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日々の幸せなこと

愛情③

2016-10-11 16:53:45 | 日記
では、本来の書きたいことであったところへ戻って(笑)マンガのお話を(o^^o)

冒頭に書いた、
人は分かれると思うんです。
守りたいと思う人と守られたいと思う人。
愛したいと思う人と愛されたいと思う人。
について。


今わたしの愛読書、みつきかこさん著『ラブ ファントム』より。

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主人公百々ちゃんの住んでいたアパートが取り壊しになり急遽転居先を探すことに。
勤務終了後の空は雨模様、傘忘れの百々ちゃんは駅まで走ることにします。
モチロン雨でびしょ濡れに…(>_<)

傘忘れの百々ちゃんが雨の中飛び出していく姿を目撃したその恋人長谷さん。
駅で百々ちゃんを捕まえると自宅へ連れ帰ります。

同棲することを提案した長谷さん。戸惑う百々ちゃんに話します。
「長いこと探していたものを見つけたんだ
何にかえても 守りたいと思える存在を」
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私、実はこの場面初めは??だったんです。
なぜ守りたい人を探していたのかな、と。
そもそもこの疑問が湧いたのは、多分私が守られたい人だからだ!と気づいたのは少し経ってからでした。
そして長谷さんは守りたい人、なんですよね、きっと。
守られたい人、守りたい人。
どちらを望んでも、大切な人を得てその人とどのような関係性でいることが自分にとって幸せを感じられるか、明日の勇気が湧くかの違いだと思います。

因みに私は多分守られていると感じることで幸せを感じ勇気が湧くタイプ。守られることで守りたいと思うように思います。
だから守りたい存在を必要とするタイプの人のことがわからなかったのですね…(>_<)

長谷さんの生い立ちや幼少期のことは、この時と時々挟まれる番外編的なエピソードの中で語られます。
それはなかなかに辛く、時には荒れ模様で。そんな日々を乗り越えて更生?し、『何に変えても 守りたいと思える存在』を『長いこと探して』いた長谷さんのこれまでを思う時、なんだか心がギュっとしてしまうんですよね…。

幼少期のエピソードを読めば、愛情②でお話したように『怒りの泉』が長谷さんに形成されても不思議はないはず。でも彼は『愛の泉』の持ち主だったのだと思います。お母さんが彼を心から愛し育てたことが推察されますよね。
そしてお母さんの死後、紆余曲折がありながらもここまで生き抜いてきた長谷さんの力。

ハイスペ過ぎるが故、憧れや尊敬の念が集まり『出来て当たり前』の雰囲気。
忙しくするのは『そうしないと生きてこれなかったから』

そういった描写はありませんが、展望台での独り休憩はそんな日々を送っていた長谷さんが、そっと心を休められる避難場所みたいなものだったのかなと感じたりもします。


このお話の主人公は百々ちゃんで、百々ちゃん中心に読んでもモチロン楽しめるのですが、ふと長谷さんに視点を移すとまた違った見方が出来るように思います(o^^o)
それで繰り返し読んでしまうのですよね(笑)

長谷さん視点で読むと、百々ちゃんを弄って満足気な顔を見せる様子も、当初の冷血漢な仮面をつけ意地悪を隠さない姿から、ドンドン百々ちゃんにハマり込んでいって本心を露わにしてしまう過程も、「よ、良かったね( ;∀;)今までの苦労が報われたんだね!もっと幸せになって〜」という気持ちに…(笑)

このお話「百々ちゃんが溺愛される」が本筋なのですが、イヤイヤ「溺愛することで自分も溺れていく長谷さん」(ミイラ取りがミイラの如く)も充分見所ではないかと…o(^_^)o🎶🎶



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