12月も残すところ10日、クリスマスがきてすぐに大晦日、そしてお正月。1年振り返って充実していましたが、その分時間が経つのがとても早く感じた年でもありました。
今年ラストの旅行は、20日(土)から1泊で10月にも訪れた「そうだ 京都、いこう。」のキャッチフレーズで再び京都へ!
700系東海道新幹線「ひかり363号」岡山行は、東京駅から京都駅まで約2時間30分、週末なので車内は観光客でほぼ満席。東京08:03→品川→新横浜→静岡→浜松→名古屋→京都10:48に停車します。
京都に到着しましたら、「清水寺」へ移動し五条坂の途中にあるゆどうふ会席で有名な「清水寺順正」で昼食。ゆどうふ、胡麻どうふ、野菜天ぷらといった内容で、松風邸跡は国の登録有形文化財にもなっています。
「清水寺」までは、歩いてすぐ。778年(宝亀9年)、坂上田村麻呂の助力を得て、延鎮によって開かれ、歴史は古く、枕草子などにも登場するお寺。本堂は、国宝になっていて「清水の舞台」でも有名です。石段下にある、三本の筧から流れ落ちている「音羽の滝」は、健康・長寿・勉学・縁結びにご利益があるといわれています。飲むのは、どれか一つだけにしなくてはいけません。
続いて、同じ地区にある「高台寺」へ行ってきました。1606年(慶長11年)、豊臣秀吉の菩提を弔うため正室のねねが建立したお寺です。開山堂、霊屋、茶室の傘亭と時雨亭、表門、観月台は、創建当時のもので重要文化財になっています。また、小堀遠州作美しい庭園も見応えあります。
1日目のお寺の見学はこれで終了。旅館のある湯の花温泉までは、「嵯峨野観光鉄道」のトロッコ列車で行きました。
区間は、トロッコ嵯峨駅からトロッコ亀岡駅の7.3kmの旧山陰本線の区間を約25分で結んでいますが、嵯峨野の竹林を歩いたため、次のトロッコ嵐山駅から終点トロッコ亀岡駅まで乗車することにしました。5両編成のトロッコは、全車指定席で5号車のみ窓がない車両で、車内案内を聴きながら保津川に沿って渓谷を走っていきます。
トロッコ亀岡駅から湯の花温泉までは、20分もあれば到着。本日の旅館は、3年前にも一度宿泊したことのある「松園荘保津川亭」。
玄関を入ると2階部分まで吹き抜けになっていて、階段上になって両サイドにラウンジと売店があるちょっと変わった造りをしています。階段の横には花が飾ってあったりとおしゃれな感じがする旅館です。
5階建ての館内は横に長く、客室は和室タイプが基本でほとんどが次の間付ととても広い。また、洋室はすべてダブルの部屋にリニュアールされています。露天風呂付客室やバリアフリータイプなど様々な用途に対応できます。
夕食は、京会席で一品一品丁寧に仕上がっていて、並んでいる華やかな料理は、見ても味わっても楽しめ品数も多く次々に出されます。最後のご飯はかにの釜飯になっていました。朝食は広間で京都名物ゆどうふ定食。
お風呂は1階の奥にあります。脱衣場から階段を降りて行く関係で深夜などは危ないので入浴時間も深夜0時から6時までの時間帯は入ることができません。男女ともに大浴場と露天風呂が2ヶ所あります。
2日目はいつもより遅めに旅館を出発し、20分くらい走った場所にある「保津川下り」してきました。「保津川下り」は、丹波亀岡から京都の名勝嵐山まで約16kmの渓流を約2時間で下るスリル満点の舟下りです。
その日の川の水量で変わり最短で1時間で行くこともあるそうです。3人の船頭さんが交代をしながらおもしろく話を聞かせてくれます。冬の時期は暖房船でストーブを載せている関係で一度に乗船できる最大定員も少なくなります。
嵐山に到着すると、シンボルで有名な渡月橋が見えてきます。お昼を取りながらショッピングと周辺を散策。たくさんお店が軒をつられて特に外国からの観光客もたくさんいました。この時期の渡月橋は夜になるとライトアップされます。
午後は再び京都市内へ戻り、「金閣寺」そして「元離宮二条城」を見学しました。21日(日)は、全国高校学校駅伝競争大会がちょうど開催されていて市内は警備ためお巡りさんなどがいました。
「金閣寺」は、今年10月にも行った場所。足利3代将軍義満が建てた別荘ですが、義満の死後に禅寺へと改められました。正式名は義満の法号にちなみ「鹿苑寺」といいます。1955年(昭和30年)復元の楼閣は初層が寝殿造、2層は武家造、3層は禅宗仏堂造になっています。周囲には池泉回遊式庭園が広がり、鏡湖池に金閣が映る光景はとても美しいです。
太平奉還が行われた場所でも知られている「元離宮二条城」は、関ケ原の戦いで勝利した徳川家康が、上洛の際の宿泊所として1603年(慶長8年)に築城。後に3代将軍家光が大改修し、現在のような規模となりました。堀を巡らし石垣に囲まれた広大な城内は、二の丸御殿、本丸御殿、二の丸庭園などからなり、豪壮な外観に反して内部はきらびやかさに満ちています。通ると音が鳴る鶯張りの廊下も有名。
「清水寺」から始まり1泊2日の京都の旅も予定通りでこれで全部終了。東海道新幹線の乗るために京都駅へ再び戻りました。
行き同様、帰りも満席。東海道新幹線300系「ひかり424号」は、京都を16:29出発すると途中、米原→岐阜羽島→名古屋→小田原→新横浜→品川に停車し、終点東京には定刻通りの19:10着。
京都は、桜、新緑、紅葉、雪景色と四季通して楽しむことができる人気の観光スポット。一度にすべて見ることができませんので、何度も行ってその歴史を学んでいきたいものです。この時期は、冬の京都は、寒いイメージがありますが暖かく満喫できた2日間とりました。
HP:順正
HP:清水寺
HP:高台寺
HP:松園荘保津川亭
HP:保津川下り
HP:金閣寺
HP:元離宮二条城