な水不足の台湾で質の良い水を手に入れる労力とコストは決して安いものではありません。



熱処理ですが こちらも予想以上に水をたくさん使います メッキ業と比べると排水量は少ないのですが洗浄液や冷却時の汚水は処理をして排水しなければなりません

また、メッキ屋が引き取れないから焼かないってこともよく聞きます。



どちらにしても 台湾ではメッキ技術、熱処理技術に関して見劣りすることはありませんが 排水処理はメッキや焼き入れの技術とは違うって考え方のような気がします



台湾の表面処理や熱処理環境は今後もすぐに改善されることはないと思います 少なくても数年、もしかするともう改善されないかも知れませんねぇ。







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