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日々の幸せなこと

愛情①

2016-10-11 00:18:53 | 日記
前回、

人は分かれると思うんです。
守りたいと思う人と守られたいと思う人。
愛したいと思う人と愛されたいと思う人。

と書いたのですが、今日はそのお話を。

学生時代、福祉関係の講義を受けていた時に先生がおっしゃった忘れられない言葉があります。

これが全てではなく、あくまでも私が受け取れた言葉ですが、
『(福祉施設で暮らす子どもたちに)今回の実習では特別なことは必要ありません。あなた方のお母さんがしてくれて嬉しかったことをそのまま子どもたちにしてください。
かわいそうだからと同情的な気持ちや自分が恵まれないから、同じく恵まれないであろう子どもたちと考えて優しくしてあげたいと思う人はこの仕事は向いていないし止めてください』

とても衝撃的でした。
当時の私の痛い所をダイレクトに刺す言葉でした。
テクニックではない、生半可な愛情やましてや同情では到底出来ない職業だと知りました。

当時の私は無性に淋しくて心が冷え切っていました。
その淋しさから大変失礼ながら、同病相憐れむが如く、勝手に『かわいそう』な子ども像を作って、無意識のうちに自分の淋しさを補完するような考えがあったのだと思います。だからこの言葉が衝撃的に響いたのだと思うのです。


当時の私は薄っぺらで小さくて、愛情はいつでも枯渇状態。
自分を暖めることも出来ませんでした。

対して、人生のドン底にいる私を選んでくれた夫は、最大限の愛情と優しさ(と時にいい加減さを混合しながら(笑))を私に与えてくれました。
でも、その愛情や優しさが底をついてしまった時この人は去ってしまうのではないか、私はいつも
その時が来てしまうことに怯えていました。


今、幸いなことに夫は私の一番近くにいてくれます。
長い時間の中で私も変わりました。
夫と喧嘩も沢山しました。
涙で眠れない夜を幾夜も過ごしました。

でも、変わる勇気を持てたのは尽きない愛情と優しさを与えてくれた夫あってのことだと思います。


愛情と優しさをどうして他人に与えることが出来る人がいるのか。
私はなぜそれが出来ずにいつも淋しいのか。
夫という人と出会い、一緒に過ごす中でその疑問の答えを探すようになりました。

その長い捜索の中で私疑問に答えてくれた本があります。
岩月謙司さん著『無神経な人に傷つけられない88の方法』です。

長くなり過ぎたので一旦ここで中断します(^ ^)

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