モンゴルの首都、ウランバートルの中心から北東へ15kmのところに、モンゴルで過酷な労働を強いられ命尽きた835人の日本人抑留兵の墓地、ダンバダルジャー墓地があります。正確には遺骨集集団によって遺骨は日本へ戻り、現在は小さな博物館や慰霊塔が建てられ慰霊の苑になっていますが、土地の人は日本人墓地と呼んでいます。先日、そこへお参りに行って来ました。4,5日前のニュースで東京の千鳥が淵墓苑内に、シベリアとモンゴルで亡くなった抑留兵の慰霊碑が建立された、と聞きました。兵士のほとんどは極寒の地で疲労と飢え、寒さで亡くなりました。シベリアの抑留兵のことはよく知られていますが、モンゴルでも約1600人の抑留兵が亡くなり、モンゴル国内にはこのような墓地が16ヶ所あります。慰霊碑の前に立つと、帰還の望みをたよりに過酷な労働に耐え、望みが叶うことなく異国の地に果てた兵士達の無念さが胸の奥深く迫ってきます。自然と頭が下がり、涙がこぼれます。世界には今なお紛争や紛争の火種があります。世界平和、恒久平和を願わずにはいられません。
モンゴルに滞在している日本人、モンゴルに来る日本人にぜひ訪ねてもらいたいところです。と言うのも、ウランバートルの中心にある政府庁舎・スフバートル広場周辺の道路、オペラ劇場、文化宮殿、国立図書館などは強制労働をさせられた日本兵が建設したもので、頑丈に立派に造られた建築物は、現在も市民達に利用されています。

ダンバダルジャーの丘にある日本兵墓地からウランバートル市を望む

右側が博物館で上方に慰霊塔が見える

博物館の内部、皇太子殿下や元首相などが捧げた花輪、16ヶ所の墓地の土、遺書、写真、兵士の名を記したプレート(右下)などが収められている

慰霊碑、日本人死亡者と書かれているが、亡くなったほとんどが兵士である

この柱の面にそれぞれ「諸子よ祖国日本は 見事に復興しました モンゴルに安らかに眠ってください」と書かれている

日本人墓地の最上部にある慰霊塔。天井に大きく空いた丸い部分から陽が差し込み、11時45分ごろ壁面に正円を描く。文字通り日の丸になる。
モンゴルに滞在している日本人、モンゴルに来る日本人にぜひ訪ねてもらいたいところです。と言うのも、ウランバートルの中心にある政府庁舎・スフバートル広場周辺の道路、オペラ劇場、文化宮殿、国立図書館などは強制労働をさせられた日本兵が建設したもので、頑丈に立派に造られた建築物は、現在も市民達に利用されています。

ダンバダルジャーの丘にある日本兵墓地からウランバートル市を望む

右側が博物館で上方に慰霊塔が見える

博物館の内部、皇太子殿下や元首相などが捧げた花輪、16ヶ所の墓地の土、遺書、写真、兵士の名を記したプレート(右下)などが収められている

慰霊碑、日本人死亡者と書かれているが、亡くなったほとんどが兵士である

この柱の面にそれぞれ「諸子よ祖国日本は 見事に復興しました モンゴルに安らかに眠ってください」と書かれている

日本人墓地の最上部にある慰霊塔。天井に大きく空いた丸い部分から陽が差し込み、11時45分ごろ壁面に正円を描く。文字通り日の丸になる。
今回はまじめなコメントでしたー(^^)v
モンゴルの地で亡くなった兵士の皆様に合掌