世界日報(韓国語)<国防省, 映画 ‘韓半島‘ 支援射撃>
http://www.segye.com/Service5/ShellView.asp?TreeID=1300&PCode=0007&DataID=200601201535000127
国防省が韓日武力衝突という仮想のシナリオを扱った映画「韓半島」(カン・ウソク監督)撮影に大々的な支援射撃に出る。
韓日外交紛争など論争のたねになりかねない商業映画に、国防省が支援するのは今回が初めてだ。また軍艦、戦闘機など各種武器類が「東海(訳注:日本海)海戦」場面に大挙投入されるもようで具体的なサポートレベルにも関心が集まっている。
国防省のある関係者は 18日「外交部など関係省庁と協議を経た結果、映画産業サポート次元で映画撮影に積極協力する事にした」とし「詳しいサポート規模は実務次元で論議中の状況」と明らかにした。
撮影支援は韓日両軍が東海でぶつかりあうスペクタクル場面を中心に行われる。イージス艦をひきいる大規模自衛隊が東海を渡って来る場面は、コンピューターグラフィック(CG)で製作されるが、自衛隊侵略に対応して出撃するわが軍の姿は国防省の助けでリアルに再現されるように見える。
国防省などによれば、撮影支援決定が最終的に決まるまで紆余曲折が多かったことが分かった。「韓日武力衝突」という映画素材が、日本側の神経に触れて外交紛争に飛び火する可能性があるという点のためだ。
特に国防省支援指針には「周辺国との外交的摩擦を起こす素地がある作品には支援しない」と規定されており、原則どおりにしようとするならば、映画撮影支援は不可能だった。しかし国防省、外交通商部など関連部処は映画がフィクションであるだけに、この部分が外交的に影響しないとの期待感を持っていきなり支援を決めた。
「韓半島」は、「公共の敵」「シルミド -SILMIDO-」などカン・ウソク監督が演出する製作コスト100億ウォン規模の大作映画で、来る六月封切られる予定だ。